マンションにお住まいの方で、給湯器が突然壊れてしまった場合、どうしていいか困ってしまいますよね。一軒家にお住まいなら、ご自身で交換することもできますが、マンションではそうはいかない場合があります。
今回はマンションの給湯器の設置場所から、交換時に気を付けなければならないことをご紹介していきます。
目次
マンションの給湯器って、どこに設置されているの?
マンションの給湯器の設置場所はおもに2か所となっています。下記のいずれかの場所に設置されているかと思いますので確認してみてください。
ベランダ外壁の場合
ベランダの外壁に設置するのは屋外壁掛けタイプと呼ばれています。一軒家やマンションどちらにも設置が可能なため、もっとも普及されているタイプです。
特徴は、給湯器の下から配管が出ているということです。横から配管が出ていなければ屋外壁掛けタイプとなります。
玄関付近の場合
玄関ドアの横に、パイプスペース(PS)と呼ばれる場所があるマンションは、その中にガスメーターや水道メーターが収納されていることが多いです。
そのパイプスペースに給湯器が設置されている場合があります。玄関付近に設置されている給湯器にはいくつかのタイプがありますので順番に紹介していきます。
・パイプスペース(PS)標準設置タイプ
パイプスペースに扉がついておらず給湯器本体が見えるようになっているものがPS設置タイプと呼ばれています。排気は前方を向いています。
・パイプスペース(PS)扉内設置タイプ
パイプスペースに扉が付いており中に給湯器が収納されていて排気部分だけが見えているものはPS扉内設置タイプとなります。こちらも排気方向は前方を向いています。
・アルコーブ設置型
マンションにアルコーブと呼ばれる玄関先横壁面の一部をくぼませて作られた空間に設置するタイプは、アルコーブ設置型と呼ばれています。玄関に対して垂直に設置し、扉は付いておらず排気カバーを取り付けて廊下側に排気するものが一般的です。
マンションの給湯器を交換する場合、条件をチェック!
給湯器の寿命は約10年前後とされています。マンションにお住まいの方で給湯器を交換を検討されている場合は、マンションによってもさまざまな条件があるため確認が必要です。
まず賃貸マンションの方は、オーナーまたは管理会社に連絡をしなければなりません。あくまで入居者が借りているものですので、勝手に交換することはできない場合が多いため注意してください。
パイプスペースに収まるか
マンションの給湯器を交換する際、最初に注意する必要があるのはパイプスペースと呼ばれる場所に収まるかどうかです。主に玄関横にある、ガスメーターや水道メーターが収納されている場所です。
壁掛けタイプは取り付けられる機種が限定されてしまいますので、パイプスペースに収めることを前提に考えて選んだほうが手間もはぶけるでしょう。
ですが、パイプスペース(PS)設置タイプもサイズの制限がありますので設置前に別途オプションが必要な場合があります。設置スペースより小さい給湯器を取り付ける際は、隙間を埋めるためにアダプターと呼ばれるものを設置します。
専用の部品が必要かどうか
給湯器の場合、メーカーの部品保有期間が製造終了より10年と規定されているそうです。修理を依頼しても専用の部品の製造が終了している場合があります。事前にお使いの給湯器部品の有無や修理可能か確認するのがよいでしょう。
管理組合が条件を指定していないか
分譲マンションの場合は入居者自身が交換しなければなりません。ですが、勝手に交換手続きを進めずに管理組合に必ず事前に連絡をしましょう。マンションによって、設置場所やサイズなどに指定がある場合があるので確認してください。
マンションに設置する給湯器を選ぶポイント
・設置形態
マンションの給湯器を交換する際の設置形態は、マンションの構造上大幅な変更が難しいため、基本的には以前からお使いのものと同じ設置形態のものを選ぶことがほとんどです。現在壁掛け型をお使いの方は壁掛け型を、パイプスペース設置型でお使いの方は同じ型から交換を検討しましょう。
・給湯能力
給湯器の給湯能力は「号数」で表されています。1分間にお湯をどれだけ作れるかによって基準が定められていて、ワンルームタイプのマンションで使用する場合は16号、ご夫婦など2人以上でお住まいの方は20号が一般的です。
・機能性(自動お湯張りなど)
給湯器の中にはオート機能が付いているものがあります。お風呂のお湯張りや追い焚きを自動的に行ってくれます。ですがマンションによっては設置が難しい機能がありますので、設置形態を確認する際にあわせて問い合わせてみましょう。
給湯器の交換費用はどのくらいかかる?
マンションの給湯器の交換費用はどれくらいかかるのでしょうか。たとえば、標準工事で給湯器のタイプを同タイプに交換し、風呂釜や配管などが変わらないという場合、交換に掛かる費用相場は約40,000円~となっています。
別途本体価格やオプション料金などもかかってくる場合がありますので事前に見積もりを取ることをおすすめいたします。
まとめ
お風呂の給湯器は毎日の生活に欠かせないものです。しかし給湯器が壊れてしまうと、マンションではさまざまな制約や条件の中で交換する必要があります。現在の設置形態を確認して給湯器を設置しなければなりません。
また、設置を決めてからも自分の部屋だけよければいいとは思わず、管理会社にきちんと連絡してからおこなって、近隣トラブルを防ぐようにしていきましょう。
給湯器修理・交換を依頼できる業者や料金
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