塗装剥がれの原因とは?その意外な原因と対処方法も合わせてご紹介

2021.4.30

塗装剥がれの原因とは?その意外な原因と対処方法も合わせてご紹介

外壁の塗装剥がれの原因が分からず、対応に困っているという方はいらっしゃいませんか。外壁の塗装は一度起こってしまうと、全体に影響が出やすく早めの対応が必要になります。また、剥がれの原因は塗装後のものではないかもしれません。

今回は外壁塗装の剥がれの原因とその補修方法などをご紹介します。

外壁の塗装剥がれの原因とは

外壁の塗装剥がれには原因があります。
 

劣化

外壁は常に外部にさらされており、雨風や日照による紫外線、空気中に含まれる水分や成分などで自然な状態で放置していても、劣化していきます。年月を経るごとに劣化することは避けることができないでしょう。

 

壁材の材質が塗装に適していない

外壁の材質や形状によっては塗装自体が難しい場合があります。

 

下塗り材の選択ミス

外壁を塗装するときは基本的に、3回に分けて塗られます。1回目が下塗り、2回目が中塗り、3回目が上塗りです。

外壁の状態によっては塗料を吸収してしまうこともあり、必ずしも3回と限らない場合もあります。ただ下塗りはとくに壁に直接触れるため、その塗料の選択は重要です。なお、下塗りには専用の塗料があります。

下塗り材にはたくさんの種類がありますが、その中から壁の状態や中塗り、上塗りの塗料に相性の良い下塗り材を選ぶのは、剥がれを起こさないための重要な作業となっています。

もし下地の選択が悪かった場合、下地の劣化がはげしくなり中塗りの塗料を吸収してしまうことがあるので、外壁塗装自体の剥がれも起きやすくなります。また下塗り材の種類によってその適切な分量も決められているので、間違ってしまうと劣化の原因になります。

 

下地処理をしっかりしていない

下地塗料を塗る前におこなう作業を下地処理といいます。下地処理で壁をきれいにすることで、下地塗料をきちんと壁に接着させ重要な役割を十分に発揮させるのです。
この下地処理としては主に、表面の汚れを取り除く作業と補修作業があてはまります。

高圧洗浄によって、外壁についているほこりやカビ、花粉、コケなどを取り除きます。高圧洗浄は水などを高圧でふきかけて汚れを落とすものですが、作業後はきちんと乾燥させることが大切です。乾燥が不十分な場合、塗料が接着できないことがあります。

洗浄後は外壁を丸1日ほど乾燥させるのがよいでしょう。もちろん、雨が降った場合も乾燥させることが必要です。

また、ひび割れをあらかじめ補修しておくことも必要となります。外壁のひび割れ補修には、ホームセンターなどで手に入るグッズを使うこともできます。例えば、次のようなものが市販されています。

・セメントチョーク
・セメントスプレー
・シーリング材

しかし、ひび割れが1ミリメートルを超えるものだと内部まで影響している可能性があります。この場合の補修には専門性が必要になるため、業者に頼んだ方がよいかもしれません。
      外壁の塗装剥がれの原因とは

外壁の塗装剥がれは原因を放っておくと広がる一方

外壁の塗装剥がれは原因に関わらず、どんどん広がっていきます。先ほどもお話したとおり、外壁の塗装は3種類の塗装が必要となります。上塗り材が剥がれてしまうと、中塗り材も剥がれやすくなり、下の層に連鎖して影響が出ます。

とくに外壁の塗装は一度剥がれるとその箇所から雨が浸入してしまい、壁と下地の隙間に雨水が浸透していきます。すると建物の全体的に影響が出やすくなります。
                外壁の塗装剥がれは原因を放っておくと広がる一方
      

外壁の塗装剥がれの対処方法

塗装剥がれが何らかの原因をきっかけに起こってしまった場合、塗装をしなおすのが補修方法の中心です。ただ、その方法には手順があります。

▼剥がれている塗膜を取り除く
塗膜を研磨紙ややすり、ヘラなどを使って落とします。剥がれている塗膜の上から上塗りをしてしまうと、接着がうまくいかず、再度剥がれが生まれる原因になってしまいます。

▼汚れを取り除く
このとき、高圧洗浄を使用してもよいかもしれません。

▼下塗り
該当箇所が乾燥しているのを確認したあと、下塗りをします。

▼塗装
ほかの塗装部分と同じような色合いになるまで塗装します。2回ほど重ねて塗るのが良いでしょう。
      外壁の塗装剥がれの対処方法

外壁の塗装剥がれを防ぐためには業者に依頼や相談を

外壁の塗装剥がれはきちんと施工すると、起こりにくくなります。業者による施工は経年劣化による剥がれも防止できるよう、その壁に合った最善の塗装をしてくれますので安心です。

また、たくさんある下塗り材の中から、壁の材質や場所を考慮しながら剥がれの起きにくいものを自分で選ぶのは難しいでしょう。

加えて、下地処理や下塗り、中塗り、上塗りを全部おこなうのはとても手間がかかります。慣れない作業をして塗装が完成したとしても、すぐに剥がれが起こってしまったらショックを受けるかもしれません。

こうした要素を踏まえれば、長持ちするような塗装にしたい場合、やはり業者に頼んだ方がよいでしょう。

まとめ

塗装剥がれの原因は、塗装後におこる外部からの衝撃や影響による場合もありますが、ほとんどの場合は塗るときの不具合によるものが多いです。経年劣化によるものは仕方ありませんが、より長持ちのする塗装をおこないたいものです。

これから冬が近づいてきますが、寒い時期に入る前に塗装の剥がれを改善しつつ、塗装の色を変えてみるのも良いかもしれません。

外壁塗装を依頼できる業者や料金

依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「外壁塗装」をご覧ください。

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