生活110番辞典 各種電気工事

このエントリーをはてなブックマークに追加

テレビブースターの寿命?アンテナの寿命?誰でも簡単に確認する方法

2017-11-17

テレビブースター アンテナ

自分の家に設置されているテレビアンテナがどういう形だったか、思い出すことはできますか?思い出せない人が大多数かもしれませんね。新築時にアンテナを取り付けてそのまま、という方も多いでしょう。

日常生活で意識されることのないテレビアンテナですが、そんなアンテナもメンテナンスや修理が必要だということをご存知でしょうか?4K画質など、テレビの性能がどんどんよくなっている現代ですが、アンテナの質はいまも、テレビの画質を大きく左右します。

意外に思われるかもしれませんが、そうしたテレビアンテナの寿命は、考えている以上に短いものなのです。今回は、そうしたアンテナについての知識を深めつつ、テレビアンテナの故障がひと目で確認できる方法をご紹介します。

アンテナ工事の業者一覧ページへ

アンテナの寿命は約10年!

アンテナの寿命は取付工事後、「約10年」といわれています。条件により、10年を過ぎても使用できることもありますが、安全のことや画質のことを考えると、10年を過ぎたら一度メンテナンスをするべきです。

アンテナを止める針金の素材・屋根の材質など、寿命を左右する条件は様々ですが、屋根の上という過酷な環境に立ち続けるアンテナですから、天候的な要因は大変大きく影響するのです。

塩分は金属を錆びさせる性質があるため、海が近い場所に立つアンテナは通常よりも寿命が短いと言われています。海沿いに住む方は、10年経っていなくとも、こまめに点検をした方がいいでしょう。

ところで、以前アンテナ設置工事をしてから何年経過したか覚えていますか?

日本で地デジ配信が始まったのは、一部地域で2003年から開始されたのを皮切りに2011年の7月24日までにほとんどの地域でアナログ放送から切替が終わりました。

上記の通り、アンテナは10年前後が寿命です。つまり地デジが始まって直ぐにアンテナを交換した方は、そろそろアンテナの寿命が近づいていると考えても良さそうです。

アンテナがTV波を受信してからテレビが映るまでの仕組み

tv-antenna

アンテナが受信したTV波は、ブースターによって増幅されます。その後、増幅されたTV波は、テレビのコンセント端子に差されたケーブルを通り、テレビのチューナーにTV波が届き、テレビが映るのです。なお、テレビのコンセント端子は1つしかないけれど、2つの部屋でテレビを見たいという場合、分配器が必要になります。
以上が、テレビが映るメカニズムとアンテナの役割の簡単な説明になります。このメカニズムから、テレビが映らない原因は沢山あることが分かりますね。しかし、全ての始まりはアンテナなのです。

アンテナが受信したTV波は、ブースタによって増幅されます。その後、ブースタで増幅されたTV波は、テレビのコンセント端子に差されたケーブルを通り、テレビのチューナにTV波が届き、テレビが映るのです。なお、テレビのコンセント端子は1つしかないけれど、2つの部屋でテレビを見たいという場合、分配器が必要になります。

以上が、テレビが映るメカニズムとアンテナの役割の簡単な説明になります。このメカニズムから、テレビが映らない原因はたくさんあることが分かりますね。しかし、全ての始まりはアンテナなのです。

アンテナの基礎知識

アンテナには様々な種類があり、BSやCSなど衛星放送用のパラボラアンテナ、アマチュア無線に使われるダイポールアンテナなど様々な種類があります。中でも八木アンテナがテレビ放送受信用としてよく用いられています。

アンテナ テレビ

テレビ放送の地上波アンテナはVHFアンテナ(アナログアンテナ)とUHFアンテナ(地デジアンテナ)に分類できます。現在放送されている、地上デジタル放送は主にUHFアンテナで受信されているものです。

アナログ放送が終了するときにVHFアンテナからUHFアンテナに買い替えをされた方も多いと思いますが、地域によってはVHFアンテナのままデジタル放送が受信できるケースもありました。そういったケースでは地デジアンテナ工事をせずに、古いアンテナを使い続けていらっしゃることもあるかもしれません。

