ゴキブリは見た目も気持ち悪く、動きも素早いので退治するのが苦手な人も多いのではないでしょうか。ゴキブリはさまざまな場所に発生するので、困ることもあるかもしれません。
なかでも、服や布団をしまっている押し入れの中でゴキブリを見かけると、ほかにも潜んでいるのではないかと不安もあるでしょう。服や布団は毎日使うものなので、確実に退治しておきたいものです。
今回はゴキブリを押し入れの中で見かけたときの駆除方法や、今後の対策について紹介していきます。ゴキブリが押し入れを好む理由を知って、的確な対策をしていきましょう。
目次
押し入れに出たゴキブリの駆除方法と後始末
ゴキブリは素早く動くので、まずは確実に退治することが大切です。押し入れの中には物が多いので駆除することが難しいかもしれませんが、以下の方法でゴキブリを退治しましょう。
まずはゴキブリを退治しよう
ゴキブリが押し入れから出てきたら、即効性のある殺虫スプレーを使って退治することがおすすめです。押し入れには物がたくさんしまってあることも多いので、ゴキブリがすき間に入り込んでもスプレーを散布することができます。
ゴキブリが近くにいて、手元に殺虫スプレーがない場合は叩いて退治する方法でもよさそうです。ゴキブリは動きが素早いので、迅速に仕留めましょう。
押し入れに物が入っていない場合は、燻煙剤を使うという方法もあります。燻煙剤は薬剤を吸ったゴキブリを駆除することができます。布団や衣類に煙がつかないように、あらかじめ別の場所に押し入れの中身を移しておきましょう。
死骸とフンも処分しよう
ゴキブリを退治したら死骸はすぐに処分するようにしましょう。なぜなら、ゴキブリは仲間の死骸を食べることがあるため、放置していると新たなゴキブリを呼び寄せてしまうおそれがあるからです。また、ゴキブリはフンを食べることもあるので、押し入れの中を清潔に保つことが大切です。
押し入れにしまってあった布団や服の除菌
ゴキブリは雑菌をたくさん持っています。そのため、ゴキブリがいた押し入れに入っていた衣類や布団は除菌しておくようにしましょう。
布団は洗濯することが難しいので、天日干しにすることが望ましいといえます。天日干しにするときは、よく晴れて乾燥している日の10時~15時くらいのうち、2時間を目安におこないます。
布団の天日干しをあまり長時間おこなうと、ほこりがついたり、湿気を吸ってしまったりするのであまりよくありません。また、汚れを落とすために布団を叩くと、中のほこりやダニの死骸などが表面に付着するのでおこなわないようにしましょう。
ゴキブリが押し入れを好む理由とは
ゴキブリがなぜ押し入れから出てきたかわかれば、根本的な対策をできるかもしれません。実は押し入れにはゴキブリが好む環境が整っているのです。押し入れの環境を変えてゴキブリ対策をしたい人は参考にしてみてください。
湿気がこもりやすい
ゴキブリは暗くて暖かく、じめじめした場所を好みます。そのため、押し入れの環境とは相性がよいといえるでしょう。なかでも、押し入れの上部にある天袋は日ごろ人目にもつかず、いつの間にかゴキブリが繁殖していることもあります。
天袋に物がたくさん入っていて、閉めたままになっているときには注意が必要です。あまり使わない場所かもしれませんが、天袋を定期的に点検し、風通しをよくするように心がけましょう。
小さなすき間ができやすい
ゴキブリは体が大きいですが、平たくなって小さなすき間に潜むことができる厄介な存在です。そのため、すき間のできやすい押し入れの中はゴキブリにとって住みやすい環境だといえます。
物が多くごちゃごちゃとしている押し入れの中は通気性も悪く、ゴキブリが身をひそめることもできる格好の場所です。また、見えないところに小さなすき間ができていることもあるので、いつの間にかゴキブリに住み着かれないように気をつけてください。
押し入れをゴキブリが好まない環境にするには
