
アライグマが普段なにを食べているかご存じでしょうか。
現代のアライグマは餌の好みも現代風になってきているようです。
「そもそもアライグマって何を食べるの?川で餌を洗うのだから、魚が大好きなんじゃない?」と考えている方は、現代のアライグマのグルメぶりに驚かれるかもしれません。
今回は、アライグマがなにを食べているのかをご紹介します。
アライグマは何を食べる?
アニメなどで有名なアライグマは、魚を食べるイメージが強いかもしれません。
ですが、実はアライグマは雑食性なのです。そのため基本的には何でも食べますが、特に好物なのは甘味の強い果物やスナック菓子といわれています。
そのため、収穫期を迎えたスイカがアライグマによってゴルフボール大の穴を空けられ、中身だけくり抜かれて食べられたという被害もあります。
また、アライグマが過去ペットとして販売されていた時は、ドッグフードを餌として与えていたそうです。
アライグマを餌で捕獲するための箱わなには、おびき寄せるための「寄せ餌」にドッグフードやスナック菓子、食わせるための「食わせ餌」に揚げパンが使われるなど油分や甘味が強いものが使われます。
アライグマが餌を洗うのは本当?
アライグマといえば名前の由来が「川で餌を洗うようにする習性があるから」というのはとても有名です。
しかし実は、この由来は野生のアライグマには全く見られない習性だというのです。
有名な餌を洗うアライグマとは、動物園で飼われているような空腹を感じていないアライグマがする行動なので、いつも餌を探すのに必死な野生のアライグマにはこのような行動は見られないようです。
また、餌を洗っているようにみられる動作は餌を洗っているのではなく、視力が悪いために餌があるのかどうかを確かめているだけという説もあります。
アライグマの生息を確認する『餌トラップ法』とは?
「餌トラップ法」とは、平成19年度に近畿地方のアライグマ防除事業で開発されたものです。
両手を器用に使うアライグマの特性を利用して、トラップの底にある餌がなくなったことで、それをアライグマが餌を食べたためだと判別することができます。
ペットボトルや塩化ビニル管など安価なものを利用してできるため誰でも作成することが可能です。
作成手順は以下の通りになります。
用意するもの
・ペットボトル
・針金
・餌(ピーナッツなど)
・ペンチ
・カッターナイフ
作り方
(1)ペットボトルの上部を直径4cmほどになるように切り取ります
(2)ペットボトルの底の中央に×印になるよう2cmほどの切り込みを入れます
(3)針金を50cmと30cmになるよう切り、50cmのほうに餌を通します。
3~4個ほど通したら、30cmの針金を50cmの針金の先に取り付けます。
(4)餌を取り付けた針金の端をペットボトルの底から通し、切り落としたペットボトルの口で栓をするようにして固定します。
(5)餌の何個かはペットボトルの中、何個かはペットボトルの外になるようにして完成です。
針金の端を折り餌がはずれないようにします、餌を取らせるのが目的なので仮留めのような感覚で留めます。
このようなトラップを設置することで、もし庭などに動物の気配を感じたときにそれがアライグマかどうかを判別することができます。
民家に出没する動物はアライグマのほかにタヌキやハクビシンなどがいますが、このように器用に餌を取ることができるのはアライグマだけだからです。
アライグマがいたら…
アライグマの出没を確認したら畑や家に餌場としている場所がないかを確認しましょう。
また、天井で頻繁に物音がする場合はすでに屋根裏に巣を作っている可能性もあります。
屋根裏にアライグマが巣を作ると、糞尿によって異臭がしたり断熱材を使って子どもを出産しているなどの被害が考えられます。
また、アライグマは狂犬病や、アライグマ回虫と呼ばれる脳神経障害を引き起こす可能性のある寄生虫を媒介している可能性があり非常に危険です。
アライグマにマダニなどのダニがいる場合はペットに寄生されたり、感染症を引き起こすこともあります。
アライグマを発見した場合それらの脅威から自身を守るためにも
・アライグマの餌場をなくす
・アライグマの侵入経路を塞ぐ
・アライグマ避けのフェンスを設置する
などの対策をしましょう。
個人で手に負えない場合や、アライグマの被害があまりにもひどい場合などは害獣駆除のプロに相談しましょう。
まとめ
アライグマは天敵が日本にいないのと、住宅地にいけばアライグマの餌が豊富にあるため全国に生息しています。
もしも「最近ペットフードや外に置いてある野菜が荒らされている……」ということがあれば、それはアライグマの仕業かもしれません。
先述したように狂犬病や寄生虫を媒介している可能性もあるため、アライグマの仕業だと感じたら害獣駆除のプロに相談することも考えてみましょう。
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