草刈機も使い方は奥が深い!性能を生かすための使い方と保管方法

2021.4.30

草刈機も使い方は奥が深い!性能を生かすための使い方と保管方法

お庭の雑草を一気に刈り取ることができる草刈機を、個人で使われる方も増えています。ただし、使い方は単純に見えて意外に奥が深く、使い方によっては反対に作業効率を下げてしまいかねません。

また保管方法にもポイントがあるので、長期保管する前にしっかり確認しておきましょう。今回は、草刈機の使い方を詳しくご紹介していきます。安全かつ効率の良い使い方をしっかり解説しますので、ぜひお役立てください。

草刈機の選び方

草刈機もいくつかの種類が存在し、それぞれ機能も違いがあります。またタイプが違うものも存在するため、作業に適した草刈り機を選ぶことが大事です。ここでは、草刈り機を選ぶポイントについて説明していきます。

動力で選ぶ

草刈りは主にエンジン式、バッテリー式、電気コード式のものが存在します。

エンジン式の草刈機は、強力なものが多く電源がない場所でも使うことが可能です。しかし動かすためにはガソリンが必要であるため、稼働時間が限られているという欠点があります。

バッテリー式は、音が静かで近隣への迷惑が気になる方に適したタイプです。バッテリーを充電しないと使えないため、エンジン式と同じく稼働時間に限度があるという点が欠点でもあります。

また電気コード式は静かである程度パワーもあり、電気式なので自由に使えるのがメリットです。しかし電源コードが近くにない場合は使用することができないため、ご自宅の使用環境に左右されるでしょう。

草刈機を選ぶ際は、バッテリー式のようにパワーがあるものがいいのか、電源コードタイプで広範囲に使いたいのかなど、自分の希望を明確にして選択することが大切です。

刈刃で選ぶ

草刈機の刈刃にも複数の種類があり、それぞれ特徴も違ってきます。
刈刃には主にナイロンコード、樹脂刃式、金属刃などの種類があります。ナイロンコードの刈刃は、草刈り作業中に壁などへ当たってしまっても 傷つきにくいです。そのため比較的面積が狭い庭で使うのに適しています。

樹脂製の刃は住宅の壁を傷つけるのを防ぐだけではなく、強固な草を刈り取る力もあるためバランスが良い刈刃です。そのため庭で使って住宅の壁を守りつつ、しっかり草を刈り取りたいときに有効活用できます。

また金属刃は草を刈り取る力が強いため、広範囲に使用したいという方におすすめの草刈りです。ただ、作業中に異物にあたってしまうと刃が欠けてしまう恐れがあるため、使用する際は周りの環境を把握してから作業することが重要になります。

刃の選び方で草刈りの機能も変わるため、しっかり特徴を把握して作業に適したタイプの草刈りを選びましょう。また刈刃ごとに草刈機の使い方も微妙に変化するということも理解しなければなりません。
      草刈機の選び方

①草刈機を使う前の準備

草刈機の使い方を知る前に、どのような準備をすればいいのかを知らなければなりません。草刈りを行う前は、しっかり準備を整える必要があります。具体的にどのような準備をすればいいのか、見ていきましょう。

・服装
軍手や長袖、着替えなどを用意しておきます。素手で作業すると手を切ってしまう恐れがあり、肌を露出しているとかぶれてしまうこともあります。そのためしっかり準備して肌を適切に防ぎましょう。

また日差しが強い日に作業するときは、熱中症を防ぐために帽子を用意することも大切です。ただし長時間被っていると熱がこもってしまう恐れがあるため、網状になっているもののほうが熱を逃がしやすくなります。長時間作業をする場合は、水分補給をすることも重要です。少しでも体に不調を感じたら、無理に作業を継続しないようにしましょう。

・虫よけスプレーを用意する
草の周りにはさまざまな虫が集まるため、作業中に刺されてしまう懸念があります。そのため作業前に虫よけスプレーなどを体に吹きかけておくと虫刺されなどの被害を抑えられるでしょう。

・草刈りカマ
草刈り機を使えば、作業効率が向上し、短時間で広い範囲の草を刈ることができます。しかし狭い場所は、草刈り機が入り込みづらいため手作業で草刈りをするほうが効果的でしょう。細かい場所を刈るためにも、草刈りカマなどを用意しておくのがおすすめです。

