コウモリを追い出すベストな方法って?コウモリの被害についても解説

2021.4.30

コウモリを追い出すベストな方法って?コウモリの被害についても解説

コウモリは夜行性のため、夕方から夜にかけて活発に飛び回ります。近所でよく飛んでいるのを見かけるという方もいるかもしれませんね。そんなコウモリですが、家の中に住み着いてしまうこともあるのです。

コウモリが住み着く場所として多いのが、天井裏や床下などです。もしコウモリが住み着いてしまったら、コウモリの持つ病原菌やウイルスにより、感染症を媒介する危険があります。
コウモリのフンや尿も同じく危険です。さらに、これらの排泄物が溜まることで家を傷める原因にもなります。

では、家の中で発見したコウモリはどのように外へ追い出せばいいのでしょうか。これから詳しく解説しますので、ぜひ最後まで目を通してみてください。

コウモリを追い出す方法1:家にあるもので追い出す

家の中にコウモリを見つけたら、今すぐに追い出したいと思うもの。しかし、コウモリ専用の忌避剤などがない場合、どのように手をつけたらいいかわからず、途方に暮れることもあるのではないでしょうか。

そんなときは、家にあるものを使ってコウモリを追い出しましょう。おすすめの方法3つを以下でご紹介します。

虫取り網を使う

昆虫採集に使う虫取り網で、コウモリを捕まえる方法です。止まっているコウモリは意外と捕まえやすいです。
虫取り網がないような場合は、洗濯ネットかビニール袋でも捕まえることができます。

軍手・手袋を使う

軍手や手袋をはめ、手で捕まえるという方法です。素手でコウモリを捕まえると、コウモリの持つ病原菌やウイルスが手に付着します。その手で目をこすったり食べ物を食べたりすると、菌が体内に入り感染するおそれがあります。そのため、軍手などをはめて安全な状態でおこないましょう。

捕まえるときは、優しくそっと握るようにしましょう。強く握ってしまうと、コウモリの羽が折れてしまう場合があります。

蚊取り線香を使う

蚊取り線香などから出る煙を利用して追い出す方法です。コウモリは煙を嫌うため、窓を開けて煙を焚くことで部屋から勝手に出ていきます。この方法であれば、触れることなくコウモリを追い出すことができます。

ただし、屋根裏の広さによっては蚊取り線香が効きにくかったり、充満した煙が室内に漏れたりします。注意しておきましょう。

コウモリを追い出す方法1:家にあるもので追い出す

コウモリを追い出す方法2:駆除グッズで追い出す

市販の駆除グッズを使ってコウモリを追い出す方法です。駆除グッズといっても種類はさまざまなので、種類ごとのメリット・デメリットを押さえた上で使用しましょう。

忌避剤

忌避剤はコウモリの苦手な成分を含んだ薬剤です。殺すのではなく、コウモリを追い出す目的に特化した薬剤なので、安全にコウモリを追い出すことができるでしょう。
また、薬によっては小さなお子様やペットに優しい成分で作られているものもあるので、よく吟味してみるといいですね。

忌避剤にはさまざまな種類があるので使いわけてみるのもよいでしょう。

■スプレー
一時的にコウモリを追い出すのに適しています。コウモリの苦手な成分が含まれているスプレーを噴射し、コウモリを追い出します。通気口やシャッターの隙間など、狭い空間で使用するのに適しています。

メリット
ピンポイントで好きな場所に吹きかけられる
片手で持てるお手頃サイズもある

デメリット
効果の持続時間が短い
場合によっては中身が減るのが早い

■燻煙剤
天井裏や倉庫など、比較的広い場所にコウモリが住み着いた場合の駆除に適しています。コウモリが苦手な成分が含まれています。2時間ほどかけて煙をほんのわずかな隙間まで行き渡らせ、コウモリを追い出します。