そうした場合、アンテナがVHFアンテナのまま地デジ移行の時に買い替えていないため、アンテナの老朽化が進んでいるかもしれません。
自宅のアンテナが、UHFアンテナか、VHFアンテナかを確認してみましょう。形が違うので、ひと目で分かります。もし、屋根の上のアンテナの形が左だったら、老朽化している可能性が高いので業者に連絡をして交換をしてもらうことをオススメします。

屋外型アンテナと屋内型アンテナ

屋外型は私達が普段よく見かける魚の骨のような形をしたアンテナです。一方、室内型のアンテナは、コンパクトなものだと手のひらサイズのものもあります。

素子数とは?

素子と聞いてもピンとこない方は多いと思いますが、アンテナを選ぶ上で重要な用語となります。素子数の意味は、ここでは簡単に「アンテナがどれくらい電波を受けることができるか」というイメージでお考え下さい。素子数が大きいほど弱い電波を受信できる(=高性能)、その分アンテナは大きく、高価格なものになります。

アンテナの付属品も必要?

アンテナは、アンテナだけがあってもテレビを受信することができません。アンテナを設置するためのマストや台が必要となります。テレビとアンテナを接続する同軸ケーブルや、アンテナに取付けたブースター、分配器などへの給電線もなくてはならないものです。

また、設置する場所が勾配の付いた切妻屋根や寄棟屋根なら、安定して据え付けるための屋根馬、固定用のワイヤーも必要です。もちろんこうした屋根でも地デジチューナーやブースター、分配器など付帯機器が必要な場合もあります。

ブースター(増幅器)について


Photo by Amazon

ブースターはアンテナに届く電波が弱い場合や、複数のテレビで視聴するときに必要になります。アンテナからテレビの間に取り付けられ、弱い電波を増幅し、正常に受信できるようにする装置のことです。ブースターは放送電波の送信所から遠かったり、途中に大きなビル、山間部の住宅などの受信障害の起きやすい場所、もしくは大規模なマンションで必要になります。

実はこのブースターにも寿命が存在しています。ただし、明確な「何年」という具体的な年数があるわけではありません。ブースターは熱を持ちやすい機会なので、温度が高い場所で使い続けると寿命は短く、低い場所なら長くなるという性質があります。また、ブースターの電源部はアンテナの直下に設置されるので、より劣化しやすい部分ともいえます。

つまりお使いの環境によって、ブースターの劣化が早くもなれば遅くもなります。ただ、ブースターはアンテナ設置と同時に取り付けられることが多く、アンテナの設置工事から年数を経ている場合はメーカー保証が切れていることも多いので、可能であれば一緒に交換してしまうのもおすすめです。

分配器について

分配器は複数のテレビに電波を送るための機器です。実はアンテナで受信された電波は、それだけでは1台のテレビを映すだけのパワーしかありません。この時、無理に配線を2つに分けても、2台のテレビで視聴することはできません。
きちんと全チャンネルを複数のテレビで受信するのに、分配器は欠かせない機器です。

弱電界地域と中電界地域・強電界地域の違いは?

アンテナを選ぶときに気をつけておきたいのが、アンテナには強電界地域・中電界地域・弱電界地域の3つのエリアそれぞれに適したアンテナがあるということです。

電界地域というのは、地デジ放送電波が届く地域のことで、もっとも送信所が近い場所が「強電界地域」、比較的離れた場所に「中電界地域」、そして送信所から遠い場所が「弱電界地域」となります。

また電界地域は単純に送信所からの距離に比例するわけではなく、地上波は山や谷などの自然の地形に加えて、たくさんの高層ビルなどに遮られやすいものです。自宅の電界地域がどの地域に当たるかは、テレビアンテナ設置業者にお電話やメールなどで問い合わせてみてください。

