
部屋がカビ臭いと感じることはないでしょうか。
なんだかほこりっぽいと感じるのはカビが部屋に舞っているからかもしれません。
わたしたちがカビ臭いと感じる場合、見えなくても部屋のどこかにカビが発生しているのです。
カビに気がつかずにカビの胞子を吸い込んでしまうとアレルギーなど健康被害の危険性があります。
カビが発生しやすい場所を知ることで健康被害から身を守ることが大切になってきます。そこで今回は、部屋がカビ臭い原因を知り、カビ除去法やカビの予防法についてご紹介していきます。
目次
部屋にカビが発生する原因
この章ではカビが発生しやすい場所やわたしたちの健康に影響を及ぼすカビの危険性についてみていきます。
カビが発生しやすい場所
部屋がカビ臭いと感じた場合、部屋のどこかにカビが発生しています。
カビが発生しやすい場所は湿気が多い浴室やカーペット・衣類などです。
普段目にすることがあまりないクーラーの内部やシャワーカーテンなどにもカビは発生しやすく、お餅やパン・乳製品などの食品にも発生します。
悪臭だけじゃなく健康被害も!
カビが発生すると部屋がカビ臭い状態となるだけでなく、わたしたちの体に健康被害を及ぼします。
カビが発生すると空気中に舞い上がり吸い込んでしまうことがあります。
また食べ物と一緒に体内に入るとアトピー性皮膚炎やじんましんなどのアレルギー反応を起こすこともあるのです。
カビが原因で食中毒やぜんそくになる場合もあるので危険性が高いことが分かりますね。
同じ靴を長期間はいている場合や、足が清潔ではない状態ではカビが発生して水虫になってしまうことがあります。
また肺に入ると肺炎になることもあるため、カビは臭いだけではなく健康被害をもたらすことがあるのです。
部屋のカビを除去する方法
カビは湿気を好むため、梅雨になると繁殖します。
そのため、梅雨に入る前の春ごろから除去を始めていきましょう。
冬は空気が乾燥するので湿気がなくなると思いがちですが、最近の住宅は気密性が高く暖房器具を使うことで結露ができやすくなっています。
この状態では小さなカビが発生しやすくなるため、そのまま除去せずに梅雨をむかえるとカビが繁殖してしまうのです。
カビを除去するには、カビの原因となる汚れを落としてから殺菌することが重要です。
カビの除去にはまず窓をあけて換気し、カビの胞子を室外に追い出します。
これで「部屋がカビ臭い」という状態を改善することができます。
掃除をするときはまずモップをかけます。
最初に掃除機を使うとカビが舞ってしまうので、モップをかけてから掃除機で吸い込むことでカビが舞い上がるのを抑えることができます。
雑巾で水拭きをする場合はしっかりと絞ってから水拭きをしましょう。
汚れを落としたあとの除菌にはエタノールを使うと効果的です。
エタノールはカビのたんぱく質を死滅させる効果があり、揮発性が高いためすぐに乾いて臭いも残りにくいのです。
またエタノールを使う場合は必ず換気をして、引火する危険性があるため火のそばでは使用しないようにしましょう。
部屋のカビ臭さを除去する方法
「カビの臭い」と言いますが、実はカビ自体に臭いはないそうです。
では、なぜ部屋がカビ臭い状態になってしまうのでしょう。
それは、カビの老廃物の臭いが原因です。カビ臭いと感じる場合、見た目では分からないようなソファーや本棚などの裏側にカビが発生している場合があります。
カビ臭さを除去するには下記のような方法があります。
換気する
カビを除去しても部屋がカビ臭い場合はカビの胞子がついているかもしれません。
こまめに換気をして、空気の入れ替えをするのが効果的です。
2ヶ所以上の窓を開けておくことで空気の通り道を作り、カビだけでなくほこりや湿気を出すこともできます。
消臭剤を置く
消臭剤はカビ予防の成分が入っているものを選び、カビが発生しやすい場所に置いておくとカビ臭さを除去することができます。
消臭剤を手作りする場合は、重曹などを使うとカビ臭さの除去だけでなく、除湿効果もあるのでカビ予防にも効果があります。
部屋のカビの発生を予防する方法
カビの除去方法や部屋がカビ臭い原因を除去する方法をご紹介してきましたが、 ここではカビの発生を予防する方法をみていきます。
カビが好きな環境は湿度が高く、温度が20~30度くらいで汚れがある場所に多く発生するといわれています。
カビの好む環境をなくしていくことでカビの発生を予防することができます。
家のなかで一番カビが発生しやすい場所は浴室です。
浴室でカビ発生を防ぐためには毎日お風呂上がりに掃除をするなどしてこまめに手入れをすることが重要となります。
お風呂上がりに壁や浴槽の泡をお湯でしっかりと洗ったあと、冷水で流します。
壁や床の水滴をしっかりと拭き、乾いたらアルコール消毒をすることでカビの発生を予防することができます。
エアコンは内部に湿気がたまるので、週1回はフィルターの掃除とアルコール消毒をしましょう。
送風モードで内部を乾燥させることで湿気を減らすことができます。
まとめ
カビは浴室やクーラーの内部・食品などに発生しやすく、カビの胞子を吸い込むとアレルギーなどになる危険性もあります。
カビは換気をこまめに行い、掃除をすることで除去することができます。
部屋のカビの発生を予防するにはカビの好きな環境を作らないこと、換気をしっかりと行い空気を入れ替えることが重要です。「部屋がカビ臭い」ということでお困りの場合は一度試してみてください。
しかしご家庭で除去や予防をする場合、やり方が合っているのか分からないということもあるでしょう。
もし浴室やキッチンの異臭にお困りのようなら、 消臭・脱臭のプロに相談をしてみてはいかがでしょうか。
適切なアドバイスで問題を解決してくれることでしょう。
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