家に出るネズミは3種類!長期的にネズミを寄せ付けないためには

2021.4.30

家に出るネズミは3種類!長期的にネズミを寄せ付けないためには

夜ごと天井裏やキッチンを駆け回り、食べ物を食い荒したり家具をかじったりとさまざまな害をもたらすネズミは、お住まいの害獣のなかでもとくに被害が大きくなりやすい部類です。

ネズミは放置しているとすさまじいペースで繁殖してしまうため、見つけ次第駆除しなければなりません。早急な駆除のためには、まず家に住み着いているネズミの種類を確認しておきましょう。

実は家に出るネズミにはいくつかの種類があり、それぞれ習性や食べ物、巣を作りやすい場所が異なります。本コラムでは、どんなネズミがうろついているかを特定し、適切なネズミ対策をおこなう方法をご紹介します。

家に出るネズミのほとんどはクマネズミって本当?

家に出るネズミのなかで、とくに被害事例の多いのが、「クマネズミ」と呼ばれる種類のネズミです。日本におけるネズミ被害の実に80~90%をこのクマネズミが占めているといわれています。

クマネズミは家に住み着くタイプのなかでは中型に位置し、頭から尻尾の先まで20cm程度の体長をしているネズミです。20cmと聞くとネズミにしてはかなり大型のように見えますが、体長の大半は長い尻尾なので、実際の体格はそれほど大きくはありません。

体重が100~200gと軽く、垂直の壁を登る能力に優れているため、民家の天井裏や屋根裏に好んで巣をつくります。天井裏は他の大きな野生動物が入り込みにくい場所なので、クマネズミにとっては非常に繁殖しやすい環境となるのですね。

ネズミ本来の旺盛な繁殖力もあいまって、一度民家に住み着いてしまったクマネズミはおそろしいスピードで増えていきます。大量のネズミは民家の食べ物を食い荒らし、ところかまわずフンをしていくため、食害や伝染病などさまざまな被害をもたらす原因となるのです。

家に出るネズミのほとんどはクマネズミって本当?

他にもいる!家に出るネズミの種類と見分け方

家に出るネズミの代表的な存在はクマネズミですが、ほかにも家屋に被害をもたらすネズミがいます。
そもそも日本に生息するネズミには、屋外で暮らす「野ネズミ」と、民家に好んで住み着く「家ネズミ」がいて、クマネズミは家ネズミの一種なのです。

ここではクマネズミ以外の家ネズミの種類と特徴、それぞれの見分け方についてまとめておきます。家にいるネズミが何の種類かを判別する参考にしてみてください。

<家ネズミの種類>
一般的に家ネズミと呼ばれるネズミは以下の3種類です。3種のネズミはそれぞれ体格や見た目、食べ物や住み着く場所などが大きく異なります。さらに、フンの形にも特徴があるため、フンからネズミの種類を特定する手がかりとなるかもしれません。

クマネズミ ドブネズミ ハツカネズミ
体格 中型(体長20cm程度) 大型(体長25.cm程度) 小型(体長10cm程度)
見た目の特徴 ・尻尾が身体より長い
・耳は大きくて薄く、丸まっている
・尻尾が身体より短い
・耳は小さく分厚い
・ずんぐりとした体形
・尻尾が身体より長い
・耳が大きく分厚い
食べ物 植食性で野菜や穀物などを好んで食べる 雑食性で昆虫、生ゴミ、野菜や穀物など何でも食べる 植食性で穀物や植物の種子など小さいものを好んで食べる
住み着きやすい場所 湿気に弱く、乾燥した場所を好む。民家の天井裏やビルの高層階など、地上から離れた場所でよく見かける 乾燥に弱く、湿気の多い場所を好む。壁を登れないため、地上に近い場所や下水などでよく見かける 乾燥に極めて強く、狭い場所を好む。畑や納屋、土間など外に近い場所によく巣をつくる
得意なこと 壁登りや大ジャンプ 泳ぎ、昆虫の捕食、寒い環境での生活 足場が不安定な場所の歩行
フンの特徴 1cm程度で細長い 1.5cm程度の太い形 0.5cm程度の米粒状

家ネズミのなかでもとくに大型なドブネズミは、運動能力はさほど高くありませんが、本来ネズミが耐えられないような寒い環境にも耐えることができます。また泳ぎが得意なため、下水から排水管を伝って家のなかに侵入してくるケースもあるようです。

もっとも小さなハツカネズミは、極度の乾燥状態にも耐えることができるため、家のなかよりかは外につながった場所によく出没します。とくに穀物の種子を好んで食べるので、納屋に置いてあった畑にまく予定の種がハツカネズミに食害されることも多々あります。

