木酢液は、芝生にとっていい効果をもたらすアイテムです。そのため、木酢液を芝生に利用しようと考える方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、「木酢液ってなに?」「どんな効果があるの?」「どうやって使えばいいの?」といった疑問を持つ方も多いでしょう。
そこでこれらの疑問を解決するために、木酢液の概要や効果、与えるときのポイントや注意点を解説していきます。木酢液で芝生を元気に育てるためにも、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
目次
木酢液とは液体状の煙のこと
木酢液を芝生に使用する前に、まずはどのようなものなのかを知っておきましょう。木酢液(もくさくえき)とは、炭を燃やしたときに出た煙を冷却し、液体状にしたものです。そんな木酢液には約200種類にも及ぶ有機成分が入っています。そこで、これらをろ過することによって余分なものを取り除き、有効な成分だけを抽出します。そのため、木酢液は植物に有効な成分がつまっているのです。
木酢液を芝生に与えたときの3つの効果
木酢液は、芝生に与えるといい効果をもたらします。ここでは、木酢液が芝生にもたらす効果を3つご紹介します。木酢液の効果を最大限に活かすためにも、以下の内容をしっかりと理解しましょう。
芝生の成長を助ける
木酢液には、芝生の成長を助ける効果があります。木酢液は植物に直接かけることで、代謝を促進したり肥料を吸収しやすくしたりする効果があるといわれているのです。そのため、芝生をうまく育てるためにも、木酢液を使うといいでしょう。
土壌の改善になる
木酢液を与えることで、土壌改善の効果もあります。木酢液をかけることで、土壌中の微生物を増やすことができるからです。
微生物には、土壌の中にある有機物を無機物に分解する働きがあります。分解された無機物が、植物にとって肥料となるのです。そのため、微生物を増やすことによって、植物がよく育つことができます。
また、木酢液を使うと土壌を弱酸性にすることができます。芝生を植えるうえでは弱酸性の土壌がいいとされていますが、木酢液は酸性の液体なので、薄めてかけると土壌を弱酸性にすることができるのです。
病害虫の予防になる
木酢液を芝生にかけることで、病害虫の予防にもなります。木酢液をかけると、微生物と病害虫の両方が増えていきますが、木酢液には微生物のエサとなる成分が含まれています。そのため、微生物のほうが病原菌より増え、病原菌は駆逐されていきます。そのため、芝生を元気に育てることができるのです。
木酢液を芝生に与えるときの2つのポイント
木酢液を芝生に与えようと思ったときに、気をつけるといいポイントがあります。そのポイントとは、「色とにおいで、いい木酢液を選ぶ」「説明書の指示に従う」の2点です。この2つのポイントについて詳しくご紹介します。
いい木酢液は色とにおいでわかる
いい木酢液は、黄褐色や赤褐色をしていて、刺激臭がしないのが特徴です。木酢液を選ぶ際は、これらの点を考慮して選ぶといいでしょう。なかには「木酢液ってどれでも同じじゃないの?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、ものによっては有害な物質が含まれているおそれもあるのです。
先ほど、木酢液は不要な有機物をろ過して除去しているとご説明しましたが、ろ過の具合が製品によって異なる場合があります。ろ過がしっかりおこなわれていない製品は、不要な有機物が混じっているおそれがあります。不要な有機物の中には、有害物質が含まれているものもあるので、品質のいいものを選ぶのがおすすめです。
必ず説明書の指示に従って与える
木酢液を使用するときは、必ず説明書の指示に従いましょう。木酢液は基本的に水に薄めて濃度を調整してから使いますが、最適な濃度は製品によって異なるので、説明書をしっかりと確認する必要があるのです。
なかには「濃度が高いほうが効き目がよさそう」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、濃度が高すぎると微生物が減少してしたり、植物にダメージを与えてしたりします。そのため、説明書きに書かれている濃度を守って使用しましょう。
ほかにも、説明書きに使い方や注意点が書かれている場合には、そちらに従って使用してください。
もし、「木酢液の正しい使用方法がわからない」「初めて使うものだから心配」という方がいれば、業者に相談することをおすすめします。業者に相談することで、木酢液の正しい使い方を教えてもらうことができるでしょう。自分で木酢液を使用するのが不安な方は、ぜひ業者を利用してみてください。
木酢液を扱ううえでの注意点
木酢液の品質によっては、有害物質が含まれているおそれもあります。念のため、安全には配慮して使用することをおすすめします。具体的には、「皮膚に塗ることを避ける」「お子さまが手に届くところに置かない」などを心がけるといいでしょう。
また木酢液とアルカリ性の農薬を混ぜることは、極力控えましょう。アルカリ性のものと混ぜることで、中和されて木酢液の効果が弱まってしまうおそれがあるからです。芝生に木酢液と農薬を使用するときには、農薬がアルカリ性ではないことを確認してから使うことをオススメします。
さらに、木酢液は直射日光を避けて保存しましょう。木酢液は熱や光が当たると物理変化してしまうおそれがあるので、できるだけ直射日光は避けてください。
まとめ
木酢液は、炭を燃やしたときに出る煙を液体にしたもので、芝生にいい効果をもたらすことで知られています。具体的には、「芝生の成長を助ける」「土壌の改善になる」「病害虫の予防になる」といった効果があります。
木酢液を芝生にかけたときにこうした効果を最大限に発揮させるためにも、黄褐色や赤褐色をしていて刺激臭のない、品質のいい製品を選びましょう。そして、使用するときには説明書きに従ってください。
また、安全のためにも皮膚に塗ったりお子さまの手に届くところに置いたりするのは避けましょう。さらに、アルカリ性のものと混ぜたり、直射日光の当たる場所に保存したりするのも避けてください。木酢液を上手に利用するためにも、このような正しい方法で使用しましょう。もし、木酢液についてお悩みの方がいれば、一度業者に相談してみてください。
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