
田畑や果樹園がなにものかに荒らされていませんか?夜中に屋根裏から動物が走り回る音がしたり、庭先のゴミが荒らされて困っている人もいるでしょう。これらはひょっとしたら、ハクビシンのしわざかもしれません。ハクビシンは夜行性なので人間が寝ている間にエサを求めて動き回ります。そのため、知らない間に被害にあっていたということも多いのです。ハクビシンの習性を理解して、被害の拡大を防ぐ方法を説明します。
ハクビシンは夜行性!夜に起こる被害とは。
ハクビシンは夜行性です。昼間は屋根裏などにひそんでおり、夜になるとエサを求めて活発になるのがハクビシンの習性のため、夜間に農作物が食べられる被害が多発しています。
ハクビシンは甘い果物を好むので、特に果樹園で被害が多発しているようです。果樹園だけでなく、野菜や稲などの雑穀類も好んで食べる習性があるので田んぼや畑でも被害が拡大しています。
街でも庭先に置いてあったゴミを荒らされる被害も多くでているようです。冬が近づく季節になると、寒さをしのぐために屋根裏へ侵入して住みつくので、夜中の騒音の被害もあるでしょう。
ハクビシンの習性に注意を。
ハクビシンの習性は、ねぐらを決めるとそこに住みつくようです。ハクビシンの排泄物はかなりの悪臭を放ちます。そのために、屋根裏に住みついてしまったハクビシンの排泄物がにおうということもあるのです。
屋根裏の木材にシミができたり、悪臭や病原菌、寄生虫などによる住民の健康に被害をおよぼす危険もあるでしょう。また、ハクビシンは夜行性なので、夜中の寝静まった時間に屋根裏で走り回る音がする被害も多いようです。
ハクビシンの繁殖時期は年中で、年に1度出産をします。少ないように感じますが、ハクビシンが出産できる年齢が低いこと、寿命がおよそ10年、1度の出産で1~5匹出産します。このように考えると、ハクビシンの繁殖力の高さが分かりますね。
ハクビシンがいると分かったら、早めの駆除が大切になります。
ハクビシンの被害をより防ぐためには
ハクビシンが住みついたり、田畑や庭先のゴミを荒らされたりされたくないものですが、どのように対策をしたらよいのでしょうか。
ハクビシンは夜行性なので夜中にエサを求めて歩き回ります。庭先のゴミを荒らされないようにするためにも、ゴミ出しは夜中にしないことが大事でしょう。エサがないことで、ハクビシンは寄り付かなくなります。
ゴミを荒らされる被害を一時的に防いだとしても、屋根裏に住みついてしまった場合は、また荒らされる可能性があります。木登りがとても得意というハクビシンの習性がありますので、屋根裏へ伸びている木はハクビシンが屋根裏へ入りやすい経路になります。そういった経路をなくすためにも、木はこまめに剪定しましょう。
田畑への被害防止のために、青色LEDライトをハクビシンが侵入しそうな場所に設置するといいでしょう。ハクビシンをはじめ、夜行性の動物も青色の光を嫌う習性があるのでとても有効です。
ハクビシンは狭い隙間を通ることができます。屋根裏や田畑、庭などにハクビシンを寄せ付けない道具として、忌避剤を使用する方法もいいでしょう。ハクビシンが苦手とするウルフピーのニオイがする忌避剤もありますので、ハクビシンが侵入しそうな経路にまいておくとよさそうですね。ただし、忌避剤はニオイがキツイので、ニオイによって気分を悪くする人もいます。忌避剤の使用は場所を選んで使用しましょう。
田畑で有効なハクビシン対策としては、電気柵が有効です。ハクビシンは電流を嫌います。電気柵はホームセンターに売っているので自分で設置できます。電気柵の設置の仕方が分からない場合は、専門業者に依頼しましょう。その場所にあった電気柵の設置をしてくれます。
ハクビシンは見つけても捕獲できない!
ハクビシンによって庭や田畑が荒らされているのを見つけると、捕獲・駆除をしたいと思うでしょう。しかし、ハクビシンは素人が勝手に捕獲・駆除をすることができません。ハクビシンは鳥獣保護管理法の対象なので、許可もなく捕獲や駆除を行うと罰則の対象になります。具体的に鳥獣保護法について説明します。
鳥獣保護管理法
鳥獣保護管理法の目的は、狩猟の均衡をはかるための法律です。つまり、鳥獣保護管理法の対象となっている動物が、狩猟により絶滅することを防ぐ目的があります。対象となっている鳥獣は、鳥類がカワウをはじめとする28種類、獣類がハクビシンをはじめ20種類です。対象となっている動物の狩猟数と狩猟期間が都道府県によって違います。
ハクビシンのように対象となっている動物を捕獲・駆除を行う場合は、狩猟免許が必要です。狩猟免許を取得している者が狩猟予定している都道府県に申請を提出しなければいけません。申請の仕方は各都道府県にご確認ください。
狩猟免許を取得していない素人がハクビシンを捕獲することは難しいので、ハクビシンの被害が出ている場合は、専門の業者に依頼することをオススメします。専門業者はハクビシンの習性にも詳しく、ハクビシンが夜行性であることを利用したワナをしかけたり、狩猟免許取得や狩猟許可申請をする手間をはぶくことができます。
まとめ
甘い果物や野菜が大好きなハクビシンによって田畑が荒らされたり、庭先のゴミを荒らされる被害が増えています。ハクビシンは夜行性なので、人が寝ている間に被害を受けるようです。ハクビシンの被害があるということは、ハクビシンが近くに住みついている可能性が高いでしょう。
もし、ハクビシンが屋根裏に住みついてしまった場合、ハクビシンの排泄物による被害が起こってしまいます。排泄物による悪臭や病原菌、寄生虫などによる人への健康被害があるでしょう。夜中に屋根裏から動物の物音がしたら、すぐに対策をしてください。
捕獲する場合も届け出が必要だったり、免許が必要だったりとクリアしなければいけないこともあるので、専門業者へ駆除の依頼をしましょう。
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依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「屋根裏害獣」をご覧ください。
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