ドアノブが開かない!緊急時のドアの開け方とドアノブ交換について

2021.4.30

ドアノブが開かない!緊急時のドアの開け方とドアノブ交換について

生きていく上で、目にしない日はないといっても過言ではないドア。そんなドアが開かないとなると大変です。部屋の行き来ができなくなってしまうばかりか、最悪の場合部屋から出られず、閉じ込められてしまうこともあるでしょう。

ドアが開かない緊急事態、あせる気持ちもわかりますが、そんなときこそ冷静に行動しなければなりません。応急処置的にドアを開ける方法やドアノブの交換方法を知っておけば、緊急時でも的確な対処ができるでしょう。

この記事では、ドアノブが開かなくなってしまったときの対処法や原因など、ドアの不調に関する情報を詳しくご紹介していきます。お悩みの方は、ぜひ参考にしてください。

ドアはなぜ開かなくなるのか?その原因について

ドアノブが開かないと、部屋の出入りができなくなってしまうため大変不便です。このドアが開かなくなる原因にはさまざまなものがあります。

経年劣化により部品が消耗している

ドアノブも長く利用していくと、経年劣化によって消耗していきます。そうなると耐久性も落ちてしまうため、故障が起きやすくなってしまいます。

一般的に、ドアノブの耐久年数は10~15年程度といわれています。そのため、長年使用している場合は、不調がみられなくても定期的なメンテナンスをしたほうがいいでしょう。

ドアノブ以外の部品(ラッチなど)が摩耗している

ドアノブの部品は目に見えている代表的な『ハンドル』や『ノブ』部分のみではなく、目に見えにくい部分にも入っています。例を挙げれば、ドアを固定する『ラッチ』などがあります。実はドアノブの故障原因の中でも多いのは、この内部部品の故障なのです。

内部部品の様子は外からは分かりにくく、なかなか故障にも気づきにくい部分です。もしもその他の部分が正常なのにドアノブの動きが悪い、というような状況におちいったら、この原因をうたがってみましょう。

ドアノブの部品がサビ付いている

ドアノブの部分がさび付いていると動きも悪くなり、最悪動かせなくなってしまう可能性もあります。定期的にサビ取りを実施し、手に負えなくなってきた場合は急な故障が起きる前に修理・交換をしてください。

乱雑な使用により、部品が破損している

ドアノブは決して頑丈な部品ではない為、日ごろ乱雑に使用すると劣化も早くなってしまいます。また、この乱雑な使い方が原因の破損も珍しくないため、常に正しく、大切に使っていくようにしましょう。

鍵が壊れている

鍵部分の故障によってドアが開けられなくなる、というのは意外にもよくあります。鍵が故障すると、鍵穴に刺さらなくなったり、刺せたとしても鍵が回らなくなったりするような症状が起きてしまいます。

鍵トラブルについては、当サイトの『鍵が開かないときは落ち着いて行動をしよう!開かない原因と対処法』もぜひご覧ください。

ドア枠、家がゆがんでいる

いわゆる建て付けが悪い、というものです。家やドア枠そのものがゆがんでいると、正常なドアでもうまく開閉できなくなることがあります。上記の原因で何も当てはまらない、という場合は、こちらの可能性も検討してみてください。

上記のような理由で、突然ドアノブは開かなくなってしまいます。全体をまとめると、『部品のメンテナンス不足やドアノブの劣化による原因が多い』、という印象をうけますね。

ドアノブが開かなくなる現象には予兆がある

ドアノブは開かなくなってしまうまでの間にも、さまざまな不調で故障のサインを出すことがあります。まだドアが開かないような事態になっていない方でも一度、チェックしてみてください。

〇ドアノブ故障の予兆
・ドアノブが回りにくい
・ドアノブがガタガタする
・ドアノブの回す感覚が軽い
・鍵が回りにくい

このような予兆をドアノブが示したら、ドアノブ故障のサインかもしれません。大事にいたる前に、適切な修理をしておきましょう。

      ドアノブはどうして壊れるのか?原因について
      

ドアが開かない!閉じ込められた!ドアノブが壊れたときの対処法とは

ドアが開かないだけならまだしも、内側に閉じ込められたとあってはどうしてもあせってしまいますよね。しかし、ここであわててドアを蹴破ったりでもしてしまえば、その後の修理・交換代金がかなりの額になってしまうでしょう。このような緊急事態、ドアノブが開かなくてもドアを開けられる可能性はあります。

ラッチを操作して開ける方法

ラッチとはドアの側面についている、ドアをドア枠に固定するための突起です。主に三角の形をしており、凸の状態と平面の状態の2種類に可動します。

【用意するもの】
・薄くて折れにくいもの(針金や厚紙、いらないカード類など)

【手順】
①ドアノブ横のドアとドア枠の隙間に、カードなどを差し込んでください。
②斜面になっている部分に沿ってラッチを押す、または引きます。

ラッチの斜面を利用して、凸(閉)の状態から平面(開)の状態にしていくイメージでやってみましょう。こうすることでラッチの固定が手動で外れ、ドアが開くようになります。