このように、一口に家ネズミといっても、種類によって生息場所から食害の起きやすいもの、侵入経路までかなり違ってきます。より確実にネズミを駆除するなら、それぞれの種類にあった最適な対策をほどこすべきでしょう。

家ネズミの生態について詳しく知ることが、ネズミ対策の一番の近道となるかもしれません。

他にもいる!家に出るネズミの種類と見分け方

こんな場合は家にネズミが住み着いているかも…

家に出るネズミ対策は、まずネズミの種類を知ることからだといえます。しかし、もっと根本的な問題として、「そもそも家にネズミがいるのかどうかわからない」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ネズミは頭のよい生き物です。自分たちが人間にとって歓迎されない存在であることを自覚し、人間に見つからないよう立ち回るすべを知っています。そのため、ネズミの気配はすれどもネズミ自体の姿を見つけられないといったケースは珍しくもありません。

ネズミが本当にいるのか、居るとすればどこにいるのか、それを確認しないことにはネズミ対策は始まりません。そこで、家にネズミがいるかどうかを判別する方法をご紹介します。

夜間に物音がする

ネズミのほとんどは夜行性であり、日没後から夜明け前にかけて活発に活動します。また、基本的に明かりの下にはあまり出てこようとせず、消灯後の人間が寝静まった頃あいを見計らって巣穴から出てきます。

したがって、電気を消してからしばらく経ったあとに、天井裏やキッチンのあたりから物音がしたら、それはネズミのたてる足音や、ビニール袋を漁る音かもしれません。ネズミが居ないか気になる場合は、夜間に聞き耳をたててみましょう。

ラットサインを見つける

「ラットサイン」とは、ネズミが通った場所に残る汚れや痕跡のことをいいます。ネズミ駆除の専門家はネズミの居場所を特定する手がかりとして、このラットサインを活用するそうです。

主なラットサインとしては、散らばるフンや床にしみこんだ尿、それから壁の黒ずみなどが挙げられます。ネズミには壁にそって歩く習性があるため、ネズミの皮脂が壁に付着し、そこに空気中の埃や塵がついて黒ずむことがあるのです。

壁のなかで一部だけが妙に黒ずんでいる場合、そこはネズミがよく通る場所になっているかもしれません。

こんな場合は家にネズミが住み着いているかも…

家にネズミが発生したときに役立つグッズ3つ

ラットサインなどから家にネズミが住み着いていたら、早速ネズミの駆除に乗り出しましょう。個人でできるネズミ駆除の方法として、以下に市販のネズミ対策グッズをご紹介します。

◆神栄産業製 ラットアタックⅡ
ラットアタックⅡは、ネズミを効率よく家から追い出すために開発された自動迎撃型「ネズミ撃退ロボット」です。

ネズミを検知するためのセンサーを搭載しており、センサーが検知すると自動でLEDの点灯とともに金属板を叩き、「光、音、動き」の3つを駆使してネズミを威嚇することができます。ラットアタックⅡは、人の代わりにネズミを見張る番人となってくれるわけです。

ネズミ対策グッズとしては超音波発生器やネズミ忌避剤(きひざい)などが有名ですが、これらのグッズは対策し始めの頃に効果を発揮できても、次第に効果が薄くなってしまうことがあります。

ネズミは臆病ですが知能の高い生き物なので、最初は超音波や忌避剤に驚いても、やがて刺激に慣れて無害なものだと理解してしまうのですね。

ラットアタックⅡはネズミの接近に対して自動で威嚇を行うため、ネズミにとっては「生きている天敵」のように映ります。ネズミは天敵の住む場所を避ける習性をもっているので、天敵が常駐している民家に住みづらくなって逃げていく、というわけです。

ラットアタックⅡは毒餌のようにネズミを殺すわけではないため、死骸が残って腐敗してしまうといったこともありません。また薬剤を使わないので、進化して毒耐性をもった「スーパーラット」の追い出しにも利用できる点も魅力です。

 
◆アース製薬 ネズミホイホイ チューバイチュー
ネズミホイホイは、ネズミを捕まえて駆除する、いわゆる「ネズミ捕り」の一種です。

使い方はゴキブリホイホイとほとんど同じで、強力な粘着シートの中央にネズミのエサを置いておくと、ネズミがよってきて粘着シートに足を取られて動けなくなるという仕組みです。

ネズミを捕獲して直接駆除できるため確実性が高く、また安価で数を多く設置できる点が魅力といえるでしょう。ただし、捕獲後のネズミの処分を自分でおこなわなければならないため、ネズミの姿も見たくないという方は注意が必要かもしれません。

