エアコン配管用のパテとは？エアコンの配管にパテを付ける方法も

家の空調設備に欠かせないのがエアコンです。人々が快適に生活するためには必要不可欠なものとなっています。
しかし、エアコンは不具合を起こしやすく、その理由は室外機や本体だけでなく、配管部分のパテの隙間が原因となっていることもあります。気づかないうちに経年劣化していることも珍しくありません。
そこで今回は、エアコンのパテがどのような役割でどのように交換するのかを詳しく見ていきます。

エアコン配管用パテとは？

エアコン配管用パテとは、柔らかい材質でできた粘土状の物になります。粘土と同じく自由に形を変えることができるので、配管の隙間の大きさに合わせてちぎって使うことができます。

パテは乾いても完全に固まることはなく、弾力はゴムに似ています。このパテを使うことによって、配管から部屋の中に雨やごみなどがはいってくるのを防ぐことができるのです。

しっかりと固まって塞いでいるように見えているパテでも、年月が経つと劣化してきます。そうなると、台風やゲリラ豪雨といった横風や大雨のときに、知らない間に雨が侵入していることもあるのです。劣化した状態のまま放置していると、配管を傷める危険性もあるため、定期的に交換も必要となってくるのです。
　　　　　　

エアコン配管用パテの入手方法

エアコン配管用のパテは大きなホームセンターなどに行くと入手することができます。わからない場合は、店員などにエアコン配管用パテの場所を聞いてみると教えてくれるでしょう。
また、大手通販サイトでも入手することができます。不安であれば、直接聞くことができるホームセンターなどで入手するのが安心かもしれません。

色はホワイト、グレー、アイボリーなどを選ぶことができます。配管やまわりの壁などに浮かない色選びをしましょう。
また、値段も100円以下のものが多いです。あらかじめ余分に買っておいたり、複数の色を購入しても大きな出費にはなりません。
ただし、パテと一緒にビニール手袋など、施工で必要なものも一緒に揃える必要があります。

エアコン配管用パテを付ける前にやっておくこと

エアコン配管用パテを新しく付ける前には、ダクト周囲をきれいにしておく必要があります。古いパテが付いている場合はしっかりとはがしておくことが重要です。無理にはがそうとすると配管を傷つけてしまうこともあるため、慎重にはがすことがポイントです。

古いパテを取り除いた後は水拭きなどで掃除します。きれに拭いたら乾燥させます。このときにしっかりと乾燥させないと、新しく付けるパテのくっつきが悪くなってしまい、失敗してしまったり、知らない間にはがれていることもあります。
せっかく新しいパテをつけるのならば、しっかりとした下準備が重要なのです。
　　　　　　

エアコンの配管にパテを付ける方法

エアコン配管用パテの交換は簡単で、特別な工具は必要ではありません。

1.パテを開けます。
2.パテをしっかりこねていきます。
3.よくこねたら、棒状に伸ばしていきます。
4.ダクト周囲に合わせて長さを決めます。
5.エアコンの配管に巻きつけます。
6.手で成形していきます。
7.手のひらを使い押し当てるようにします。

作業時間はだいたい5分くらいで済みます。作業工程も難しいことはないため、誰でも簡単に施工することができるのではないでしょうか。

しかし、晴れていて気温が高い日には気を付けなければなりません。パテの乾きが早くなり、部分によってはムラができてしまうおそれがあります。パテは一度固くなったものは戻らず、粘着性はなくなってしまいます。そのため、作業を効率よく素早くすることも重要です。

エアコン配管のパテ埋め作業はやり直しが難しい？

エアコン配管のパテ埋めは手順がシンプルです。そのため、自分で行う方も少なくありあません。
しかし、一見簡単そうに見えても、失敗すると以前よりも外の空気が入ってしまったり、雨漏りのリスクもあります。他にも、慣れないパテを使い、悪戦苦闘しているうちに配管を傷つけてしまうおそれもあるのです。もしも配管を傷つけてしまったら、ガス漏れなどの故障に繋がり、取り返しがつかないことになってしまうかもしれません。

他にも、パテの種類によっては周りの壁材につくと変色してしまうこともあります。劣化を早めてしまう原因となることもあるため注意が必要となってきます。

また、パテが余ったからと言ってつけすぎないようにするのもポイントです。はみ出したり、薄く広げてしまうと耐久性が下がり、隙間が開きやすくなってしまいます。
正しい方法で正しく施工しなければ、穴をふさぐことはできません。
　　　　　　　　　　

まとめ

エアコン配管のパテ埋めは重要な作業の一つです。長年使用しているものであれば、念入りにチェックしてみることをおすすめします。ダクトに穴があると、雨やゴミだけでなく虫が侵入してくることも考えられます。この虫がエアコン内部に入ると、エアコンの故障に繋がってきます。
もし、エアコンの不具合を感じたら、一度業者に相談してみてはいかがでしょうか。相談することで、意外な原因を発見することができるかもしれません。

エアコン修理を依頼できる業者や料金

依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「エアコン修理」をご覧ください。