アンテナ交換のタイミングを”ひと目”で確認するには

急にテレビが映らなくなったり、映りが悪くなった時はアンテナの不具合や故障を疑うべきタイミングです。ここでは、アンテナ工事が必要かどうかを見極める3つのチェック項目をご紹介します。トラブルシューティングにお役立てください。

【チェック1】複数のチャンネルで映らない状態か?
テレビで普段見ているチャンネルの中で、どれか1つのチャンネルだけ映らないのか、それとも全てのチャンネルで映らないのかを確認しましょう。テレビを買い替えたり、設定をリセットしたときは、追加でチャンネル設定をしないと正常に映らないケースがあります。

【チェック2】複数のテレビで映らないか?
家庭に複数のテレビがある場合、どれか1台でも正常に映れば、アンテナ以外に問題があると考えてよいでしょう。テレビの故障、ケーブル接続部分の接触不良や断線、さびが原因で分配器が機能していないなどの原因が考えられます。

また、テレビの裏などの配線も要チェックです。お掃除の際に配線されているケーブルが抜けてしまった、ということも考えられます。

【チェック3】アンテナが傾いていないか
屋内で上記をチェックしても原因がわからない部分は、外に出てアンテナの状態を確認してみましょう。

台風などで強風が吹いたのちテレビが映らなくなった時は、アンテナの状態を目で見て確認しましょう。アンテナが取り付けられているマストが倒れたり、ワイヤーが切れて風に揺られていることがあります。アンテナはステンレス製とは言え、長い間に歪みが蓄積すると、土台ごと折れてしまう事もあります。

またもしアンテナが倒れていた場合もアンテナが壊れていなければ、アンテナ工事業者に頼んで、角度を直し、方向を調整すれば問題なく映るようになります。また電波の受信感度を高めるために、等間隔でアンテナについている素子は、アンテナの利得(どれくらい電波を受信できるか)に関係する重要なパーツです。

そうした素子が折れている場合、お住いの地域によっては受信感度が下がりブロックノイズが出ることがありますし、強風などで飛んでいくと危険なので、交換した方がいいでしょう。

【チェック4】アンテナ本体が壊れていないか

落雷、大雪による屋根への積雪などで、アンテナ本体が破損してしまうこともあります。テレビが映らなくなるだけではなく、高所からのアンテナの落下事故や、屋根に登っての確認は、転落事故につながることもあります。また一戸建て住宅の場合、屋根を踏み抜く危険があり、雨漏りなどの二次被害発生も考えられます。

アンテナの破損が見られるときには、アンテナ修理業者に確認・交換をしてもらいましょう。古いアンテナの撤去と処分だけでなく、アンテナ取り付け工事まで頼めます。また自然災害によるアンテナの故障は、火災保険が効くケースがあるため、保険を申請する時のために修理業者へ施工前に破損箇所の写真を撮影しておいてもらいましょう。

アンテナの相場価格

寿命を迎えた地デジアンテナはできるだけ、早めに交換するのがおすすめですが、テレビアンテナは、設置される地域によって色々な素子数のものや、いろいろな場所に設置できるものが販売されています。またアンテナの性能によっても、値段が大きく変わります。

地デジアンテナはほとんどが国内メーカーのもので、相場としては比較的手ごろな価格で手に入るものが多いです。

例えば一般的に使われるアンテナとしては3,000円から6,000円程度のものが主流で、これが小型の屋内アンテナになると1,000円前後で通販サイトや量販店で販売されています。

ただ気をつけておきたいのが、設置場所が弱電界地域なのか、強電界地域なのかという点です。強電界地域に大きくて高性能なアンテナを取り付ける必要はありませんし、弱電界地域なら後のトラブルを考えれば、初期費用は高くなっても高性能なアンテナを取付けましょう。これにより、合わないアンテナを買う無駄を減らせます。

デザインアンテナの相場価格

上記の通り、意外と安くて安定した性能のあるアンテナも販売されていますが、壁面への取り付けが可能なデザインアンテナは少し割高です。一般的なタイプなら1万円前後が相場となります。もし、見た目にこだわらないのなら、一般的な八木アンテナで済ませるのもポイントです。

工事費のことを忘れていませんか?

