バッテリーチャージャーの使い方|正しい方法を身に着けて失敗を予防

2021.4.30

バッテリーチャージャーの使い方|正しい方法を身に着けて失敗を予防

バッテリー上がりが起きてしまったときに備えて、バッテリーチャージャーの使い方や注意点を覚えておくと、いざとういうときに焦らず対処できます。バッテリーチャージャーひとつあれば、バッテリーの充電が可能です。ただし、完全に充電を終わらせるには10時間ほどかかってしまいますし、使用する車にあった種類を準備する必要があります。

このコラムでは、バッテリーチャージャーの取り付け手順から選び方までご紹介いたします。使用方法が分からなくて購入を迷っている方や選び方に不安がある方は、購入前に当記事を参考にしてみてください。また、バッテリーチャージャー以外の対処法もご紹介していますので、状況にあった対処をおこないましょう。

バッテリーチャージャーの使い方

バッテリーチャージャーの使い方は、難しいものではありません。充電をおこなうためには、バッテリーチャージャーのほかに付属ケーブルを用意してください。使用の際には、車をコンセントの近くに動かしましょう。バッテリーチャージャーとバッテリーをつなげることで充電できますが、手順を守ることが重要です。

バッテリーチャージャーの使い方|正しい方法を身に着けて失敗を予防

バッテリーチャージャーの取り付け手順

バッテリーチャージャーの、詳しい取り付け手順をご紹介します。ケーブルのつなげ方など手順を間違えると車の故障や火災の原因になってしまうことがありますので、しっかりご確認ください。

1.車をコンセントの近くに移動させます。

2.車のエンジンルーム内にあるバッテリーのプラス端子に赤いケーブルをつなげ、次にマイナス端子を黒いケーブルにつなげます。

3.バッテリーチャージャーをコンセントに差し込み、電源を入れます。

4.バッテリーチャージャーのアンペア数を設定します。

5.現在のバッテリー電圧と充電量を確認し、充電量が90パーセントを超えたら充電は完了となります。

バッテリーチャージャーの取り外し手順

バッテリーの充電量が90パーセントを超えたあたりでバッテリーを終了させます。このときにも、手順を間違えないように気を付けてください。

1.充電が終わったらまず充電器の電源を切ります。

2.ケーブルを取り外します。まず、マイナス端子に接続してある黒いケーブルを外し、次にプラス端子に接続してある赤いケーブルを取り外したら完了です。

充電時間は約10時間!急速充電は負担が大きい

バッテリーチャージャーで完全に充電するには、10時間ほどかかってしまいます。ガソリンスタンドなどにある急速充電器での充電は、30分ほどで通常の運転に支障がなくなるほど充電することが可能です。

ただし、急速充電器はバッテリーの負担が大きく、バッテリーの性能が劣化してしまうおそれがあります。急速充電器の使用は急いでいるときのみにすることがおすすめです。

タイマー付きのバッテリーチャージャーがおすすめ

バッテリーチャージャーには、十分充電ができるとタイマーが作動し自動的に終了する操作をする型があります。バッテリーが満タンになっても充電し続けると過充電という状態になり、バッテリーの性能が落ちてしまうことがあります。

過充電は、100%充電された状態の満充電のときに、電力を供給し続けてしまうことです。過充電をおこなうことで電池の消費が早くなったり、熱をもって破裂が起きてしまったりするおそれがあるのです。

このような事態を防ぐためには、タイマー機能がないとこまめに充電の量を確認しなければなりません。タイマーがあれば、安心して充電することができます。

バッテリーチャージャーはどれを選べばいいの?車・バイク

バッテリーチャージャーにもさまざまな種類がありますが、どれを選べばいいのか簡単に解説します。自分の車やバイクにあうタイプを選ばないと、使用できないかもしれませんので、チェックしておきましょう。

〇12V対応のバッテリーチャージャーにする

乗用車やバイクは12Vの電圧が一般的です。バッテリーの電圧と同じ電圧のバッテリーチャージャーを手に入れましょう。しかし、トラックや大型車は、24Vであることが多いため、12V用のバッテリーチャージャーは使わないようにしましょう。