・ゴーグルなど目を守るもの
草刈りで刈られた草が勢いよく飛んでくることが予想できます。当たり所が悪いと目に入ることもあり、最悪の場合失明といった事態にもなりかねません。そのためゴーグルなどで目をしっかり保護しておくことが重要です。

もとから視力が悪く眼鏡をかけているという方は、メガネの上から着用できるもの、または度が入っている防護メガネを用意するようにしましょう。また、フェイスガードを用意して顔を保護し、防護メガネと併用して防護効果を高めることもできます。
      草刈機を使う前の準備

②草刈機の使い方のコツ

実際に草刈機を使うためのポイントを説明していきます。よく考えて使わないと作業効率が悪くなる恐れがあるため、しっかりコツをおさえていきましょう。以下で草刈りを使うコツをまとめました。

ベルトを調節しておく

肩に掛けることが可能な草刈り機なら、ベルトを調節することができるはずです。またグリップハンドルが付いているなら、ちょうどよい長さに調節しておくことができれば、作業もしやすくなり草刈り機をコントロースしやすくなります。

草刈機の基本的な動かし方を覚えよう

草刈機を使うときは、刈った後の草が次に刈る草の上に乗るようにすると刈り残しを減らすことができます。刃は基本的に左回転で稼働するため、草刈り機も右から左に動かすようにしましょう。

右から左に刈り、位置を戻す。この一連の動作を繰り返していくと無駄なく草刈りを行えるはずです。反対側に動かしても切ることはできるのですが、一度に刈れる量が少なくあまり作業効率が良くないため、右から左に動かしているときだけ切ることを徹底するようにしましょう。

また、草刈機の先端部分はとくに切れ味が高い場所とされており、使用するときは常に先端部分を意識すると草を刈りやすくなるでしょう。さらに草刈り機を使うときは、体を左右に振って機械を動かすことが大切です。

体をしっかり安定させて作業すると、刃と地面が平行になるためきれいに刈ることができるでしょう。

刃の種類ごとに刈り方を変える

草刈機の使い方は、刃の種類ごとに適切な方法があります。

比較的耐久性が高いナイロンコードタイプの草刈機を使うときは、高さを調節して刃が地面と水平な状態になるようにしましょう。右から左に刈りこんでいく際、少し体を左に傾けるのが適切です。

電動式タイプの草刈りの刃は、比較的パワーが強く一度の大量の草を刈ることができます。ただし、大量の草が刃に絡みついてしまうとモーターが停止してしまう恐れがあるため、注意が必要です。また、刈るときは草を三段階に分けて刈ると、刃に草が絡みにくくなります。

金属刃の場合は、基本的にはナイロン式のものと同じく高さを調節して使うことが大事です。ただし金属刃の場合は異物にぶつかると欠けてしまう恐れがあるため、地面付近に刃を近づけるときは十分注意しなければなりません。

切るときは出発点を考える

草を刈るときは、右から左に刈りこんでいくのが基本です。しかし足はまっすぐ動かしていくほうが刈り残しをしにくくなるのです。円形に刈り込んだり、不規則な動きで刈ってしまうと、どこまで作業が完了したのか分からなくなってしまう恐れがあります。そのため草刈りは左端から始めて一直線に動くことを意識しましょう。また足を動かすときは、なるべく細かい動きを意識して確実に刈り込んでいくことが大切です。
         ②草刈機の使い方のコツ

③草刈機を使い終わった後のメンテナンス

草刈機を使い終わった後は、ゴミなどが蓄積しないよう手入れをしなければなりません。具体的にどのような方法でメンテナンスをすればいいのか、草刈機の使い方だけではなくメンテナンス方法も解説していきます。

内部の清掃

草刈機本体を分解し、内部の清掃をすると詰まりを解消できる可能性があります。エアーカバーのねじで固定されているなら、取り外して異物が蓄積しているようなら、しっかり取り除くようにしましょう。

