ハクビシンとはどんな被害を与える害獣?生態を知って徹底的に駆除しよう

2021.7.9

ハクビシンとはどんな被害を与える害獣?生態を知って徹底的に駆除しよう

近年、全国で問題になっているのがハクビシンによる農作物や住宅への被害です。畑を荒らされたり、屋根裏を住みかにされる被害報告があとをたちません。最近屋根裏がうるさいと感じませんか?その原因はハクビシンにあるのかもしれません。

ではハクビシンとはどういう動物か知っていますか?いまいちピンとこない方が多いのではないでしょうか。タヌキやアライグマのような見た目ですが、その実態はまったくちがいます。今回はハクビシンの生態や特徴から、被害と対策方法を詳しくご紹介します。

ハクビシンってどんな動物?

ハクビシンってどんな見た目や特徴をしているのでしょうか。タヌキやアライグマは分かるけど、ハクビシンは分からないという方も多いと思います。ハクビシンの対策をおこなうためには、まずハクビシンについて知ることが大切です。ハクビシンの特徴についてその生態や生息地も含めご紹介します。

ハクビシンの特徴

ハクビシンとは姿形が一見タヌキに似ている動物です。ハクビシンは顔に特徴があり、オデコの部分から鼻にかけて1本の白線があります。ハクビシンはジャコウネコ科であり、見た目はタヌキに似ていますがネコの仲間とされているのです。

ハクビシンの体長

ハクビシンの体長は約50~75cmとされており、タヌキやアライグマと比べると大きめの動物です。ハクビシンの尾は長く、胴体と同じくらいの長さです。

ハクビシンの生息地

ハクビシンは山林の木の上で生活をする動物です。沖縄を除くほぼ全国にいることが確認されています。最近では餌場を求めて都市部への進出が増えたため、東北地方の南部・関東地方・四国全域でハクビシンの目撃が増えているのです。日本以外では中国大陸を中心として、南アジア・東南アジア・台湾などに生息していることが確認されています。

ハクビシンの生態

ハクビシンは果物が大好物ですが、野菜や穀物といった植物系や昆虫やネズミといったさまざまな小動物も食べます。また夜行性なので夕方になると餌を求めて動き回り、日中は家の軒下や天井裏に身をひそめて眠っています。

夏から秋にかけてはハクビシンの出産シーズンです。いちどに2頭~3頭を産み、他のハクビシン家族と一緒に群れをつくることがあります。攻撃性を持ちあわせており、追いつめられると威嚇し反撃することがあるので注意しましょう。

ハクビシンってどんな動物?

間違えやすいタヌキやアライグマとの見分け方

ハクビシンはアライグマやタヌキによく似ているといわれ、動きも素早いのでどれなのかわからないかたも多いかと思います。しかし、ハクビシンもタヌキやアライグマもしっかりした特徴をもっており、特徴さえおさえてしまえば見分けることは簡単です。

ハクビシンの見分け方

ハクビシンの特徴とはなんといってもピンク色の鼻と、額から鼻にかけて伸びている白い線です。胴体は細長く脚はとても短い姿をしています。尾はタヌキやアライグマと比べて細く、胴体と変わらないくらいの長さです。また、ハクビシンの毛の色は3種類あり、タヌキに似た淡色型のほか濃い目の色をした暗色型や赤褐色型もいます。

タヌキの見分け方

タヌキの特徴は顔の黒い模様です。アライグマも目の周りが黒いですが、タヌキの目の周りの黒い模様は左右がつながっていません。胴体は肩から前足の部分まで黒い模様がかかっているのが特徴です。また、アライグマやハクビシンと違い指が4本なので足跡から見分けることもできます。

アライグマの見分け方

アライグマはシマシマの尾が特徴です。尾を見てシマシマ模様になっているのが確認できたら、それはアライグマでしょう。顔はタヌキと比べると少しわかりづらいかもしれません。違いとして、アライグマは目の周りの黒い模様がつながって見えます。

ハクビシンによる被害

昔は郊外で発見や被害の報告が多かったのですが、最近では都市部の住宅の天井裏や物置へ侵入して問題となっています。年々ハクビシンの捕獲数も増えており、被害報告も後を絶ちません。それではハクビシンの被害とはどのようなものがあるでしょうか。

農作物被害

ハクビシンは植物食を中心に食べるため、甘い果実を狙ってきます。タヌキとちがって電線や木に登ることができるので、高いところの果物を食べるのはお手のものです。また、野菜も好物なので畑の農作物を食い荒らされてしまう被害も多数報告されています。

ゴミ捨て場を荒らす

都会はたくさんの餌があるため、雑食性のハクビシンにとって暮らしやすい環境になっています。そのため都会に出没するハクビシンも最近増えているようです。とくに都会に出没するハクビシンはゴミ捨て場を好むため、よくゴミ捨て場が荒らされています。

屋根裏の糞尿による被害と騒音

住宅の床下や屋根裏はハクビシンの巣になっていることがあるので注意が必要です。屋根裏のすみかにはトイレをつくるため糞尿の臭いはきつく、天井にシミができてしまうこともあります。

また、ハクビシンは夜行性のため夜中になると屋根裏をバタバタ走り回ります。そのためハクビシンの騒音で不眠症になってしまう可能性もあるのです。
ほかにも、ハクビシンにはダニやノミが寄生しています。ハクビシンが屋根裏をすみかにすることでダニやノミを家庭以内に持ち込んでしまい、ダニ・ノミの繁殖につながってしまいます。

ハクビシンの被害の対策方法

農作物への被害や住宅への侵入による被害は年々報告が増えています。では、ハクビシン対策とはどういったものがあるのでしょうか。

侵入経路をつくらない

屋根の隙間や通気口から内部へ侵入しようとします。関節が非常にやわらかいため、頭が入るくらいの隙間からそのまま通り抜けてしまうのです。ハクビシンに侵入されないためには通気口・屋根に隙間がないか確認し、隙間が見つかった場合すぐにふさぐ対策が必要でしょう。

ゴミを放置しない

ハクビシンの環境をつくらないためにも、ゴミを放置しないことを徹底しましょう。ゴミだけでなく、畑で収穫した農作物を外に放置することもいけません。そのままハクビシンの餌になってしまいます。

忌避剤(きひざい)を利用する

ハクビシンが現れてしまうことは仕方がありません。ハクビシンを追い払う方法として、忌避剤(きひざい)というものがあります。これは動物が嫌うにおいを含んだ駆除用の薬剤です。ハクビシンだけでなく、イノシシや野良猫の対策にもなります。ハクビシンが家に侵入していることがわかっている場合、通り道や侵入口に対してハクビシンを追い出すように忌避剤を使うといいでしょう。

まとめ

ハクビシンとは繁殖力がとても高い動物です。その爆発的な繁殖力で今後は今まで確認されていなかった地域まで生息地を広げていくかもしれません。屋根裏を好き勝手走りまわり、糞尿による悪臭だけでなく病気の原因までもちこみます。健康のためにもハクビシンの侵入を絶対許してはいけません。

忌避剤も個人で追い払おうと使用してみても、屋根裏や床下の奥まで届かない可能性があります。そのままハクビシンを家の奥へ追いやってしまい、ますます屋根裏から離れない環境をつくってしまうこともあります。個人での対策も限界があるので、しっかりした駆除や対策をおこないたい方はプロの害獣駆除業者へ頼みましょう。

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