
近年、イタチによる動物への被害が深刻化してきました。そもそも、イタチはどんな動物なのでしょうか?今回はイタチ自体ではなくイタチ科の多くの仲間から見えるイタチの生態や、性格、対処を考えていきたいと思います。
世界にはたくさんのイタチ科の動物で溢れています。例えば、ペットでも人気のフェレットや、水族館でのアイドル、カワウソもイタチの仲間です。しかし可愛いだけではなく、恐ろしいイタチ科の動物もいるのです。
イタチの仲間は凶暴な動物が多い
イタチの仲間であるクズリや、ラーテルなどはご存知ですか?あまり聞きなじみのない動物ではないでしょうか。そんなイタチに近い動物を少しだけ紹介しましょう。
クズリ
イタチ科の中でも大きめであり、足が特殊な形をしています。スラっとしたイメージのイタチとは違い、どちらかといえばずんぐりした見た目が特徴的です。
雑食で小動物や果実を食しますが、ときには大きなヘラジカなど大型動物をも襲い食べてしまうという危険な動物です。とても頭がよく、狩りにおいては正面からではなく後ろから、脊椎など相手の急所を的確に狙い強靭な顎で噛みついて襲います。
特徴的な足はどんな雪の中でも好きなように動くことができるような構造になっているので小回りも利きます。
ラーテル
「世界一の怖いもの知らず」としてギネスブックにも掲載されていることでも有名な動物です。自分よりもはるかに大きく狂暴であろうライオンやハイエナなどにも恐れることなく立ち向かい狩りをおこないます。
なぜそんなにもこわいもの知れずでいることができるしょうか?
秘密は、ラーテルの特徴でもある白い背中に生えた分厚い毛皮です。この毛皮はライオンなどの鋭い牙や爪を通さず、さらには蛇の持つ毒をも耐性を持っているためコブラなど誰もが近づかない動物でさえ、簡単に捕食してしまうのです。
百獣の王であるライオンや、恐ろしい毒を持つコブラなども倒してしまうことがあるラーテルは、事実上生態ピラミッドの頂点といえる生き物かもしれないという話さえもあるほどです。更には、威嚇するために臭腺より臭いが強い液体を噴射してくるため、容易に近づいたりするのはやめた方が無難といえます。
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イタチの被害はペットにまで及ぶことも
イタチは雑食ではありますが、好物は肉です。そのため、大切なペットが襲われ食べられてしまうこともあります。特に注意が必要なのはウサギやハムスターなどのおとなしい小動物が狙われることが多く、ときにはイタチの仲間であるクズリやラーテルのように、自分よりも大きな犬や猫なども襲ってしまうこともあるようです。
そして、ペットだけではなく、私たちの生活にも多くに被害を招きます。保存食や農作物を食べてしまうことも多く、農家さんの悩みの種であります。何よりも臭いがきつい生き物であるため、悪臭被害も多いようです。
悪臭被害については下記のコラムでもご紹介しています。
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イタチの被害から住まいやペットを守るには
さて、ではイタチから動物たちを近づけないようにするにはどのような対策が必要になるのでしょうか?
1度見てしまったら愛するペットを守るために対策を立てねばなりません。業者に頼むことがとても大事ではありますが、自分たちでまずは何ができるでしょうか?
まずは生ごみ処理をしっかりとしなくてはなりません。保存食などをしまっておいても、生ごみの処理を雑におこなってしまうと、イタチは動物の中でも頭がよいので漁ってしまうのです。
そして侵入口と疑わしいところを塞ぎます。塞ぐことができない場合、太陽光を反射する光もの、たとえばいらなくなったCDなどを吊るしてみましょう。
しかし、これだけではまだ危険です。夜に備え忌避剤を置いておくことも重要といえるでしょう。忌避剤は濡れてしまうと効果がなくなってしまうものが多いので、定期的に替えることも忘れずおこないましょう。
イタチ対策をおこなうときの注意点
そんな迷惑なイタチなのですが、実は鳥獣保護管理法の対象でもある動物なのです。そのため、個人で処理をおこなってしまうとやり方によっては鳥獣保護管理法に抵触してしまうかもしれないのです。
個人で対策をおこなう場合、イタチ自体には触れず、どのように侵入を防ぐかといった方法が望ましいでしょう。下記の記事では、イタチという動物の生態にも触れつつ、対処法を詳しくご紹介しています。
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すでに床下や屋根裏をねぐらにしているかもしれないといった場合や、大切なペットが危ない思いをしたといった場合は、早急に業者に依頼して駆除してもらうのがよいでしょう。
まとめ
イタチ科の動物について今回詳しく調べたところ、多くが獰猛で恐れを知らない動物であることが分かりました。日本にいるイタチ、テン、カワウソなども自分よりも大きい相手でも襲って食べてしまいます。さらには家屋に侵入して大切なペットを襲うとあっては恐ろしい動物です。
対処をしっかりおこない、住み分けをして、共存していきたいものです。そのためにも、家にイタチが現れたら早急に業者に依頼し、対処していきましょう。
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