ベランダにハトが住みつくと、さまざまな問題を引き起こします。フンによる汚れと鳴き声による騒音が代表的な例です。早めに対処することが重要ですが一筋縄ではいきません。なぜならハトは、「鳥獣保護法」という法律で守られているからです。安易に駆除してしまうと罰せられる恐れがあります。
そこで今回は、鳥獣保護法やハト対策について紹介します。
「鳥獣保護法」はどのような法律?
鳥獣保護法の正式名称は「鳥獣の保護および管理ならびに狩猟の適正化に関する法律」です。狩猟の適正化や鳥獣の保護を目的として制定され、環境省が主務官庁になっています。
1918年に起源のある古い法律で、改正を繰り返しながら現在の名称と内容になったのです。鳥獣というのは哺乳類と鳥類を指し、我々が町や公園で良く目にするドバトもこれに当たります。(キジバトは狩猟鳥獣として認められています。)
この法律では、鳥獣を殺したり傷つけたりすることは罪になると定められています。捕獲することも禁止されており、卵も保護の対象です。もし法律違反を行ってなってしまうと、100万円以下の罰金を支払わなければなりません。もしくは1年以下の懲役を受けることになります。
要するにいくら人間に様々な被害があるからと言っても、鳥獣を捕獲・駆除してはいけないという法律です。
「鳥獣保護法」の違反になる駆除方法とは?
殺傷や捕獲はどのような目的であれ、「鳥獣保護法」に違反することになってしまいます。ハトがベランダに巣を作ったとしても許されません。ただし自治体に申し出て許可を得られれば、生活に被害をもたらすと認められる個体だけは捕獲が可能です。それ以外の個体に関しては手を出せません。殺傷といった大袈裟なことはせずに、何らかの方法で弱らせるだけでも法律違反になるので注意してください。苦手意識を持たせるために威嚇するだけでも罪に問われるケースもあります。
また、巣を作られて鳩に卵を産まれたときに、卵を処分するのも法律違反になるので注意しましょう。それなら雛がかえる前に、卵をどこかに移動させれば良いと思われがちですが、卵を移動させることも禁止されています。ただし、雛がいなくなって空になった巣を撤去することは罪にはなりません。
ハトが寄り付かない環境作りが大切!
鳥獣保護法によってハトには危害を加えられないので、ハトを寄り付かせない環境作りをすることが主な対策手段となります。
そのためには市販のグッズを使用することや掃除をきちんとしておくことが重要です。
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・鳩を入り込ませない
市販のグッズを活用すれば、ハトが寄り付きにくい環境を作ることができます。
市販のグッズでは剣山や防鳥ネットなどがあげられるでしょう。剣山などのトゲがあるシートを手すりや室外機の上に取りつければ、ハトが止まれなくなります。また、防鳥ネットをマンションのベランダに張ることによって、ハトの飛来を防ぐのも効果的です。
防鳥ネットを使用する際にはハトが侵入する隙間が開いていないかチェックしておきましょう。
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・鳩を脅かす
鳩の天敵であるカラス、猫、蛇などの動物のおもちゃも効果的です。これらがいる場所では、鳩がビックリして近寄らなくなりますので、おもちゃでも効果がある場合もあります。
ただし、置物と気づかれると効果が激減します、定期的に場所を変えたり、効果がなくなってきたら他のものに替えたりして、鳩を慣れさせないことが重要です。
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・忌避剤を置く
ハトが嫌いな臭いを出す忌避剤などを置くのも、ハト対策として効果的です。
忌避剤にはジェル状のもの、ゼリー状のもの、スプレータイプのものなど種類が様々です。効き目は現場の状況により様々ですから、試しに設置してみて、効果を検証する必要があります。
また、定期的な交換や再噴霧が必要な場合もありますので、説明書をよく読んで使うようにしましょう。
・ベランダを綺麗にしておく
ハトのフンやハネを掃除することにも意味があります。それらが残っていると、ハトが安心してしまうからです。
家のベランダに鳩が飛来する場合、まずは余分なものを片付けるようにしましょう。鳩は少しの隙間などでも3面が囲まれている場所を好み、そのような場所に巣を作ってしまいます。また、エアコンの室外機の下や植木鉢と壁の隙間も狙われやすい場所です。そのような狭いスペースが、巣の設置場所としてはちょうど良いため、すき間に入れないように障害物を置くなどしてください。
さらに、基本的に小まめに掃除をして巣の材料になりそうなものを片付けることも大切です。特に針金や小枝は材料になりやすいので注意しましょう。
まとめ
ハトが少し来るぐらいなら我慢しようと考えるのはよくありません。安全だと解釈したハトは巣作りを始めてしまうからです。できるだけ早く対処するのがポイントですが、鳥獣保護法が心配で自分では思うように対処できないこともあるでしょう。
その場合は鳥獣保護法に精通している業者に依頼すれば安心です。たとえ巣を作られてしまった後でも上手く対処してくれますし、少なくともご自身が法律違反で罰せられる恐れはありません。それだけでも依頼する価値があるのではないでしょうか。
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