
道路の舗装などに使われるアスファルト。この耐用年数はいったいどれくらいなのでしょうか。土地を持っていて、その土地を有効活用するために駐車場の運営などをしている方も多いですが、その場合、アスファルトの耐用年数を知っておくことは非常に重要になってきます。
ここでは、一見曖昧なアスファルト舗装の耐用年数とその詳細について見ていきたいと思います。

アスファルト舗装の破壊の定義は?
アスファルトの耐用年数、つまり寿命を考える上では、アスファルト舗装が破壊された状態の定義をまずは考えなくてはなりません。
一般的にアスファルト舗装が破壊されたというのは、アスファルトにひび割れが入った状態のことをいいます。アスファルト舗装の工事をする場合には、耐用年数である10年を目安に設計・施工をすることになります。地盤や土地の条件、大型などの交通量などによっても寿命は大きく変わってきてしまいますが、基礎工事などがしっかりと行われている場合には10年は持つと考えていいでしょう。
駐車場などは土地ではなく構築物に分類される
冒頭でも書いたような、現在持っている土地に駐車場を作った場合、その駐車場部分は土地ではなく「構築物」として認識をします。構築物と似ている言葉に「建物」があります。一般的に、構築物は塀や門扉など屋外に存在するものを指し、建物は家屋、小屋などを指します。
構築物にもさまざまなものが存在しますが、その中でも地面の舗装に使われるものによって耐用年数が異なることに注意が必要です。
材料としてはコンクリート敷、アスファルト敷、ビューマルス敷が代表的なものですが、この3つの耐用年数はそれぞれ15年、10年、3年となっています。アスファルトと耐用年数が同じものには木レンガ敷などがあります。また、仮に土地と駐車場を同時に取得したような場合には、その土地と駐車場の取得価額は別々に計上する必要があることも知っておきましょう。
ちなみに、ビューマルス敷というのは、土地の基礎部分に対してなんの基礎工事もせず、砕石やアスファルト乳剤類などを材料として地面に直接舗装したもののことを指します。アスファルトやコンクリートなど、その他舗装に使われるものとの区別をしっかりとしておきましょう。
アスファルトの寿命は必ずしも10年ではない
アスファルト舗装の設計段階では、本来耐用年数がちょうど10年になるような特殊な計算式を用いて材料や基礎工事、層の厚さなどが決定されます。前述した『アスファルト舗装の破壊の定義は?』でも見た破壊の定義をもとに考えてみれば、10年間アスファルトにひび割れが発生することがないような設計・施工がなされているということになります。その計算要素の中には、路面を交通する車両等の重量、頻度、または路床とよばれるアスファルトを敷く土地の基礎部分を数値化したものが使われます。
アスファルトなどの舗装は、その特性上ひび割れが発生したとしても、すぐさま大事故につながるような危険がないため、寿命は曖昧な場合が多いのです。たとえば、10年を基準に施工されていたとしても、実際には通行量や気象条件により10年以内で舗装が破壊されてしまう場合も多くあります。この場合、補修作業を行うことにより寿命は長くなりますし、耐用年数もそれに応じて長くなることが期待できます。
まとめ
ここまで見てきたように、アスファルトというものは非常に特殊な構築物で、曖昧な部分が多いものです。舗装や補修工事をする際には、専門の知識を持った人の意見を参考にすることが大切です。
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