メリット
比較的広い場所でも使える
設置が簡単

デメリット
効果の持続時間が短い

■ジェル
コウモリの嗅覚や視覚、触覚などをジェルで刺激し、追い出します。軒下や屋根裏など、場所を限定せずに使えるところがポイントです。

メリット
持続時間が長い
家でも外でも使える

デメリット
設置に手間がかかる

超音波

超音波を発生させてコウモリを寄せ付けないようにする方法です。超音波を発する方向や範囲が決まっているため、コウモリが近寄ってくる範囲を狙って設置するようにします。

メリット
設置が簡単
傷つけずに安全にコウモリを追い出せる

デメリット
長期間使うと、コウモリが超音波に慣れてしまうことがある

これまでご紹介したように、駆除グッズの特徴はそれぞれ異なります。そのため、使用する場所や状況によって適したものを選ぶようにしましょう。駆除グッズについてより詳しく知りたい方は、以下の記事もぜひ参考にしてみてください。
コウモリ駆除は忌避剤がおすすめ!そのほか状況別の対策を紹介

コウモリを追い出した後は掃除・除菌を忘れずに!

コウモリを無事に追い出せたら、つぎは必ずコウモリのいた場所を掃除しましょう。コウモリがいなくなっても、コウモリの排泄したフンや尿は残っている可能性があります。

また、冒頭でも述べましたがコウモリは病原菌を持っている可能性があるので、掃除した後は除菌も重要となります。実際に掃除や除菌をする際の手順を以下に詳しくまとめました。ぜひ参考にしてみてください。

1.完全防備する

掃除をする際は、コウモリの感染症から身を守るために以下を着用するようにしましょう。

■手袋
さきほど「家にあるもので追い出す方法」としてもご紹介した手袋。なるべく厚手のものがおすすめです。

■マスク
コウモリのフンはくずれやすいので、粉になって舞い上がったフンを鼻や口から吸い込んでしまうおそれがあります。そのため、必ずマスクも着用するようにしましょう。

■帽子、ゴーグル
状況によってはフンが頭上から落ちてくることもあるため、帽子をかぶりましょう。また、フンの微粒子が目に入らないようにゴーグルを着用するとより安心です。

■汚れてもいい服
掃除をしている間にコウモリのフンが服に付着することがあります。そのため汚れてもいい服で掃除し、終わったら必ず洗濯しましょう。

2.掃除をする

完全防備したら、つぎは掃除にとりかかります。状況により、ほうきやちりとりを使うなどして、フンをひとつ残らず集めます。集めたフンは袋にまとめ、最後にフンのあった場所を雑巾でふき、きれいな状態にします。

3.除菌剤をかける

仕上げに除菌剤をかけます。除菌剤はエタノールやアルコールスプレー、漂白剤を水で薄めたものなどを使いましょう。

コウモリを追い出し、元のきれいな状態に戻すまでがコウモリ駆除です。時間がなくてなかなか自分で駆除できない。難しいと感じたら、コウモリ駆除業者に依頼しましょう。

コウモリを追い出した後は掃除・除菌を忘れずに!

もうコウモリを近寄らせない!侵入防止の対策を

コウモリを追い出し、掃除や除菌を済ませたら、つぎはコウモリが戻ってこないように侵入防止対策をとりましょう。市販の金網やパテなどを使って、コウモリの侵入口となった隙間を埋めていきます。

金網には侵入口の形状に合わせて変形できるタイプのものがあります。また、コウモリは1センチの隙間があれば侵入できるので、網目の大きさが1センチに満たないものを選ぶとよいでしょう。

パテは隙間を完全にふさぐことがきます。さらに、コウモリの苦手な臭いがついているタイプもあり、より効果的です。通気口のような完全にふさぐことができない箇所には金網を、配管口などの隙間にはパテを使うとよいでしょう。

侵入防止対策の大きなポイントは、コウモリが侵入してきた箇所だけでなく、家のありとあらゆる隙間を埋めること。コウモリは1センチの隙間があれば入ってきてしまうので、ひとつひとつ隙間を見つけて埋めていくことが大切です。よくある侵入口としては以下が挙げられます。