放置していると燃料過多となってしまう恐れがあるため、しっかり手入れすることが大事です。掃除するときは、市販のパーツクリーナーなどを使うと比較的楽に掃除できます。さらに細かく分解してメンテナンスをすることも可能ですが、細かい部品に分かれるため、組み立てが困難になってしまうかもしれません。

もし隅々まできれいにしたいなら、業者にメンテナンスを依頼するというのも一つに手段ではないでしょうか。

刃の手入れ方法

刈刃に付着しているゴミなどは、なるべく早めに除去する必要があります。分解可能であるなら、ドライバーなどで接続部を取り外して手入れをしましょう。

また草刈機によっては、グリース注入口が開いているタイプのものも存在します。刃の動きを滑らかにするために必要となるので、長期的に保管する前には一度グリースを注入し直すことも大切です。
      ③草刈機を使い終わった後のメンテナンス

草刈機をしばらく使わない場合の保管方法

草刈りを使う機会が少ない冬の時期などは、草刈機を倉庫に保管するという方も多いでしょう。その際、倉庫については保管場所として問題ありません。しかし内部に燃料が残っている場合は注意が必要です。ガソリン式の草刈り機に限定されますが、保管するときはしっかり燃料が残らないよう空にすることが大切です。

ガソリン式草刈機には、レギュラーガソリンではなくサイクルオイルを混ぜた混合燃料を使います。もし内部に残っている状態で長期間放置すると、混合燃料が変質して機械の故障を招いてしまう恐れがあるのです。そうなると草刈り機を修理しなければならないため、保管するときはしっかり燃料が空になっていることを確認しましょう。

燃料を抜き取るときは、燃料缶を用意して残りの燃料を移します。その後ポンプ内に残っている燃料も押し出し、再び燃料缶に残りの燃料を移しましょう。そうすることで中途半端に燃料が残りにくくなります。

また、刃も長期間放置していると劣化してしまうため、長期保管する前には取り外して別々に保管することが大事です。取り外して保管する際は、一度ごみや草を除去するようにしましょう。
      草刈機をしばらく使わない場合の保管方法

草刈機使用中の注意事項3点

草刈り機を使っているときに気を付けるべき点があるため、草刈機の使い方だけではなく注意点もしっかり理解しなければなりません。

キックバックの発生

草刈機を使っていて、草刈機でも切れないものに当たると強い反動を受けます。この現象をキックバックといい、大きなトラブルに発展しかねない現象です。キックバックを受けているときは、コントロールが効かなくなるため周りに人がいると命にかかわる事態になるかもしれません。

そのため前方に硬いものがないかどうかを確認してから草刈りに取り掛かるようにしましょう。また機体を高く持ち上げると、キックバックが起こったときにコントロールが効きにくくなるため注意が必要です。

ゴミの巻き付き

草刈機の刈刃部分にゴミが大量に巻き付いてしまうと、動作不良を引き起こすことがあるため、使用中に異物に当たったときは一度動作を止めて状況を確かめる必要があります。構わずそのまま稼働させると、刃に深く巻き付いてしまう恐れがあるのです。

とくにビニールなどのゴミが刃の接続部に巻き付いてしまうと、動作に支障をきたすかもしれないので十分注意しなければなりません。

飛散物のばらまき

大量の草を刈ると、さまざまなものが飛散してくることが予想されます。先述でも説明した通り、飛散物が目に入ってケガをする恐れがあるため、防護メガネなどを用意して目を保護することが重要です。

また作業中に小さなお子様やペットを近づけても、飛散物による被害をこうむる恐れがあるため、作業中は近づけないようにしましょう。
      草刈機使用中の注意事項3点

まとめ

草刈機の使い方を理解して正しく活用すれば、草刈り作業の効率が上がります。しかし細かい場所までは行うことはできないので全ての作業を草刈機だけで終わらせることはできません。

また使わないときはしっかり手入れをする必要があります。とくに燃料が残っていると動作に悪影響が出てしまう恐れがあるため注意しましょう。

草刈りのメンテナンスは、簡単なことなら自分でも行いやすいですが、細かく分解して掃除をするのはなかなか困難です。もしメンテナンスや草刈り作業を自分でこなすのが難しいというなら、草刈りのプロに手入れの相談をするのも、有効な手段ではないでしょうか。

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依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「草刈り」をご覧ください。

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