 
◆アース製薬 ネズミのみはり番 追い出しジェット
追い出しジェットは、ネズミの嫌がるニオイ成分を配合したスプレータイプのネズミ忌避剤です。

設置タイプの忌避剤とは異なり、強い刺激臭を直接ネズミの巣穴に注入することができるため、ネズミの居場所さえ特定できていれば高い効果が期待できます。また、ネズミの通り道にスプレーしておくことで、ニオイ成分をネズミの通路に残留させる使い方も有効です。

追い出しジェットはあくまでネズミを「追い出す」ことに特化した忌避剤なので、これ自体にネズミを殺す力はありません。逆にいえば、毒性がないため小さなお子様やペットのいるご家庭でも安心して使うことができます。

スプレータイプは即効性が期待できるため、ネズミをすぐに追い出したいけど毒餌を撒くのは心配、といった場合におすすめの忌避剤といえるでしょう。

駆除だけではダメ!侵入経路もしっかり塞ごう

家に出たネズミを駆除するだけでは、ネズミ対策としては完璧とはいえません。今いるネズミを追い出すだけでなく、新しいネズミが再び入ってこないようにする対策をおこなうところまでがネズミ対策です。

現代の住宅は密閉性が高く、窓をしっかり閉めてさえいれば害虫やネズミの侵入をある程度防げます。しかし、換気や排水のためにどうしても外に繋がっている部分もあり、ほとんどのネズミはそうした場所を侵入経路として家に入り込んできます。

そこで、ネズミの侵入経路を特定し、そこを塞ぐことで、ネズミの発生予防をほどこしてみましょう。このとき役に立つのが、前述した「ラットサイン」です。

ラットサインはネズミがそこを通った痕跡なので、ラットサインの集中している場所を探すことで、ネズミの侵入経路を特定できます。壁が黒ずんでいる場所、フンの多く落ちている場所の周辺を確認し、ネズミの入れそうな隙間や穴がないか調べてみましょう。

隙間や穴は、金たわしやパテを詰めることで塞げます。忌避スプレーがあれば隙間のなかに注ぎ込んで、ダクトテープなどで密封しておくのも有効です。

どうしてもネズミの侵入経路になりそうな場所が見つからない場合は、ネズミ駆除の専門業者に相談することもひとつの手段です。ノウハウの豊富なプロの業者なら、個人では見つけられなかったネズミの侵入経路を明らかにしてくれるかもしれません。

>駆除だけではダメ!侵入経路もしっかり塞ごう

ネズミを家に寄せつけないためには

家にネズミを寄せつけないためには、侵入経路を塞ぐほかに、「ネズミの嫌う環境をつくる」方法が有効です。ネズミはその高い知能によって、住処を吟味する生き物です。餌が豊富で住みやすい場所を探し、気に入った場所に定住します。

そこで、お住まいの環境をネズミが嫌うように作り変えて、そもそもネズミが寄ってこないようにすることで、長期的なネズミ避け効果が期待できるわけです。

ネズミの嫌う環境とは、主に「エサが少ないこと」、「天敵が近くにいること」、「身を隠す場所がないこと」などが挙げられます。

とくにネズミは食欲旺盛な動物なので、エサが十分に確保できるかどうかを非常に気にします。ネズミのエサとなるような生ごみや野菜くずを長く置いておかないことで、ネズミの住みかに選ばれにくくすることができるでしょう。

家にネズミを寄せつけない最大の対策は、ゴミを片付けて部屋のなかを掃除する、基本的な衛生管理だといえます。

まとめ

ネズミには大きく分けて野ネズミと家ネズミの2種類がいて、住宅に被害をもたらすネズミは主に家ネズミです。
家ネズミのなかにもさらにクマネズミ、ドブネズミ、ハツカネズミの3つの種類に分けることができ、日本での被害例の大半はクマネズミが占めています。

家ネズミのそれぞれの種類は、見た目の違いだけでなく、食性や住み着きやすい場所、フンの形状などが大きく異なります。

家ネズミを駆除する際には、ネズミがどこに住んでいるのか、何を食べるのかなどが非常に重要になるので、ネズミの種類は特定しておいたほうがよいでしょう。

家ネズミ対策は、今いるネズミを駆除するだけでなく、今度ネズミが入ってこないようにする予防も大切です。ラットサインなどの痕跡からネズミの侵入経路を特定して塞ぎ、ネズミの住みづらい環境をつくって長期的にネズミの寄り付かない家を目指しましょう。

ネズミ駆除を依頼できる業者や料金

依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「ネズミ駆除」をご覧ください。

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ねずみとの接触は健康被害などのリスクがあります。ねずみを見かけたらすぐにプロへ相談しましょう!また、ねずみは被害の再発が多い為、徹底的な駆除と対策をする必要があります。

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