知れば今すぐ実践したくなる!生活臭の正体と消臭方法についてご紹介

2021.4.30

知れば今すぐ実践したくなる!生活臭の正体と消臭方法についてご紹介

部屋や家の臭いを気にされている人。気心が知れている友人を招いたところ「家のなかが臭い」といわれたことはありませんか。自分にとっては気にならなくても、相手に取ったら臭い可能性があるのが生活臭です。生活臭はいくら臭いに気を付けていても日常生活で常に発生するものなので、根本的な臭いの原因を断たないと意味がありません。

この記事ではそんな困った生活臭についてご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

人それぞれに生活臭がある。その正体とは

自分にとっては臭くない部屋のなかでも、気心が知れている友人などに「臭い」といわれれば多くの人は傷ついてしまいますよね。
どれだけ臭ってみても臭さを感じない。自分の鼻がおかしいのかと思い込んでしまうでしょうが、少しお待ちください。

誰しも家に住んでいれば「その人や家族特有」の生活臭というものがあります。自分の鼻がその生活臭に慣れてしまえば、他人が臭いと思う臭いも感じなくなっているのが原因かもしれません。
まずは臭いとなる正体を知り、対策していきましょう。

多くの場合は細菌やカビが原因

生活臭の正体のひとつは細菌やカビが家のなかに繁殖していることが挙げられます。しかし、細菌やカビに臭いが発生するのかと疑問に思う人もいるでしょう。

たとえば部屋干しした洗濯物が臭くなったり、水たまりで濡れて乾いた靴が臭くなったりしますよね。これらが臭くなる原因は、細菌やカビが干している服や靴に繁殖したためといわれているのです。
細菌やカビが繁殖する条件は湿気が多い場所です。細菌やカビが繁殖したままずっと放置をしていると、強烈な臭いを発します。

人の皮脂や垢、汗や体臭

身なりに気を使っている人でも、生きていれば汗や体臭が出てしまいます。その臭いが原因で独特な臭いが家のなかに充満している可能性もあるでしょう。
また、皮脂や垢といったものにも臭いがあります。多少の量ではあまり臭うことはないでしょうが、床や壁、物などに汚れとして蓄積されていったりすると、強烈な悪臭を放つ可能性があるのです。こまめな掃除はかかさないようにしてくださいね。

調理の際の食材や油の臭い

多くの家では料理をつくったりすることでしょう。作っている最中はいいニオイでも、この匂いが家の中に常日頃充満している状態だと悪臭の原因になってしまいます。
この食材や油の臭いは適切な場面や定期的な換気によってある程度は防ぐことができますが、完全に防ぐことはできるかと問われれば首を縦に振ることができません。
適切な換気とともに消臭ケアをおこなってみてくださいね。

たばこ

カビや細菌対策をしているのに生活臭がするみたい……。雑菌やカビ対策をしているのにも関わらず生活臭が残ってしまう場合、たばこを吸ってはいませんか。

たばこのなかに含まれているアンモニアやタールなどの有害成分。硫化水素やニコチンなどの窒素化合物は部屋の臭いの原因になります。
一度染みついてしまうとなかなか取れないうえ、長く吸っていれば壁紙などといったものにも汚れがついてしまうでしょう。

ペット

犬や猫といった大切な家族と暮らしている人も多いはず。こういった場合は、犬や猫の体毛や体臭、皮脂や糞尿といったものが臭いの正体として挙げられます。
とくに体毛や体臭、皮脂といったものは、シャンプーをしていても発生してしまうものです。頻繁に友達や他人を招き入れる人はとくに、臭い対策を忘れないようにしてくださいね。

      生活臭の正体

生活臭が発生しやすい場所と環境

生活臭のおもな正体は上記のものとなります。また、生活臭の臭いがとく充満している、しやすい場所があります。ここを知って、生活臭の対策をすることでより生活臭の改善を見込むことができますよ。

・玄関
・下駄箱
・キッチン
・トイレ
・バスルーム
・クローゼット
・ペットを飼っている部屋
・寝室の寝具
・ゴミ箱

上記の場所や物、環境は生活臭の原因になりかねません。
たとえば、キッチンやトイレ、バスルームは水があり、水蒸気などがたまりやすいため、湿気につながりやすいです。小まめに掃除や生活臭対策をおこなわないとカビや細菌が増え、強烈な悪臭を放つ可能性があります。

