ドアをDIYするにはどこから手をつけるの?きれい、おしゃれなポイント

2021.4.30

ドアをDIYするにはどこから手をつけるの?きれい、おしゃれなポイント

ドアは周囲の視線を遮ってくれるほか、プライベートな時間を守ってくれます。そんなあると便利なドアですが、いつも殺風景なデザインに飽き飽きしていませんか。
利便性がない。もっと便利、楽しく使えるドアにできないものかと考えられる人も中にはいらっしゃるでしょう。
しかし、本格的にドアのリフォームすると、こだわればこだわるほど費用が高くつきがちです。仮にドアをリフォームするのであればできるだけ費用を安く済ませたいもの。しかし、ドアのDIYはそう簡単にできるものなのでしょうか。

ドアをDIYする費用はどれくらい?安く抑えられるか

まず、自分でドアをDIYしたい大きな理由のひとつが費用面でしょう。労力や手間は自分持ちなので、業者に頼むより安く済む傾向があります。そのため「DIYの方が安く済む」と認識されている人も多いはず。
しかし、お金を一切使わずDIYできるといわれれば、首を縦に触れません。
DIYするには自分が納得できる材料や、そのドアやデザインに必要な材料、道具を買いそろえる必要があるのです。
この章ではそんな費用面についてご紹介していきます。

業者に頼むとどれくらいかかる?

まずは業者にドアのリフォームなどを頼むとどれくらいになるのか見ていきましょう。
業者によって設定している料金に違いがありますので一概にはいえませんが、参考費用を挙げるとすれば、以下の通りになります。

〇室内ドアのみの交換:約7万円~
〇室内ドア+ドア枠:約10万円~
〇ドアの種類ごと交換:約20万円~
〇玄関のドアのリフォーム(交換含む):約30万円~

ドアのリフォーム費用の大きな内訳として、作業費や材料費、出張費のほかに処分費なども含まれていることが多いです。ただし業者によっては作業費のみ算出しているところもあります。
費用は個々によって違いがありますので、正確な費用を出すのは難しいところ。きちんとした費用を知りたい人は見積もりを依頼しましょう。

自分でDIYする場合は費用が変動しやすい
元々DIYに必要な工具や材料をもっているか、などによって違いがあります。ドアをDIYする場合、1から買いそろえるときは以下のものが必要になるでしょう。また、用意する材料によっても費用は変動します。

工具

・のこぎり(電動なら便利)
・差し金(L字型をしたものさし)
・メジャー(測っている最中に曲がりにくい、アルミ製のものがよい)
・クランプ(作業中に固定・安定させるための道具)
・タッカー(建築用ホチキスのようなもの)
・電動ドライバー
・ビス止め
・やすり
・マスキングテープ
・ノミ
・ホールソー(木材に穴を開けるための道具)

などがあります。こうした材料や工具を集めるのには手間やコストがかかりますが、とくに工具はほかのDIYにも使えるものです。思い切って揃えてしまうのもいいかもしれません。

材料

どんな風にリフォームをするのか。ドアの種類などによって違いがあります。以下の材料は一例をご紹介しています。

・骨組みに使用する長い木材
・ドアノブを固定するための木材
・ドアの外見に使用するべニヤ合板
・防音・断熱用の素材(紙やアルミシートなど)
・蝶番
・ドアノブ
・ドア側面につけるラッチ
・ドアの開け閉めによる壁の傷を防止する「なみだ目」
・ドアを覆うシートシール
・ペンキ、ニスなどの防水対策仕上げ用塗料
・木工用ボンド
・固定するための釘とネジ

ドアノブや側面に付けるラッチについては、セットで販売されているものもあります。取り付け方法などの説明書も付いていることが多く、こうしたものを利用すると便利でしょう。

セットで販売されているものは、違いがありますが約3万円~販売されているものが多いです。

           ドアのDIYでかかる費用を知ろう。どこにお金をかけるべき?

