
花粉症にはオオアワガエリという植物が影響していることがあります。オオアワガエリはあまり馴染みのない植物ですが、日本でも広く分布している植物で、夏から秋にかけて花粉を飛ばします。
「夏なのに花粉症の症状が…!」と不思議に思っている方は、オオアワガエリという植物に反応している可能性があります。今回はオオアワガエリの花粉症についてご紹介します。

目次
なかなか花粉症が直らない……原因はオオアワガエリかも!
花粉症の症状が出ているのに、なかなか治らないという場合、オオアワガエリという植物の花粉のせいかもしれません。
おもに花粉症の原因として知られているスギ花粉やヒノキ花粉は、2月~4月のあいだに花粉症が発症しやすいため、「花粉症といえば春!」と思っている人も多いのではないでしょうか。
オオアワガエリは6月~8月にかけて花粉が飛散します。もし夏の時期に花粉症が発症したらオオアワガエリの花粉に反応している可能性があります。
オオアワガエリはイネ科の雑草です
オオアワガエリという植物を初めて聞いたという人もいるかもしれません。オオアワガエリはイネ科アワガエリ属の植物で、日本では全国的に分布しています。
もともとは牧草として利用されていた植物ですが、現在は野生化し、道端や空き地などに生えていることがあります。高さは0.5~1mで、穂のような花をつけます。ヨーロッパ原産の植物で、日本には明治時代に入ってきたとされています。
イネ科の花粉症は皮膚のかゆみが発生しやすい
オオアワガエリはイネ科の植物だと紹介しましたが、イネ科には、ほかにも花粉症を発症するものがあります。イネ科の花粉症を発症するものは牧草系の植物が多くなっており、カモガヤ・ホソムギ・ハルガヤ・オニウシノケグサなどがあります。
イネ科の花粉症の症状は、くしゃみや鼻水、鼻づまりや目のかゆみとなっており、ほとんど樹木系の花粉と同じです。しかしこれらに加えてかゆみが発生しやすいというのがイネ科の花粉症の特徴です。
かゆみが発生する場所としてはのどや耳、鼻などが挙げられます。また、人によっては咳が出たり、皮膚に赤い発疹が出たりすることもあるため注意が必要です。
イネ科の花粉は「草本花粉」
オオアワガエリを含むイネ科の花粉は、夏から秋にかけて飛散します。春先に花粉症を発症する人が多いため、「夏から秋にかけて花粉症?」と疑問に思う人もいるかもしれません。しかし草本花粉に反応する人は、春先でなくても花粉症になってしまうことがあるのです。
草本花粉とはイネ科やキク科、ブタクサ属などの草本植物の花粉を指します。草本植物は背が低いので、花粉が飛散する距離が短いのが特徴です。そのため近づかない限りは花粉の影響を受けることはほとんどありません。
草本花粉を飛ばす植物は基本的に、川沿いや道端、空き地などに生えていることが多いので、草本花粉に敏感な方は夏から秋にかけては注意したほうがよいでしょう。
代表的なものではヨモギやブタクサなどが挙げられます。ヨモギは繁殖力が強いので、庭などに生えている場合は駆除してもいいかもしれません。
オオアワガエリの花粉症の予防方法
オオアワガエリなどのイネ科の花粉を防ぐ方法は、基本的にスギやヒノキなどの花粉を防ぐ方法と同じです。夏から秋にかけてつらい目にあう前に、自分でできる対策方法を確認しておきましょう。おもな4つの対策方法を紹介します。
□植物が生えている場所に近づかない
植物が生えている場所には近づかないということが、1番確実に花粉を防ぐ方法です。オオアワガエリは地下茎(地中にあり繁殖のもとになる茎)によって数を増やします。
もし「刈っても刈っても数が減らない!」ということがある場合は地中に地下茎が埋まっているかもしれません。花粉症を防ぐために庭先や空き地に生えているオオアワガエリを駆除する場合はきちんと地下茎も除去しましょう。
□マスクやメガネを装備する
マスクやメガネを装備するのも効果的です。花粉対策に特化したものもあるので、状況に応じて使い分けましょう。
□室内に花粉を入れない
室内への花粉を防ぐためには、洗濯物を部屋干しにするというのもよいでしょう。また、換気を行う際は、夜中や早朝に行うことをおすすめします。
夜間や早朝は花粉の飛散量が少ない時間帯となっているため、花粉の侵入を減らすことができます。網戸を使うとより効果的です。
□うがい手洗いを徹底する
室内に花粉の侵入を防止する方法として、うがい手洗いを徹底するということも挙げられます。
花粉は非常に細かいものなので、知らず知らずのうちに吸いこんでしまっていることがあります。風邪予防も兼ねることができるので、うがい手洗いは積極的に行いましょう。
まとめ
オオアワガエリはイネ科の植物で草本花粉を飛ばします。花粉シーズンといわれる春先ではなく、夏から秋にかけて反応することが多いため、オオアワガエリによる花粉症だということに気付きにくいということもあるかもしれません。
とくにイネ科の花粉症はかゆみを起こしやすいといわれています。発症しないように予防すると症状を和らげることができるかもしれません。また庭先に生えている場合は駆除してもよいでしょう。
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