寝室やよく使う部屋、設備は人やペットの皮脂や体臭、汗などがつきやすいです。こまめに掃除機をかけたりなどの掃除をおこない、臭いの元となる汚れを取り除きましょう。定期的な換気も大切です。
より効率的な掃除方法などは後章でご紹介します。

      生活臭の「慣れ」に要注意

生活臭を無くす!家の中をいい香りに保つには

いくら換気や掃除をおこなってみてもなかなか生活臭を取り除くことは難しいですよね。自分たちがより過ごしやすい家にするためには、家の中をいい香りに保つことはとても大切なことです。
そうすることで、自分たちはおろか、友人や来客にもいい印象を持ってもらえる家に一歩近づくことでしょう。

①換気をおこなうことは大前提

消臭ケアの際に一番にしてほしいことは換気です。窓をしっかりと開け、外の空気を中に取り込むこと。そして悪臭をできるだけ外に追い出すことで、部屋の悪臭も緩和されていくことでしょう。悪臭が緩和すると、消臭剤の効果も効きやすくなります。
窓がない部屋の場合は換気扇などを回し空気の入れ替えをおこないましょう。

②除菌・カビ除去はしっかりとおこなう

細菌やカビは悪臭の原因のひとつです。普段からきちんと除菌・カビ対策をおこなうことで悪臭の原因となるものをへらしていきましょう。
細菌がある場所といえば、部屋干しした洗濯ものや靴などの湿気が多いものなど。カビなどは風呂場などの水気がある場所で発生しやすいです。

③脱いだ靴をすぐに靴箱などにしまわない

脱いだ靴はすぐに放置せずに、何日か出しっぱなしにしておくといいでしょう。なぜ、出しっぱなしにしておくのかというと、履き立ての靴は足の裏などの汗がついており、靴箱などの密閉された場所に入れると菌が繁殖してしまうからです。
出しっぱなしにしてある程度靴の中にこもる菌を追い出してから靴箱にいれましょう。

④洗濯をする

カーテンや服、敷物などは生活臭が染みつきやすいものになります。とくに、たばこや調理臭、体臭といった臭いが付きやすいので、放置しておくといずれ悪臭の放つ原因になってしまうのです。
様子を見ながら洗濯をおこなうといいでしょう。洗わずに何か月、何年も放置するのはやめてください。悪臭がなかなか取れなくなります。

⑤洗濯ができないものには消臭剤を使う

布製品などは洗濯をして臭いを取るのがベストですが、ソファやマットレスなどはなかなか洗濯をすることが難しいでしょう。
こういった場合は消臭剤を適量散布するといいですね。しかし、吹きかける量が多すぎると悪臭を放ってしまう原因になる可能性があるので要注意です。

⑤ごみなどを放置しない

ごみはなるべく室内に置きっぱなしにしないようにしましょう。とくに生ごみなどは強烈な臭いを発生する成分が含まれています。一度、臭いが部屋に染みついてしまうと臭いを取るのに苦労してしまいます。
特に夏場などの暑い時期に放置してしまうとその強烈な臭いは増していくので注意が必要です。

これらの方法で消臭をおこなうことにプラスして、アロマや芳香剤を使うといいにおいが香る家にすることができるでしょう。

重曹、クエン酸は消臭効果が期待できる

いいにおいを保つときに使うものといえば、アロマや芳香剤。しかし、そもそもこれらのにおいが好きではない人もいらっしゃるでしょう。
もし、アロマや芳香剤の臭いに悩まれる人がいれば、重曹やクエン酸を使った消臭をしてみてはいかがでしょうか。

これらは悪臭を放つ成分と相性が良く、使えば殺菌や消臭といった効果が期待できます。
しかし、アルミ製品や塩素系の洗剤にまぜて使えないので注意してくださいね。

      生活臭が発生しやすい場所

生活臭を消すために注意すること

いい香りを保つ方法がある一方で、生活臭を消すためだからといって間違った方法で臭いを消すことはしてはいけません。そうすることで、生活臭の悪化や、悪臭の原因になってしまう可能性があるからです。
生活臭を消すためにしてはいけない行為とは一体どんなものなのかみていきましょう。

アロマや芳香剤だけで消臭

よくやりがちなのがアロマや芳香剤(ほうこうざい)のみで生活臭の消臭をおこなうことです。確かにアロマや芳香剤は原液がきつめの臭いなので、空気中にまくとほどいい香りがすることでしょう。