ドアをDIYする手順

自分が納得できるドアに仕上げるために、さっそくドアのDIYに取り掛かってみましょう。ドアのDIYの手順はやり方にもよりますが、以下を参考に実践してみてくださいね。

手順

①ドア枠の作成

まずは骨組みを組んでいきます。長い木材をまずは採寸に従ってカットします。そしてビスで仮止めししておき、ドア枠の外枠ができたら、中に補強材となる木材をはしご状に並べましょう。はしご状に並べた中心にも1本分通すことができたらなお頑丈になります。
できたら釘で固定してしまいましょう。
 

②ドアノブを固定する場所のための木をしっかりと固定する

ドアノブの部分は力がかかりやすいため、しっかりと固定する必要があります。
電動ドライバーで動かないようにしっかりと外側から固定しましょう。このときあまり真ん中でとめてしまうとラッチ止めなどできなくなってしまうので注意しましょう。
 

③断熱をする

断熱材を置くことで温度はもちろん、防音の効果も得ることができます。費用がかさむ場合、アルミシートなどで代用してもある程度の効果があります。
とめるときはタッカーで等間隔にとめるのがよいでしょう。防音や、断熱する必要がない場合この工程はなくてもかまいません。
 

④ベニヤ合板を貼りつける

ずれないように骨組みに木工用ボンドを塗り合わせ、仮止めしたのちタッカーで打ち付けていきましょう。
タッカーがない場合電動ドライバーや、ビス止めでも構いません。
できたらおもりをのせて乾燥させ定着させます。
 

⑤蝶番の取り付け

蝶番を取り付けるにあたり、ドア側と柱を削る必要があります。
掘る深さとしてちょうど蝶番の金属板が埋まる程度のみで掘りましょう。
丁寧にゆっくり行えば問題なく行えるでしょう。
 

⑥ドアのヤスリがけ

ドアの枠でけがをしないように丁寧にヤスリがけをし、ニスやペンキなどで枠を先に仕上げてしまいます。
 

⑦ドアノブ、ラッチの取り付け部分の作成

まずはドアノブが通るように穴をあけていきます。
そして交差するようにラッチの穴をあけます。
ホールソーがあれば比較的楽に穴をあけることが可能ですが、ない場合電動ドリルなどで代用が可能です。
まだ取り付けず、取り付けることが可能かどうか試す程度にとどめておきましょう。
 

⑧シートクロスを貼る

ただの合板のドアでは味気ありません。シートシールなどをはってきれいに仕上げましょう。
またはペンキやニスで仕上げるのもよいかもしれません。
 

⑨すべてのパーツの取り付け

まず柱にドアを取り付けていきましょう。
蝶番を順番に、少しずつ取り付けていき、ドアノブの取り付けに入っていきます。
取り付け方法ですが、ドアノブのセットについている取扱説明書を参考にしてもらうのが一番わかりやすいかと思います。過去コラム「ドアノブをレバーハンドル交換するのは簡単!その手順をすべて解説 」でも取り上げているため、こちらも参考にしてみてください。
 

⑩なみだ目を壁に貼り付ける

なみだ目と呼ばれる壁の傷防止シールを壁のドアノブがちょうど接触するところに貼り付け、壁の傷みを防止しましょう。

ドアを1から作る場合はこういった手順を参考に作ってみるといいですね。DIY用のセットで販売されているものは説明書が付いているものもあるので、利用してみるといいでしょう。

      ドアのDIYの前に揃えておきたい材料・工具
      
      

簡単なドアのリメイク方法

1から扉を作ると素人では1日でできない場合があります。文字通り、時間と労力、手間を費やすためなかなか一歩踏み出せない人もいるでしょう。
デザインのみを変えたいという人はDIYではなく扉のデザインをリメイクしてみるのはいかがでしょうか。同じく手間や時間はかかってしまうものの、もともとあるドアを利用するため、1から作るよりは手間もかけずにオシャレなドアにできますよ。

リメイクの一例

リメイクといってもドアの種類や使いたい素材、デザインによってはリメイク方法も異なってきます。そこで、一部のみピックアップしてリメイク方法をご紹介していきます。

①マスキングテープ

リビングや室内の扉に縦方向にマスキングテープを貼り付けます。柄や張り方によってはお店のドアのようにおしゃれに演出することもできますよ。

②ウォールステッカーなどを貼る

ウォールステッカーとはシール状のインテリア雑貨のことです。壁やドアに貼り付けても簡単に取れるので、ちょっとだけドアのデザインを変えたいときにおすすめです。

③壁紙

好きな柄や色の壁紙をドアのサイズにカットして貼り付けると好みのドアのデザインにすることも可能です。

④ペンキ

ドアの直接ペンキを塗って色を変えてしまうのもいいですね。ドアに使われている素材によりますが、木材などであればペンキを塗ることもできますよ。
ペンキを塗るときは以下を参考に実践してみてください。

