ピアノに寿命はある?ピアノが傷む原因と長く使うコツをご紹介!

2021.4.30

ピアノに寿命はある?ピアノが傷む原因と長く使うコツをご紹介!

ピアノを弾くのが趣味な方にとっては、愛用のピアノはとても大切な存在です。愛用のピアノで末永く演奏したいという方もいるのではないでしょうか。

そこで今回は、ピアノの寿命をなるべく長く伸ばすコツやメンテナンスの方法などを詳しく解説していきます。少しでも愛用のピアノを長く使うための知識を深めることができるかもしれません。

ピアノの寿命はどれくらい?

ピアノは木製の楽器です。そのため、木の部分が湿度や温度の変化によって劣化していきます。

では、具体的にピアノの寿命はどれくらいなのでしょうか。ピアノの寿命に関してはいろいろな説があり、短いもので30年ぐらいという話もあれば、長いもので100年以上持つという話もあります。

ピアノの正確な寿命は、いまだはっきりされていないのです。なぜこんなにも寿命に開きがあるのでしょうか。その原因には「ピアノの置かれた環境」「メンテナンス」といった要因が考えられます。

ピアノの寿命を短くする原因

先ほど説明しました通り、ピアノの寿命は長くて100年以上と、かなり長持ちする楽器であるといえます。とても高価な楽器のため、できるだけ長く使いたいものです。

しかし、ピアノ寿命は30年になってしまうこともあります。ではなぜピアノの寿命が短くなってしまうのでしょうか。自分のピアノの状況を見直してみましょう。

温度や湿度の差が激しい

ピアノは木製の楽器ですので、温度が高い環境に置いていると体積が膨張し、低いと縮みます。また、湿度が高くなると湿気を吸うためカビが発生してしまうことがあります。また、湿度が低くなって乾燥してしまうとピアノが割れてしまうこともあるのです。

使用者の使い方が激しい

ピアノを演奏する頻度や態度もピアノの寿命にかかわってきます。やはり演奏頻度が長いと、その分劣化も早くなってきます。

        ピアノの寿命を短くする原因

こまめなメンテナンスが大切

では、ピアノの寿命を延ばすためにどのようなメンテナンスを心がければよいのでしょうか。

自分でメンテナンスを行うことは可能です。たとえば、練習が終わった後のピアノはそのままにせず、鍵盤についた手汗をクリーナーで拭きとるなどの掃除をこまめに行うことが大切です。

また、ピアノの異変にいち早く気づくために、毎日ピアノを弾いてみるというのもメンテナンスのひとつです。

異変に気付くのが早ければ早いほど、深刻な状態まで劣化が進んでしまう前に対処できますし、修理にかかる費用も抑えることができます。

年に1回はピアノ調律やピアノ修理のプロにメンテナンスの依頼をしてみることもおすすめです。ピアノの扱いに長けている専門家ですので、細かな異常でも見逃さずにメンテナンスしてくれます。

ピアノを蘇らせるオーバーホールとは

長く使っていて、音があまり良くなくなってしまったピアノを修理に出そうかと考えている人もいるかもしれません。修理の方法はいくつありますが、そのなかでもオーバーホールとよばれる方法を頼むとピアノを蘇らせることができるかもしれません。

オーバーホールとは、古くなったピアノの部品をすべて取り換え、中身を新品同様に使えるようにする方法のことをいいます。オーバーホールにより、ピアノの寿命を大きく伸ばすことができます。

オーバーホールと修理の違い

オーバーホールと修理の違いは、取り換える部品の数の違いです。オーバーホールは部品をすべて取り換える大規模な方法に対して、修理は故障個所の部品だけを取り換える小規模な方法です。

メリット

オーバーホールのメリットは、まるで新品のような美しい音色に蘇らせることができるという点です。大切にしているピアノを美しいまま長く使えることができ、別のピアノに買い替える必要もありません。

デメリット

オーバーホールのデメリットは、費用が高くつくという点です。部品をすべて取り換えるという大掛かりな方法となっていることから、それぞれの部品代や工事費が、修理と比べるとかなり高くなってしまいます。

費用相場

では、ピアノのオーバーホールの費用相場はいくらになるのでしょうか。

グランドピアノであれば約60~100万円、アップライトピアノであれば約40万円と、ピアノの種類によって相場も違ってきます。

値段設定やサービスは業者によってバラバラです。

オーバーホールで取り換える部品の素材はどこのものなのか、アフターサービスは充実しているかなど、自分が重視したいものを決めてから業者を選ぶとよいでしょう。

      ピアノを蘇らせるオーバーホールとは

大切なピアノを長く使うコツ

ピアノの寿命をなるべく長くするコツは、ピアノにとって最適な環境をつくることです。

ピアノを保管するために最適な温度は15~25℃といわれ、湿度は、夏季の場合は40~70%、冬季の場合は35~65%だといわれています。
高すぎたり低すぎたりといった極端な環境にピアノは弱いのです。いつまでもいい音色を保つために、温度・湿度管理には気を付けましょう。

また、湿度が上がらないようにピアノの屋根を開けることもピアノの状態を保つ方法としては効果的です。

まとめ

ピアノは高価でとてもよい音色を奏でる美しい楽器です。高価なだけあって、頑丈に作られてはいます。しかし、置かれている環境によってピアノの寿命に大きな影響を与えるおそれがあります。

もしピアノの音色が悪くなった場合は、早めの修理が必要となってきます。また、修理ではなく部品をすべて取り換えるオーバーホールという方法もあります。費用は高くつくものの、値段相応以上の改善は期待できるはずです。

ピアノの音色がおかしい、古くなったピアノがあるといった困りごとがあれば、プロに気軽に相談してみましょう。

きっとあなたの大切なピアノを美しい音色に生まれ変わるお手伝いをしてくれるはずです。

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依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「ピアノ調律 ピアノ修理」をご覧ください。

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