 ドア、窓、シャッターの隙間
 屋根と外壁の隙間
 エアコンの配管口
 通風口や換気口

これらのほかにも、家の状態によってはまた別の隙間があるかもしれません。意識しないとなかなか気づかない場合もあるので、普段から家の周りを意識して観察するとよいでしょう。

コウモリによる被害の実態

では、家に住み着いたコウモリを駆除しないまま放置しておくと、どのような被害が考えられるのでしょうか。

健康被害にあう可能性

コウモリは病原菌を保有している可能性があるほど、不衛生な体をしています。なんらかの拍子で菌が体の中に入ってしまえば、体調不良などの原因になることだってあるのです。

コウモリが保有している病原菌
もし、コウモリが持っている可能性がある病原菌が人に感染した場合、どのような症状が表れるのでしょうか。発症のおそれがある感染症について一部まとめました。

 エボラ出血熱
 アルボウイルス感染症
 ハンタウイルス感染症
 狂犬病 など……

これらのほとんどは海外のコウモリで発症した事例があります。日本に生息するアブラコウモリでは確認されていないものの、これらの病原菌を持っていないと言い切れるわけではありません。
コウモリは不衛生なものだと認識し、対処するようにしましょう。

ダニなどがついていることも

コウモリの体には「マダニ」「トコジラミ」といった寄生虫がついている場合があります。こうした寄生虫もウイルスを持っている可能性が高く、さらに危険であるといえます。・コウモリのフンに注意

フンにもコウモリの体と同じく寄生虫や細菌が多く繁殖しているため、細心の注意が必要です。

フンは悪臭の元

コウモリは集団で生活していればその分、大量のフンをしてしまうことでしょう。1匹の1日でするフンの量が脅威でないとしても、それが日ごろから積み重なっていけば、フンは増え、汚れや悪臭の原因になることだってあるのです。

コウモリのフンはどんな形?

コウモリのフンを見分けられるよう、フンの特徴を以下にまとめました。

 色:茶色
 形:細長い
 サイズ:0.5~1センチ
 質感:パサついていてくずれやすい。
 フンの量:1度に大量にフンをする。一か所にフンの山を作ることがある。

コウモリのフンはネズミのフンとよく似ているため間違えやすいです。しかし、フンのある場所が軒下や屋根裏で、かつ一か所に大量に積もっている場合はコウモリのフンと判断してよいでしょう。

コウモリは家に住みついているだけでもさまざまな被害を及ぼします。
コウモリ被害で不安なときは、業者に駆除を依頼することも考えましょう。業者であればコウモリに対する豊富な知識、駆除の技術を駆使してコウモリを追い出してくれます。ご自身やご家族をコウモリの被害から守るためにも、よく検討してみてくださいね。

まとめ

コウモリを追い出す方法やその後の対処についてご紹介してきました。コウモリを早く追い出すために家にあるものを使うのもひとつの手段です。もちろん専用の駆除グッズを使えば、さらに確実に追い出すことができるでしょう。

また、追い出した後の掃除や除菌も忘れないでください。ご紹介したとおり、コウモリはたくさんの病原菌やウイルスを持っている可能性が高いので、しっかりと対策していくことが重要です。
駆除するのが難しいと感じた場合は、無理せず駆除業者に依頼してみるといいでしょう。少しでも不安なことがあれば、気軽に相談してみてくださいね。

コウモリ駆除を依頼できる業者や料金

依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「コウモリ駆除」をご覧ください。



コウモリはすぐさま撃退!

お電話1本で即日対応します

※対応エリアや加盟店によって変わります

コウモリは繁殖力が高いので、被害を発見したらすぐにプロに相談することをおすすめします。駆除だけでなく消毒や侵入経路塞ぎもしてくれます!

『生活110番』では、
お住いの地域で人気のプロを探せます

天井裏や雨戸の内部、ダクト内部など、どこでも駆除します!

コウモリ駆除 22,000円~
コウモリ駆除のおすすめ業者を見る

関連記事カテゴリ一覧

コウモリ駆除の記事アクセスランキング

コウモリ駆除の最新記事

カテゴリ別記事⼀覧