①床にビニールシート、壁にマスキングテープなど、ペンキが垂れたりはみ出さないように養生する
②ドアの表面をヤスリを使って傷つける(ペンキをのりやすくするため。素材によってはしなくてもいい場合もあります)
③ペンキをまぜ、ハケなどを使い、塗っていく
④ラップをして乾くまで放置。ハケなどにもラップをして空気が触れないようにしておく
⑤二度塗りをおこなう
⑥※木枠を付けたい場合は、木をカットしてボンドなどを使って貼り付け、色を塗る
⑦取手を変えたい場合は取手を変える

      ドアのDIYで一番大切!寸法の測り方

ドアをDIYするときの注意点

ドアのDIYはドアを今より便利にするだけでなく、デザインも自分好みに変えられるため、時間や労力を惜しまない人にとっては「いつかはやってみたい」と思うでしょう。
しかし、ドアのDIYするにあたり、いくつか注意しなければいけないポイントがあります。そのポイントとは何なのか見ていきましょう。

寸法をきちんと測る

ドアを1から作る場合は必ず正確に寸法を測りましょう。きちんと寸法を測って作らないと、ドアの開け閉めの際に支障をきたすことでしょう。

ドアが作れる場所なのかどうか

ドアが作れる場所かどうかの確認もドアのDIYをするうえで必要な準備です。たとえば、ドアを付ける場所をふさぐように柱があれば、ドアの開け閉めが思うようにいかなくなります。逆に壁に柱がない場所などにドアを作ってしまえば、ドアの開け閉めの際に壁が崩れてしまうこともあるので注意しましょう。

既製品のドアを参考にするのも手段

1からドアを作る場合、高さはもちろん、ドアの厚さにも考慮しなければいけません。しかし、壁の厚さを元にドアを作るのは難しいもの。その場合は既製品のドアを参考に作ってみるのも手段です。
また、蝶番の位置などもこちらを参考にしてみてください。

ドアの種類にも考慮

ドアの種類を別のものに替えるときにも注意が必要です。たとえば、開き戸から引き戸に変えたい場合は、スペースを確保するだけでなく、ドア枠なども新しく設置し直さなければいけません。
逆に引き戸から開き戸にする場合もドア枠を変える必要があるでしょう。ドアの種類に合わせたDIYを楽しみましょう。どうしてもドアの種類を変えたい場合は、一度業者に相談してみてくださいね。

ちなみにドアの種類はこんなものがあります。

〇開き戸
玄関などでよく使われるタイプ

〇引き戸
ふすまや障子などでよく使われるタイプ

〇折れ戸
狭いスペースでも活躍するタイプ

賃貸住宅でおこなう場合は必ず許可を取る

まず、注意しなければいけないのは賃貸住宅のドアのDIY、業者に頼んでドアをいじってもらう場合は必ず大家さん、または管理会社の許可を取らなければいけない点です。
賃貸住宅の場合は、その部屋、住宅の所有権は大家さんや管理会社にあります。むやみにドアをいじってしまうと、元の状態に戻さなければいけないときに余分に費用がかかってしまいます。

まとめ

ドアのDIYは手間や時間はかかるものの、自分が納得できるデザイン、種類のドアが取り付けられるでしょう。また元から道具や材料があれば費用も抑えられるため、ぜひDIYしてみたいと思う人も。しかし、ドアを1からつくるとなると難しく、素人が考え無しにしてしまえば、ドアの開け閉めが思うようにいかなくなったり、最悪壁が崩れてしまうこともあるのです。

そういったトラブルを回避するためにも、ドアを新しいものに交換したい場合は一度業者に相談してみるのも手段です。
ただ、ドアのデザインを変えたいときは簡単なリメイクでデザインを変えることも可能です。こういったものも駆使して自分が納得できるドアへ仕上げましょう。

ドアノブ修理を依頼できる業者や料金

依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「ドアノブ修理」をご覧ください。

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