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防火シャッターってなに?形状の種類や設備点検についてくわしく解説

更新日:2021-04-30

防火シャッターってなに?形状の種類や設備点検についてくわしく解説

この記事を読むのに必要な時間は約 4 分です。

一定以上の大きさの建物になると、火事に備えてさまざまな防火設備が必要になります。その防火設備の1つが「防火シャッター」です。防火シャッターは建物を火事から守るうえで重要な存在となります。

近年、消防法や建築基準法の改正により、この防火シャッターを含めた防火設備の点検が義務付けられるようになりました。その背景には、防火設備の不備による大規模な事件があるのです。

このコラムでは、防火シャッターにどのような役割があるのか、そしてなぜ消防法などが改正する必要が出てきたのかについて解説していきます。

防火シャッターってどんなもの?

防火シャッターとは、その名の通り防火性能を備えたシャッターのことを指します。火事の際に炎がさまざまな場所に燃え移る現象を「延焼」と呼びますが、防火シャッターは炎の拡散を抑えることができるため、この延焼を防ぐことができるのです。

防火シャッターは炎を閉じ込める役割があるので、当然ながら相応の耐火性が必要となります。そのため、防火シャッターには建築基準法によりさまざまな条件が定められているほか、一般的なシャッターより分厚い造りになっています。

防火シャッターってどんなもの?

防火シャッターの主な種類

防火シャッターには、「自動式」と「手動式」の2種類が存在します。現在主流になっているのは自動式の防火シャッターです。

自動式の防火シャッターは、煙探知機が火事を感知すると自動的にシャッターが降りてくる仕組みとなっています。

一方で、手動式の防火シャッターの場合は、手動閉鎖装置の非常ボタンを強く押すことにより、シャッターを降ろす仕様になっていることがほとんどです。

防火シャッターの主な種類

防火シャッターと法改正について

平成28年6月に建築基準法が改正されたことによって、防火設備の点検が必須となるようになりました。当然ながら、防火シャッターも点検が必要な設備に該当しています。このような改正がおこなわれたのは、平成25年に起こった火災事故に原因があるのです。

平成25年の3月、福岡県の診療所にて大規模な火災事故が発生しました。この火事によって建物は全焼し、死者10人と負傷者5人を出す悲惨な被害が出てしまいました。これほどまでに被害が大きくなった原因が、防火設備の不備にあったのです。

本来設置されるべき場所に防火設備や排煙設備がなかったり、防火扉が旧式のものだったりと、診療所の防火設備はいずれも建築基準法に違反しているものでした。この違反が原因で、10人以上の死傷者が出てしまったといっても過言ではありません。

この被害を受け、建築基準法が改正されることとなりました。防火設備検査員が年に1度点検をおこない、その結果を特定行政府に報告するのが義務づけられたのです。

防火シャッターでも事故の前例が…

平成17年での建築基準法の改正により、防火シャッターに危険防止装置の取り付けが義務づけられています。危険防止装置とは、シャッターが降りる先に障害物があると自動的に停止し、障害物がなくなると降下を再開する機能のことです。

なぜこのような改正がおこなわれたかというと、平成16年6月に児童が防火シャッターに挟まれてしまうという事故が発生したためです。このような被害を二度と起こさないために、現在では危険防止装置の設置が必須となっています。

防火シャッターはどんな場所に必要?

防火シャッターは、「防火区画」という場所に設置されます。防火区画とは耐火構造の壁や扉で囲われた区域であり、延焼が起こりにくい場所となっています。この場所が火の手を食い止めることで、人が避難できるまでの時間稼ぎをしてくれるのです。

また、エスカレーターや階段、エレベーターの周りには防火シャッターが取り付けられている場合が多いです。吹き抜け構造は延焼が起きやすい場所なので、火災の際には階段などの上下につながっている空間を閉じる必要があります。

また、定期的に防火施設の点検が必要となっている施設は、「不特定多数の人々が利用する建築物」と決められています。病院や劇場、体育館に博物館など、多くの人が集まる場所には防火シャッターの定期的な点検が必須となっています。

防火シャッターはどんな場所に必要?

防火シャッターの設備点検

建築基準法の改正により、防火シャッターには検査資格者による専門的な定期検査が必要となりました。では、防火シャッターを点検する人は、おもにどういった点に注視しているのでしょうか。

防火シャッターの周辺を確認

もし防火シャッターの周辺に障害物が置かれてしまっている場合、シャッターが完全に閉まらなくなってしまいます。そうなると隙間から炎が入ってくるのは明らかなので、延焼を防ぐことはできないでしょう。そのため、防火シャッターの周辺に物が置かれていないかを確認しておくようにしてください。

駆動装置は隅々までチェック

ローラーチェーンやワイヤーロープなどで構成された駆動装置が損傷している場合、防火シャッターがうまく降下しないおそれがあります。駆動装置はしっかりチェックし、部品が1つでも損傷している場合は修理が必須となるでしょう。

連動機能

自動式の防火シャッターの場合、火事を検知する煙感知器に不具合が発生すると、シャッター自体が降下しないおそれがあります。そのため、煙感知器の作動状況や防火シャッターとの連動機能もチェックしておく必要があるのです。

まとめ

防火設備は火事から施設や人命を守るうえでなくてはならない存在です。しかし、その防火設備も点検をおこたってしまうと、肝心なときに役に立たなくなってしまうのです。そうならないためにも、定期的に点検するようにしましょう。

防火シャッターの点検には専門的な知識が必要です。点検を受けたい場合や、不備を見つけた場合は、シャッター修理のできる業者に相談しましょう。

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この記事を書いた人
生活110番:主任編集者 HINAKO
生活110番編集部に配属後ライターとして記事の執筆に従事。その後編集者として経験を積み編集者のリーダーへと成長。 現在は執筆・記事のプランニング・取材経験を通じて得たノウハウを生かし編集業務に励む。
得意ジャンル: 屋根修理(雨漏り修理)・お庭(剪定・伐採・草刈り)

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