意外と知らない木くずの処分方法!産業廃棄物扱いになる場合も!?

2021.4.30

意外と知らない木くずの処分方法!産業廃棄物扱いになる場合も!?

DIYなどで大量の木くずが出たけど、木くずの処分方法がわからない……などと、お悩みではありませんか?木くずは一見、燃えるゴミの袋に入れてそのまま出せばよいイメージがあるかもしれません。

しかし、じつは木くずは燃えるゴミとして出せばよいとは限らない場合があるのをご存知でしょうか。本コラムでは、木くずを処分するうえでの注意点や、木くずのほかにも廃材などを捨てたくなったらどうしたらよいかなどを紹介しています。
木くずの処分方法を知り、適切に片づけてしまいましょう。

ちなみに、「捨て方をいちいち調べるのが面倒」「とにかくすぐに処分したい」という場合は、自力で捨てるより不用品回収業者を利用したほうがお手軽です。電話一本で申し込めるうえ、回収から処分まで一括で済ませてくれるので余計な時間をかけずに済みますよ。

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木くずの処分は注意!産業廃棄物になるかも

木くずは産業廃棄物として扱う場合があります。そのため木くずを処分するときは、産業廃棄物扱いになるものかどうか注意したほうがよいでしょう。

産業廃棄物とは、工場などの事業活動で生じる廃棄物のことです。産業廃棄物は、事業者が「廃棄物処理法」にしたがって処分しなければならないとされています。木くずが産業廃棄物として扱われる場合は、主に以下の6通りほどです。

①建設業で出た木くず
建物の工事作業で、材料として使った木から出た木くずのことです。木造の建物を改築した場合や、撤去した際に木くずが出たときも産業廃棄物として扱われます。

②製造業で出た木くず
木製の家具や雑貨などを作る工程で出た木くずが含まれています。木製のものはDIYでも作りますが、会社や工場など、事業としての製作の場合には産業廃棄物扱いになるのです。

③木製のパレット
パレットとは、主に流通・運搬業務で利用される、荷物をまとめて運搬するための台のことです。荷物の運搬を専門にしている「フォークリフト」という自動車にセットして使います。
また、パレットへ載せる荷物を梱包するために木材を使った場合、その木材も産業廃棄物になります。

④工業製品を作る工程で出た木くず
木くずが出る主な工業製品は、紙や耐水性塗料・印刷インキなどです。これらに含まれている場合がある「パルプ」や「ポリ酸化ビフェニル」が産業廃棄物に指定されています。

パルプは紙の原料で、木材から作られています。紙を作る工程で、木材をチップ状に砕くため木くずが残ります。
そしてポリ酸化ビフェニルとは、PCBと略されるダイオキシンの一種です。ダイオキシンは有害物質といわれており、人体に悪影響があるとされています。
現在、環境省によってPCBを含む廃棄物が出た場合は、環境省の規定にしたがって処理しなければいけないと決められています。工業製品を作る工程で、PCBが木くずについた場合も産業廃棄物として扱われます。

⑤輸入木材の卸売業で出た木くず
輸入木材の卸売業は、外国産の木材の流通などを扱っています。外国産木材の流通作業の際に出た木くずは、産業廃棄物の扱いになります。

⑥リース業者から出た木くず
リース業とは、物件や設備・資材などを顧客に貸す事業です。リース業者が保有している木製の家具などをゴミとして出すと、その木材が産業廃棄物扱いになることが多いです。
また、リース業者以外が、リース業者から買った木造の物件・設備・資材をゴミとして出した場合も産業廃棄物になります。

木くずの処分は注意!産業廃棄物になるかも

木くずをゴミとして出すなら事前に確認を

先ほど挙げた6通りのように、事業活動で出た木くずは産業廃棄物として扱われます。一方、庭木を切った枝やDIYで出た木くずは、ほとんどの場合は産業廃棄物にはなりません。

しかし、自分では産業廃棄物ではない、と思った木くずでも、処分する前に自治体に確認したほうがよいでしょう。それは同じ廃棄物の木くずでも、産業廃棄物として処分する自治体と、一般廃棄物として処分する自治体とに分かれているためです。

では、なぜ自治体によって木くずを処分する基準がバラバラなのでしょうか? その理由は、環境省が施行している「廃棄物処理法」の第6条によるものです。

廃棄物処理法の第6条は、要約すると「自治体ごとにゴミ処分のルールを決めてください。それにしたがってゴミ処分の計画を立てて自治体で出たゴミを処分していきましょう」というものになっています。

そのため、木くずを含めたゴミ処分のルールが、自治体ごとにバラバラになっているのです。お住まいの自治体のホームページなどにゴミの処分方法が記載されているので見てみるとよいでしょう。

粗大ゴミとして木くずを出す場合は、自治体で決められた粗大ゴミの処分方法で出すことが必要です。粗大ゴミの出し方も自治体により異なっています。粗大ゴミの出し方については、お住まいの自治体のホームページを確認するとよいでしょう。

木くずをゴミとして出すなら事前に確認を

木くずのほかにも処分するものがあるなら

木くずを処分するときは、それ以外の廃材なども処分することがあるかもしれません。木くずのほかにも処分するものがあるなら、すべてまとめて不用品の回収業者に回収してもらうとよいでしょう。

不用品回収業者に依頼すると、木くずやほかに処分するものを、自宅まで引き取りにきてくれます。木くずを粗大ゴミの回収場所に出す場合などと違い、運搬の手間もはぶけるのではないでしょうか。

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また、不用品回収業者に木くずを買い取ってもらえる場合もあります。木くずを買い取ってもらえることがある場合は、「塗料や防腐剤などの薬剤がついていないもの」「土・金属などがついていないもの」となっていることが多いです。

不用品回収業者によって木くずの買い取り基準は異なっているため、処分したい木くずが買い取ってもらえるかは、業者に確認してみるとよいでしょう。
さらに、不用品回収業者によっては、木くずのリサイクルを実施しているところもあります。回収してもらった木くずが、燃料や再生紙などの資源に生まれ変わることもあるのです。

まとめ

木くずは、一見そのまま燃えるゴミとして処分すればいいイメージがあります。しかし木くずは、場合によっては産業廃棄物として扱われる場合があるのです。木くずを処分する際は、処分する木くずが産業廃棄物扱いにならないかどうかを注意したほうがよいでしょう。

産業廃棄物扱いになる木くず以外は、燃えるゴミや粗大ゴミとして扱われることが多いです。ゴミの処分方法は自治体によって異なっています。お住まいの自治体のホームページにゴミの処分方法の記載があるので確認してみるとよいでしょう。

また、木くずのほかにも処分したいものがある場合もあるでしょう。その場合は不用品の回収業者へ依頼すると、処分するものをまとめて回収してもらえることが多いです。

さらに、不用品回収業者によっては、木くずの買い取りやリサイクルを実施しているところもあります。処分したい木くずがお金や資源に変わるかもしれないので、木くずの処分方法に悩んだら、不用品回収業者に依頼してみるのをおすすめします。

不用品回収を依頼できる業者や料金

依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「不用品回収」をご覧ください。

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