
「ハクビシン」と言われても、ピンと来ない方も多いかもしれません。
実はハクビシンが今、東京にもたくさん生息していて、その数は東京に生息するタヌキの数より多いことはご存じでしたか?そしてハクビシンによる人体被害や農業被害が今、深刻な問題になっているのです。
「ハクビシンってそんなに怖いの?」「ハクビシンを見たらどうすればいいの?」そう思われましたら、早めに対策を講じてみてはいかがでしょうか。
ここではハクビシンの生態や特徴、被害内容やその対策を紹介します。

目次
ハクビシンが東京で大増殖?
ハクビシンは、東京で1,000頭以上生息していることが確実となっております。実は東京のハクビシンの数は、東京のタヌキの数より多いようです。
東京都内では多く目撃情報や被害情報があり、特に東京23区を中心に被害が出ています。
空き家の増加、野良猫へのエサやり、中身の残ったお弁当やパンなどの食べ物のポイ捨てなどが、ハクビシンが生息しやすい環境を作り出してしまいました。
ハクビシンの生態
ハクビシン(白鼻芯)とは、名前からわかるように白い一本の線が鼻筋に通っているのが特徴の生き物です。姿はネコにも似ており、ジャコウネコの仲間です。
本来は東南アジアを中心に台湾や中国に生息しており、もともと日本には生息していなかった外来種と考えられています。
低地から山地に見られますが、耕作地の近くや市街地などにも出没します。
夜行性で、昼はねぐらなどに生息していますが、夜は餌を探して移動します。
雑食であり、特に果実などの植物を好物としているため、日本全土で農作物の被害が出ていることから有害鳥獣にも指定されています。
ハクビシンは年中繁殖期ですが、基本的には年に1回の出産です。
しかし寿命が10年以上と長く、同時に初産年齢が早いため、大増殖してしまうようです。
ハクビシンに出会った時の対処方
ハクビシンを見かけても、道路や電線を歩いているだけでしたら、何もする必要はありません。
ただし、もしハクビシンと出会ってもエサを与えないようにしてください。
ハクビシン自体は恐ろしい動物ではありませんが、野生動物ですので、構ったりせずそっとしておきましょう。
ハクビシンは駆除すべきなのか?
野生の哺乳類は鳥獣保護管理法により、無許可での捕獲・殺傷が禁じられています。
街中で見かけただけなど特に被害がなければ、駆除の必要はありません。
「SARS(重傷急性呼吸器症候群)騒動」の際にハクビシンが原因とされたこともあるため、不安に思われる方もいるかもしれません。
しかし、これはハクビシンが原因と断言できるものではありませんでした。同時にあらゆる野生動物が感染症などの原因となる可能性があるので、決してハクビシンだけが感染症や寄生虫などの被害を出すわけではないのです。
家屋内に侵入されたら、天井裏や屋根裏をねぐらとし、夜中に活動をするため夜中に天井裏で動き回り騒音を発生させ、天井裏で糞尿をし、悪臭を発生させます。好物が果物のため、果樹園で被害が発生する農業被害ももたらします。
こういった人間への直接被害や経済的被害が生じた場合には、「有害駆除」が認められます。
ただしその際には、都道府県の許可が必要となります。
タヌキ?アライグマ?ハクビシン?東京で見かける動物とは?
東京は人口も多いので、色々なペットを飼っている人も多いです。そのため、家から外に逃げ出すペットもたくさんいます。
珍しいペットを飼っている人も多いので、少し見慣れない動物を見かけたら、「どこかの家から逃げ出した珍しいペット?」と思うかもしれません。
中にはハクビシンによく似た動物も闊歩しているので、そのような動物もご紹介します。
ハクビシン
ハクビシンは先ほども述べたように、顔の真ん中の鼻に白い線があることが大きな特徴で、鼻はピンク色です。
ハクビシンの体色には、以下の3つの体色があります。
- 胴体の色とそれ以外の部位の色の濃淡差がはっきりとしている「淡色型」
- 胴体が黒やこげ茶色など全体的に暗い色に見える「暗色型」
- 胴体が赤みがかった茶色の「赤褐色型」
まれに顔の真ん中の白線が、黒っぽくてはっきり見えない場合があり、中には白線が無い場合もあります。このような場合は、体系などで判断することとなります。
ハクビシンの体長は50~75cm程度、頭胴長約61~66cm、しっぽが40~65cm、体重が3.5~6kg程度です。
ネコのような体つきですが、しっぽが胴体と同じぐらいの長さで、胴長短足な姿が特徴です。
塀の上を歩いたり、木に登ったり、電線の上を歩くことができます。
タヌキ
タヌキの特徴は、鼻が黒くて長く、顔の黒模様は左右つながってはいません。
時折、顔の黒模様がつながっていることもありますが、アライグマのように両目の間に黒い模様が入ることはありません。
しっぽは地面に届かない長さで、模様がないのが特徴です。
タヌキはイヌ科の動物なので、足がまっすぐ下に伸びています。6月~10月頃になると夏毛となるため毛が短くなるため、イヌのようにも見えます。
タヌキの赤ちゃんは全身真っ黒で、イヌやクマの赤ちゃんに間違われやすいですが、生後1ヶ月ほどでタヌキ模様となるため、そこでタヌキの赤ちゃんとわかることが多いです。
アライグマ
アライグマの特徴は、タヌキとは違い、顔の黒模様は左右つながっていることが多いです。耳の縁は白色で、体は灰色系ですが、まれに茶色系もいます。
背中を丸めたような姿勢をしており、タヌキと比べると短足に見えます。
しっぽにしま模様があることが、タヌキとの大きな違いの1つです。
アライグマもハクビシンのように、塀の上を歩いたり、木に登ったり、電線の上を歩くことができます。
ニホンアナグマ
顔の黒模様は目の周辺だけで、その部分は小さいです。平べったい体系で、ツメが鋭く、足は短いです。東京にも少数生息しています。
ネコ
とてもポピュラーな動物で、飼っている人もとても多いです。長毛種の「メイン・クーン」と「ペルシャ」はタヌキに似ており、特に茶色系だと遠目にタヌキと間違えることもあります。
メイン・クーンやペルシャはほとんど飼育されておりますが、野良、半野良の場合もあります。
まとめ
ハクビシンは見慣れない動物のため、見かけてもそれがハクビシンだと気付かないかもしれません。
ハクビシン自体は決して恐ろしい動物ではありませんので、街中で見かけても過剰反応せずに、そっとしておきましょう。
けれども人体被害や経済被害が出たら大変です。被害が増えないためにも、すぐに対策をする必要があります。
「屋根裏に何か動物が住んでいて、騒音や悪臭に悩まされている」
「果樹園を荒らされた!自分ではどうにもならないから誰かに依頼したい」
こういったことでお悩みでしたら、屋根裏害獣の駆除のプロに依頼してみてはいかがでしょうか。
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