アンテナを購入する上で忘れてはいけないのが、アンテナの「工事費用」にです。他の家電と違い、テレビアンテナの設置工事は屋根の上や家の壁の高いところなど、高所かつ足場が不安定な場所での工事が多いです。

また、アンテナ固定用のネジなどを屋根に埋め込んだ場所は、雨漏りの原因になることがあります。シリコンシーラントなどで丁寧に埋めなければいけません。これらの工事費がアンテナ本体の料金に上乗せされるので、アンテナ本体は安くても、意外とテレビアンテナ工事費は高くなりがちです。また、必要な工具はそろえる必要があり、ハシゴなども必要になる場合もあります。

不安に思ったら見積もりを

テレビの異常を感じた時には、テレビ自体の故障を疑ってしまいがちですが、アンテナに問題があるケースが少なくありません。まずは外観だけでもチェックしてみましょう。

常に屋外に晒されているため、アンテナには定期的なメンテナンスや買い替えが必要になります。取り付けたらそれっきりではなく、なにもないときでも見ておくのが良いかもしれません。

アンテナ工事は、購入や工事の依頼頻度があまり高くないものですし、家電量販店などで販売されているものを手軽に購入できるとはいえ、安いものではありません。取り付けにはアンテナの調節や配線、建物に関する知識が必要となり、DIYで工事を行うには危険も伴います。

また、アンテナを固定するための金属線や固定金具、土台になる屋根馬などの部材代や設置工事費など、支払うことになる工事費用の合計いくらくらいかかるのか、またや相場価格帯について掴みにくいかもしれませんが、まずはアンテナ工事業者に現地調査と料金の見積りを頼んでみましょう。

複数の提示された見積りを比較すれば、希望に沿う工事をしてくれる業者を見つける手助けになります。また設置後のアフターケアも依頼できるのが、業者に任せる大きなメリットです。

アンテナ工事の業者一覧ページへ

まとめ

地デジテレビアンテナの寿命は約10年程度と言われています。天候の変化や設置場所により、劣化のスピードは異なります。ときにはアンテナ本体だけでなく、アンテナの付属機器がトラブルの原因になる場合もあります。

また最近は外壁面に取付けられる地デジデザインアンテナや、ベランダなどに取り付けられるタイプのアンテナも出ていて、アンテナの選択肢は広がっています。中には屋根裏への施工を請け負ってくれるところもあるようです。

自宅にとって最適なアンテナを選ぶためにも、一度アンテナ設置工事の専門家に相談してみてはいかがでしょうか?

アンテナ工事が依頼できる業者や価格について

依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「アンテナ工事」をご覧ください。

アンテナ工事のおすすめ業者を見る

記事の内容はいかがでしたでしょうか。この記事がお役に立てましたら、下の投稿ボタンからご評価ください!
10投票,  平均評価値:4.6
このエントリーをはてなブックマークに追加
2017-11-17 11:37:29
https://www.seikatsu110.jp/electrical/et_antenna/506/
各種電気工事
自分の家に設置されているテレビアンテナがどういう形だったか、思い出すことはできますか?思い出せない人が大多数かもしれませんね。新築時にアンテナを取り付けてそのまま、という方も多いでしょう。 日常生活で意識されることのないテレビアンテナですが、そんなアンテナもメンテナンスや修理が必要だということをご存知でしょうか?4K画質など、テレビの性能がどんどんよくなっている現代ですが、アンテナの質はいまも、テレビの画質を大きく左右します。 意外に思われるかもしれませんが、そうしたテレビアンテナの寿命は、考えている以上に短いものなのです。今回は、そうしたアンテナについての知識を深めつつ、テレビアンテナの故障がひと目で確認できる方法をご紹介します。
シェアリングテクノロジー株式会社

この記事のキーワード

各種電気工事

最新記事

おすすめ記事

0120-949-986