ゴキブリが部屋に現れて困ったということは、割りと多くの方が経験したことがあるのではないでしょうか。どんなにキレイな家や新築でも、100%ゴキブリが出ないとは限りません。年中でいつ訪れるかわからないゴキブリ退治の瞬間に備えたいものです。ゴキブリが苦手なものや寄り付きにくい部屋とはどのようなものでしょうか。
また、「ゴキブリには熱湯が効く」、「ゴキブリにアルコールがよい」など聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。しかし、実際はどれが効果あるかはわからないのです。そこで今回は、ゴキブリ退治に有効な方法とおすすめの退治方法についてご紹介していきます。
目次
ゴキブリはアルコールに弱い?
ゴキブリの弱点にひとつは、全身を覆っている油がなくなることによる呼吸障害です。ゴキブリは全身に呼吸するための穴があり、その穴にゴミなどが入らないように油で覆って穴を塞がないようにしています。アルコールにはその油を洗い流す力があるため、アルコールはゴキブリ退治に有効といわれています。
ゴキブリ退治に使えるお酒
ゴキブリ退治に有効なアルコールには度数が関係しています。アルコール度数が50%以上のものだとゴキブリ退治に有効だといわれています。そのため、できれば度数が高いものがおすすめです。
効果的な退治方法
高度数のお酒は、スプレー用のボトルに入れて散布させると効果的です。
高い度数のアルコールは蒸発しやすく、さらに細かい霧状にするとより蒸発しやすくなります。その殺菌効果と蒸発効果により拭き掃除にもとても有効です。
退治するときはスプレーで一面にアルコールを吹き散らします。ゴキブリの大きさと比べて広範囲で散布することができるため、逃げ足が速いゴキブリに対しても効果的に行うことができます。
そのため、何回か連続して散布することでゴキブリの脚を止め、全身の油を落とし最終的にゴキブリを駆除することができます。また蒸発しやすいため、拭き掃除などの後処理も楽に行うことができます。
ゴキブリ退治に使える身近なもの
アルコール以外にゴキブリ退治に利用できる手軽なものがいくつかあります。その中で代表的なものをご紹介します。
熱湯
ゴキブリは42℃以上の熱湯に弱いです。人間は体温が42℃を越えると体内のたんぱく質が凝固し始めるため危険なのですが。ゴキブリにも同様の効果があるとされていて、42℃近いお湯~熱湯をかけると、死に至るといわれています。
熱湯を使用する場合は、スプレーで散布すると一気に温度が下がるため、直接かけて使用するのがおすすめです。ゴキブリは生命力が強いため、気絶しただけでまた動き出す可能性があります。使用するときは42℃とはいわず、70℃~100℃の熱湯など、できるだけ高い温度で使用しましょう。
洗剤
アルコールと同じくゴキブリ表面の油を落とし、ゴキブリが呼吸できなくなる効果があります。どの家庭にもあるので、どなたでも試すことができます。
冷却スプレー
ゴキブリは熱湯などの極度な暑さに弱いですが、反対の極度の寒さにも弱いです。凍るほどの低温状態にすれば、ゴキブリを気絶させることができます。ホウキとチリトリを同時に用意してゴキブリが凍っているあいだに処理するのがおすすめです。
死骸はどうやって処理したらいい?
アルコールなどでゴキブリを退治したあと死骸はどうするべきでしょうか。そのままにしておくと、ゴキブリの死骸は他のゴキブリのエサになってしまうおそれがあります。そのため、死骸をそのまま処理することだけは避け、密閉できるものなどで包んで処理しましょう。ゴキブリの死骸を処理するときにおすすめの方法をいくつかご紹介します。
ビニール袋に包む
死骸をビニール袋に入れ、きちんと結び密閉しましょう。できれば二重にするのがおすすめです。
ペットボトルに入れる
ペットボトルに入れキャップをしめてしまうことで密閉することができます。
掃除機で吸う
死骸を掃除機で吸ってゴミを捨てます。パックごと捨てることができます。
これらのやり方のようにゴキブリは密閉して処理することが大切です。しかし、ゴキブリが苦手な人の中には、死骸でも近づきたくなかったり、ものを使って触ることもできなかったりという人もいます。外に捨てるという行為をしても外にゴキブリのエサを置いていることになるため、ゴキブリを寄せ付けてしまうおそれがあります。どうしても嫌なら、できるだけゴキブリと距離をとることができるホウキやトングを使い駆除する方法がおすすめです。
ゴキブリを寄せ付けない部屋にすることが重要
ゴキブリは繁殖力が非常に高く、1匹いると部屋に10匹はいるといわれるほどです。部屋をゴキブリが寄り付かないキレイな部屋にすることがとても大切です。ゴキブリを寄せ付きにくい部屋にするためには、次のことが大切です。
水分を残さない
ゴキブリは水を好みます。あらゆる水分を食し、生息することができます。部屋の水気はできるだけないほうがよいです。とくにゴキブリが生活しやすい床の水分は拭き取っておきましょう。ゴキブリ退治に使ったアルコールはゴキブリ退治だけでなく、清掃にも使うことができ便利です。
ゴミを残さない
ゴキブリは人間がだすゴミを食べて生きています。掃除が行き届いていない汚い部屋にはゴキブリが寄り付きやすいといえるため、定期的な掃除が必要です。
近隣の家に注意
アパートやマンションなどではとくに、隣の家からゴキブリが侵入することがあります。玄関や窓などの隙間には十分に注意しておきましょう。ゴキブリは数ミリメートルの穴からも入ることがでるため、キチッと閉めきることが大切です。
ダンボールに注意
ダンボールを部屋に残しておくことが要注意です。外から運んだダンボールの穴にはゴキブリの卵が残っていることがあるかもしれません。そのため、卵が孵化してゴキブリが部屋に侵入することもあるため、できるだけ早くゴミとして出してしまいましょう。
まとめ
ゴキブリ退治は予期せぬときに強いられることが多いです。そのため、ゴキブリ対策にアルコールはとてもおすすめです。ゴキブリ自体を退治することができるうえに、後処理がしやすく日常でも掃除などに利用できます。どの家庭でもひとつは常備しておくのがおすすめです。
またゴキブリの繁殖力や生命力ゆえに、一生ゴキブリが出ない家づくりは難しいかもしれません。もちろん日頃の清掃などの努力で最低限の侵入や繁殖を抑えることはできますが、いずれゴキブリ退治をしなければならないときが訪れると思います。もし自分では退治が難ししい場合はゴキブリ駆除の業者に依頼してみるのもおすすめです。業者に依頼することで、ゴキブリをよせつけない家造りを教えてくれるかもしれません。
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