日常よく目にする自動ドア。実は、自動ドアは消耗品ということをご存知でしょうか?自動ドアは日々の開閉回数や使用頻度によって耐久度が減っているんです。気づいたときに自動ドアが「開かない!」なんてことは避けたいですよね。今回は自動ドアの特徴や種類、メンテナンス方法や劣化のサインまで!自動ドアに関して様々なことを紹介します。自動ドアをできるだけ長く持たせたい方はぜひ参考にしてみてください。
目次
自動ドアの寿命はどれぐらい
自動ドアとは、人の手を使わずに開閉するドアのことで、ドアのそばに来た人や物を検出するセンサーと開閉をコントロールする制御装置などが組み込まれています。また、センサーの代わりにドアの取っ手部分に設置された「押してください」と書いてあるタッチスイッチをつけたものもありますね。自動ドアの平均的な使用年数は10~15年と幅がありますが、これは使用頻度、開閉回数によって自動ドアの寿命に差がでてくるためです。
そろそろ自動ドアを交換?故障や劣化の見分け方
劣化する箇所として多いのは以下の4つです。多くはドアオペレーターと呼ばれる開閉部分の制御装置の中に組み込まれていて、この部品の劣化が交換の目印となるようです。
ドアハンガー(吊車)
異音がしたり、開閉時のがたつき、ドアが外れたりする場合はこの部品の劣化が原因の場合が多いようです。走行の抵抗が大きくなるため、動力部分に負担をかけてしまい、故障してしまいます。特にドアの外れ、脱輪は大きな事故につながってしまう可能性もあるため、注意が必要です。
プーリー(滑車・歯車)
こちらも劣化によって異音が発生します。破損してしまうと作動停止になってしまうので、早めの交換を心がけましょう。
モーター(ドアエンジン)
異音のほかにプーリー軸部分のがたつきが見受けられる場合、この部分の劣化を疑いましょう。動作不良をおこしたり、動作しなくなる場合があります。
センサー
この部品はドアオペレーターに組み込まれているのではなく、多くは自動ドアの上部分に設置されています。劣化すると反応が鈍くなったり開閉を繰り返してしまうこともあるようです。
ひどい場合は通行途中に突然閉じて開かなくなるなど、営業に支障をきたすだけでなく、大きな事故に繋がるかもしれません。
自動ドアの寿命は長くても15年ですが、自動ドアは消耗品のため、3~4年に一度、しっかり点検を行うことができるだけ長く使うために重要となります。
自動ドアの種類や費用相場
自動ドアには様々な種類があります。よく見かけるスライドタイプの引き戸や、通常の引き戸より大きい二重引き戸、建物内と外部を遮断し、室内の温度を均等に保つ回転ドア。ほかにも二重引き戸よりも大きいワイドオープンドアや引き戸でありながら曲面構成である円形度もあります。
また、センサーにも4つの種類がありますので、仕組みとともにご紹介します。
光線反射センサー(近赤外線反射式センサー)
一定の範囲にセンサーからの近赤外線を放射し、その光が人や物に当たった時の反射具合を検出し、開閉を行います。国内の自動ドア起動センサーの多くはこのセンサーになります
熱線センサー(遠赤外線検知式センサー)
一定の範囲で、人間や物体が放射している遠赤外線(温度によって遠赤外線の放射量は変わります)の変化を検出し、開閉を行います。
電波センサー(マイクロウェーブセンサー、レーダーセンサー)
一定の範囲に向けて電波(超短波)を放射して、電波が人間や物体に当たる反射具合の変化を検出し、開閉します。
光電管センサー(近赤外線透過式センサー)
投光器と受光器が対になっており、目に見えない細い光を放射して、光が遮られたことを検出して開閉します。自動ドアの場合、ドアの左右にボタン型の受光器と投光器が補助センサーとして設置されており、ドアが開いている際に光を遮る人がいないかを検出しています。
自動ドア設置の費用相場は50~100万程度で、大きいものになってくると100~200万程度の費用が掛かってきます。なので、できるだけ自動ドアの寿命いっぱいに使いたいですよね。
自動ドアのメンテナンス方法
日々のお手入れをして、劣化のサインを見逃さずに自動ドアの寿命をできるだけ伸ばしたいものです。こちらでは、自動ドアのお手入れ方法を紹介します。
レール内の清掃
床のレールにごみや小石がたまってしまうと、ドアオペレーターの故障を促してしまう場合があり、開閉に支障をきたしてしまいます。清掃する際には、まず電源を切り、掃除機や手でごみや小石を取り除きましょう。ドアを手動で動かしながらレール全体に渡り清掃を行ってください。こすれ音やがたつきがないこと、周囲に人がいない、開閉の障害物がないことを確認した後に電源を入れましょう。
センサーのお手入れ
自動ドア上部に設置してあるセンサーの検知面が汚れている場合は柔らかい布でふき取ってください。自動ドアの電源を切って行う、センサーに水をかけない、洗剤やシンナーを使用しない、などの事柄に注意しましょう。
まとめ
自動ドアの種類から、修理目安やメンテナンス方法をご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。決して安くない自動ドアですから、こまめなお手入れをして長く、安全に使用しましょう。
自動ドアの修理を依頼できる業者や料金
依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「自動ドア修理」をご覧ください。
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