〇電圧を切り替えられるバッテリーチャージャーもある

バッテリーチャージャーには、電圧が12Vと24Vを切り替えて使用できるものもあります。インターネット通販などで気軽に手に入れることができますが、どれを選べばよいのかわからないときには、カー用品店などで店員に相談するのもひとつの手です。

バッテリーの減りが早いときは寿命かも

車のバッテリーの寿命としては、2~5年ほどとされています。乗車状況によって寿命は左右されますが、バッテリーの保証期間を過ぎたころからはバッテリーの劣化がないか気を付けてチェックするようにしましょう。

バッテリーの寿命を見分ける方法としては、「エンジンがかかりにくい」「ライトの明るさが不安定」「パワーウインドウの動きが遅い」「バッテリー液がにごっている」などのポイントがあります。自分で簡単にチェックできますので、このような症状が現れたときにはディーラーやカー用品店などでバッテリーの点検をしてもらってください。

バッテリーチャージャーの使い方|正しい方法を身に着けて失敗を予防

困ったときの依頼先も知っておこう

バッテリーチャージャーが手元にないときにバッテリー上がりが起きてしまったら、業者に依頼することで対処することが可能です。依頼先は、「JAF」「ガソリンスタンド・ディーラー・カー用品店」「エンジン始動サービス業者」などがあります。それぞれどのように依頼し、対処してもらえるのかご紹介します。

JAF

JAFは、車の故障救援をする組織です。会員になると、バッテリー上がりやキー閉じ込み、などのトラブルを無料で受けられることができます。そのほかのサービスも会員であれば割安で受けられるロードサービスです。

自動車保険のロードサービスとの違いは、保険は「契約車両」がサービスの対象になりますが、JAFの場合には「人」がサービスの対象になるため、自分が運転している場合はもちろんのこと、同乗しているだけでもサービスを受けることが可能です。

また、電話や専用アプリから連絡することで出張サービスをおこなってもらえます。

ガソリンスタンド・ディーラー・カー用品店

ガソリンスタンドが近くにある場合には、ガソリンスタンドの急速充電器を使用してバッテリーの充電をおこなうことができます。30分ほどで走行に問題のない程度のバッテリー充電がおこなえます。

また、ディーラーやカー用品店でも、バッテリー充電をしてもらえることがあります。店舗によって異なるため、問い合わせをしてみてください。カー用品店の場合には、バッテリー充電がおこなえなくても、ジャンプスターターといってエンジンをかける道具が置いてあることもありますので、店員に相談してみてください。

バッテリーチャージャーの使い方|正しい方法を身に着けて失敗を予防

エンジン始動サービス業者

JAFなどのロードサービスに加入しておらず、近くにガソリンスタンドやディーター・カー用品店がないときには、エンジン始動サービス業者に依頼する方法があります。車が動かせなくても出張サービスしてくれるため、どこの場所であっても依頼することができます。

エンジン始動サービス業者は、エンジンの始動の手助けをしてくれます。充電はできませんが、エンジンさえかかればあとはエンジンの回転数によって発電機が動くため、バッテリーの充電をおこなうことが可能です。

弊社でもエンジン始動サービス業者をご紹介しています。全国の加盟店からお近くの業者を派遣しますので、お気軽にお問い合わせください。

まとめ

バッテリーチャージャーの使い方は正しくおこなわないと、車の故障や火災の原因になってしまいます。手順を確認してからケーブルの接続をおこない、安全に使用しましょう。

バッテリーチャージャーを適切に接続できても、過充電にしてしまえばバッテリーの劣化や破裂のおそれがあります。そのような事態を防ぐためには、自動停止機能のタイマーがついている種類を選ぶことができます。

乗用車で利用するためには、バッテリーチャージャーは12Vのものを用意します。この電圧があわないと使用できませんので、バッテリーチャージャーを購入の際にはよく確認してから購入するようにしてください。トラックと乗用車の両方で使用したい場合には、電圧を切り替えできる種類もありますので、使用方法にあったものを選びます。

もし、バッテリー上がりが起きたときに自分で対処できないという場合には、JAFなどのロードサービスや近くのガソリンスタンド、カー用品店・ディーラーなどを頼ることが可能です。ロードサービスに加入しておらず、近くに店舗がないときには、エンジン始動サービス業者を使用することができます。状況に合った業者を利用しましょう。

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