しかし、悪臭が漂っている状態でアロマや芳香剤を散布してしまうと、におい同士が混じってしまい余計嫌な香りがしてしまうのです。
アロマや芳香剤をまく前にある程度の消臭をおこなうことで、効果的にアロマや芳香剤の香りを楽しむことができます。

空気清浄機や脱臭機だけに頼らない

生活臭の効果的な消臭方法は換気による消臭です。換気もせずに、空気清浄機や脱臭機によるものだけの消臭方法は、効率よく悪臭を消すことはできないでしょう。
もし、脱臭機などを使いたい場合は、換気して悪臭をある程度追い出してから使うとより効率的に消臭をすることができますよ。

悪臭の成分も把握しておこう

悪臭といえば、トイレの臭いやたばこの臭いが挙げられますが、これらの臭いには悪臭の元になる成分が含まれていることはご存じでしょうか。
一章でもちらっとご紹介しましたが、アンモニアやタールなどといった成分も悪臭の成分のひとつです。
生活臭によく含まれる悪臭の成分を把握してより効果的な消臭ができるようにしましょう。

アンモニア:生活のなかでは、人や動物の排泄物、たばこなどに含まれている化学物質です。強烈なほどの刺激臭を発するのが特徴で、代表的な悪臭の成分です。

硫化水素:腐った卵の臭いがする成分です。生活のなかでは、生ごみや排水口などで臭うことが多いです。たばこにもこの成分が含まれています。

硫化メチル:腐ったキャベツのような臭いがする液体成分です。生ごみなどに含まれています。

メタンチオール:無色気体の成分で、腐った玉ねぎのような臭いが特徴です。消臭ケアをしていないトイレやキッチンなどでよく臭う機会があります。チーズにもこのにおいが含まれているものがあります。

などがあります。このほかにも……。

・アセトアルデヒド
・トリメチルアミン
・スレチン

などの臭いがきつい成分があります。
これらの成分はただスプレーするだけでは完全に消臭することができませんので注意してくださいね。

悪臭をよく放つ場所には芳香剤やアロマを設置しておく

トイレや玄関などといった場所はよく悪臭が放ちやすい場所です。いくら臭い対策をおこなったとしても、常日頃嫌な臭いが漂ってしまうことでしょう。
こういう臭いが強烈な場所には芳香剤やアロマを設置しておくことで、常にいい香りを維持することができます。

しかし、甘い香りには要注意です。何故かというとゴキブリなどの害虫が寄ってきてしまうから。
苦手ではない人はハーブ系の香りを選んでみてくださいね。
甘い香りをどうしても使いたい人は合わせて害虫対策もおこなうようにしてみてください。

脱臭が難しい場合は業者に頼むのも手段

アンモニアや硫化水素などの有害成分の臭いは一度、家の中に臭いが染みついてしまうと、完全に消臭することが難しいです。
定期的に消臭ケアをおこなっていれば、気にならない程度の臭いで済みますが、不衛生な状態を保ち続けると自分では手に負えないほどの臭いが家に染みつくことがあるのです。
こういった場合は脱臭をおこなってくれる業者に頼むとよいでしょう。「脱臭なんて自分でできるのでは?」と思われるかもしれませんが、一度臭いに慣れてしまうと、なかなか、他人が臭いと思う臭いに気づかなくなるものです。
一度脱臭のプロの目から悪臭の度合いを判断してもらい、適切な方法で脱臭してもらうといいですね。

脱臭サービスは……

~30㎥(約8畳):約3,000円~
30㎥~60㎥(約9~15畳):約7,000円~
60㎥~120㎥(約16~30畳):約13,000円~

からおこなってくれるでしょう。悪臭のレベルによって加算していくシステムの業者が多いので、正確な費用が知りたい人は現地調査をしてもらい、詳しい費用を見積もってもらうといいでしょう。

      生活臭を消すための方法

まとめ

生活臭は自分でも気にならないかもしれませんが、他人からすれば臭いと思われることもあるでしょう。多少の生活臭をしてしまうのは、仕方がないことですが、それでも他人が不快にならない程度の臭いの家を保つことは、自分が気持ちよく生活するためにも必要なことなのではないでしょうか。

少しでも生活臭について気になった人は今回ご紹介したことを参考に悪臭対策をおこなってみてください。
それでも生活臭が退かない場合は、自分では対処できないほどの悪臭が家のなかに染みついている可能性があるので、脱臭のプロに依頼してきれいに生活臭を消してもらうのも手段でしょう。

消臭・脱臭を依頼できる業者や料金

依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「消臭・脱臭」をご覧ください。

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