先ほど紹介したように、ゴキブリは暗くてあたたかく、湿気のある場所を好みます。そして、わずかなすき間に入り込み、生息することも可能です。その性質をよく理解し、ゴキブリが押し入れに住み着かないように対策していきましょう。
換気をする
ゴキブリは湿気のある場所に出やすいので、こまめに押し入れの換気をすることがおすすめです。押し入れのふすまは閉めていることが多いかもしれませんが、定期的に風を通すようにしましょう。
布団を押し入れにしまっている場合は、こまめに天日干しすることも大切です。毎日布団を使っていると湿気を吸収しやすくなるので、布団を乾燥させるように心がけてください。
すき間を塞ぐ
押し入れの中は暗くて目につきにくいので、小さなすき間に気づかないかもしれません。ゴキブリが好みやすいすき間は、はやめに塞いでおくことをおすすめします。
押し入れのすき間はシーリング材というシリコンで埋めることができます。コーキングガンにシーリング材をセットして、すき間に注入するとよいでしょう。最後に、ヘラを使ってすき間の奥までしっかりとシーリング材を充填し、表面をなめらかに整えて完了です。
段ボールを入れっぱなしにしない
ゴキブリは段ボールに潜んでいることも珍しくありません。さらには段ボールの中に産卵し、そこからゴキブリが繁殖してしまうケースもあるのです。押し入れには段ボールを入れている人も多いかもしれませんが、ゴキブリを寄せつけたくないなら不要な段ボールを処分したほうがよいでしょう。
ゴキブリの侵入口は押し入れだけじゃない。家全体でやるゴキブリ対策
ゴキブリを押し入れで見かけたら、ほかの場所にもゴキブリが住み着いていないか気になるでしょう。またゴキブリが住みやすい条件がそろってしまうと、外から新たにゴキブリがやってきてしまうかもしれません。そうならないために、家全体でゴキブリ対策をおこなうことが大切です。
侵入口を塞ぐ
ゴキブリは小さなすき間があれば、入り込むことができてしまいます。具体的には玄関や窓、サッシなどのすき間や排水溝、エアコンの排水ホースなどが侵入経路になることが多いようです。小さなすき間はシーリング材やテープなどで塞いでおくと安心です。
しかし、家の中には通気口などの塞ぐことのできないすき間もあります。そのような場所でゴキブリを防ぐには、ベイト剤という毒エサを侵入経路に置くという方法があります。ゴキブリがベイト剤を巣に持ち帰ると、ほかのゴキブリにも薬剤の効果が期待できるでしょう。
エサになるものを出しておかない
ゴキブリは雑食なので、家の中にあるさまざまなものをエサとしています。人が食べるもののほかにも皮脂や髪の毛、石けんなどもゴキブリにとってはエサになります。
またキッチンや洗面台に水気が残っていると、ゴキブリが水を飲みにくるかもしれません。こまめに掃除をしたり水滴をふきとったりして、家の中を清潔に保つことが大切です。
詳しくは「もう2度と見たくない!ゴキブリを寄せ付けないようにするには」の記事をご覧ください。
まとめ
ゴキブリが押し入れにあらわれたら、まずは落ち着いて駆除する必要があります。ゴキブリを叩くか、殺虫スプレーを使って迅速に退治しましょう。
ゴキブリがいた押し入れの中身は除菌しておくことが望ましいです。ゴキブリには雑菌もあるので、駆除した後は衣類や布団を清潔にしておいてください。
ゴキブリは暗くてあたたかく、湿気のある環境を好みます。そのため、押し入れはゴキブリにとって住みやすい環境なのです。わずかな空間にもゴキブリは身を隠すことができるため、すき間を塞いでおくことも大切です。
ゴキブリは繁殖力が高く、何度も家の中にあらわれるかもしれません。対策していてもゴキブリに悩まされている人は業者に相談してみてはいかがでしょうか。ゴキブリのいない快適な生活を手に入れることができるかもしれません。
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