しかし、これはラッチが三角形の場合のみ有効な方法です。四角形のラッチの場合は、この方法ではなかなか解決しないでしょう。また、ラッチの故障が原因の場合はそもそもラッチが動かないこともあります。そのような場合はドアノブを外すか、業者に連絡する方法を取りましょう。

ドアノブが壊われたときの対処法と直し方

ドアノブが壊れてしまった場合は、ドアノブを新品に交換したほうがよいでしょう。しかし、ドアノブを新品に変えるにはいったいどのような作業をしなければならないのでしょうか。

ドアノブを外す方法

【用意するもの】
・マイナスドライバー
・プラスドライバー
・ドアノブの構造図(下のイラストも参照)

鍵を自分で取り付けるにはどうすればいい?
(画像参照:「ドアの鍵を後付けする方法とは?鍵は1つのドアに2つがいい理由」)

【手順】
①内側のドアノブやドアレバー側面の小さなネジを外します。(ネジがない製品もあります)
②続けて、丸座・丸座裏金についているネジを外していきます。
③外側のドアノブを引き抜きます。
④ドアの側面に2箇所、ラッチを止めているネジと金具があるので、そのネジを外してラッチを取り出しましょう。

ドアノブの取り付け

ドアノブの取り付けは、基本的に外したときと逆手順で進めていけば問題ありません。
ただし、ドアノブの種類や素材を変えるときはいくつかの注意点があります。

同じ型のドアノブを新しくする場合は、ラッチに記されている型番と同じものを選ぶ必要があります。金物屋やホームセンターなどで探して、購入しましょう。

また、違う型番のドアノブを購入する際には以下のことに注意しておかなければなりません。

・ドアの厚さ
・ラッチの付いているドア端からドアノブの中心までの距離
・ラッチが取り付けられている金属のフロント板の幅や長さなどの形状
・ドアの開き方が右勝手か左勝手か

これらを交換する前に調べておき、適切なものを選べば問題なく取り付けることができます。

ドアノブのゆるみやガタつきを調整する方法

ドアノブにガタつきやゆるみが生じている場合は、ドアノブ自体を取り替えなくても直すことができる可能性があります。

ゆるみがある場合は、固定しているネジが緩んでいる可能性があります。がたつきも同様に、ネジや固定がうまくいっていないかもしれません。一度、ドアノブのネジをしっかり閉めなおしてみましょう。

作業をする際は各部品を失くさないように、またドアを傷付けないように気を付けてください。

ドアの開放やドアノブの交換は業者に依頼する方法も

ドアノブが開かない際やドアノブの交換をする際には、ドライバーなど工具を用いた作業が必要となってきます。しかし、この作業は慣れていない人には少々難しい作業となるかもしれません。

また、技術や知識の少ない方が無理に作業してしまうとうまく取り付けができなかったり、破損させて逆に状況が悪化してしまうこともよくあります。もちろん自分で作業ができれば費用の削減ができるのですが、もし作業に不安があるのであればプロの業者に依頼をするという方法もアリでしょう。

業者の依頼にかかる費用の相場

業者に依頼した場合、当然ですが自分で作業する方法に比べて費用はかかってしまいます。しかしその分、正確かつ効率的にドアノブの修理・交換をしてもらえるでしょう。また、プロの技術で修理・設置をするため、自分で作業するよりも長く使っていけます。長期的に見れば、費用面の心配はそれほどありません。

ドアノブ交換:約1万円~4万円
ドアノブ交換(ラッチのみ):約8,000円~1万円
ドアノブ修理:約8,000円~1万円

上記の金額は、あくまでも目安です。この金額は、ドアノブの取り付け位置や鍵の有無によって大きく差が出てきます。

依頼にかかる費用は、業者の設定価格によってさまざま。気になる方は、業者ごとの見積もりを取ってみると比較がしやすくおすすめです。

工具作業が苦手な方やより正確に質のいい作業を望む方は、一度業者に相談をしてみてはいかがでしょうか。

      ドアノブが壊れてもし閉じ込められたら?脱出方法

まとめ

ドアノブが開かないとなると、部屋の行き来ができなくなってしまうため大変不便です。まして部屋の中にいるときにドアが開かなくなってしまうと、そのまま閉じこめられてしまいます。もしものときにあわてないよう、対処法はしっかり把握しておきましょう。

また、ドアノブが開かない場合、ドアノブの修理または交換が必要です。この修理・交換は主にドライバーを用いた作業となります。細かいネジなどもあつかうこともあるため、なくさないよう注意してください。

このような工具作業に慣れていない場合は、無理に取り掛かると上手くいかないこともあります。作業に自信のない方や質の高い作業を求めている方は、プロの技術を持った業者に相談をしてみるとよいでしょう。

ドアノブ修理を依頼できる業者や料金

  
依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「ドアノブ修理」をご覧ください。

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