ネズミ駆除に木酢液は手軽で便利!屋内・屋外に合わせた対策法を解説

2021.4.30

ネズミ駆除に木酢液は手軽で便利!屋内・屋外に合わせた対策法を解説

ネズミ駆除に木酢液は手軽に使いやすく、忌避剤(追い払う・近づけないための薬剤)として効果的です。ただし、これだけでは根本的な解決にいたりません。ネズミの発生状況にあわせて駆除や捕獲、侵入場所を塞ぐことを並行しておこないましょう。

また、木酢液で一時的に追い払っても、学習能力の高いネズミは再び戻ってくるおそれがあります。そこで、野外や室内など状況にあわせて駆除や捕獲をおこなうことで、ネズミの数を地道に減らすことが大切です。

その場しのぎの対策ではなく根本的解決を目指すことで、結果としてネズミ駆除の近道になるでしょう。当記事では、そんな屋内や屋外でのネズミ忌避・駆除対策を解説していきます。ネズミ被害にお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。

木酢液など忌避効果(追い払う)のある対策グッズを紹介

「ネズミをすぐに追い出したいけれども、どうすればよいかわからない」という悩みをお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。ネズミをすぐに追い出したいのであれば、忌避効果のあるグッズを使うのが効果的です。

嫌いなネズミを見たくない、死骸の処理が面倒だという方も、忌避グッズを使って追い出すとよいでしょう。

また、捕獲罠や毒餌を効果的に使うためにも、ネズミを追い出すことが大切になります。捕獲罠や毒餌の設置もあわせておこなうとよいでしょう。

以下では、忌避効果のあるネズミ対策グッズをご紹介します。ネズミ被害でお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。

対策グッズ【1】木酢液

木酢液とは、炭を作るときに発生した水蒸気を冷やすとできる、焦げくさいにおいがする茶色の液体です。この焦げくさいにおいをネズミが嫌がるので、追い出すのに効果的です。

そんなネズミ駆除用の木酢液は簡単に作ることができます。その作り方は以下のとおりです。

1.1リットル用のペットボトルを用意する
2.そのペットボトルが満タンになるまで水をいれる
3.小さじ1杯分の木酢液をいれ、混ぜれば完成

ネズミ駆除用の木酢液はスプレーボトルに移し替えて、ネズミの通り道やネズミの通り道にスプレーしましょう。また、木酢液のにおいが出るように、穴を数か所開けたペットボトルをネズミの通り道に置くのも効果的です。

木酢液はネット通販やホームセンターなどで、500ml当たり約400円で購入できます。経済的にも優しいので、ぜひ実践してみてください。

ただし、動物は基本的に木酢液のにおいが苦手です。猫や犬などのペットが木酢液のにおいでストレスを感じるようであれば、次の超音波器を使うとよいでしょう。

対策グッズ【2】超音波

ネズミ駆除用の超音波器は、ネズミが苦手な音を発生させて追い出すグッズです。薬剤も使わないため、健康への影響もほとんどありません。ペットや小さなお子さんへの健康が心配な方は、このグッズを使うとよいでしょう。

超音波グッズはいくつかありますが、そのなかでも次のふたつがオススメです。

BOPBIN 超音波ネズミ撃退器

この商品は360度どの方向にも超音波が届き、その有効範囲は約300平方メートルです。一般的な超音波駆除器の有効範囲は約100平方メートルなので、約3倍の範囲を超音波でカバーできるのです。また、1ヶ月の電気代も数円と、経済的にも優しいのでオススメです。

NEARPOW 超音波ネズミ撃退器

この商品は電磁波と4種類の超音波でネズミを追い出します。従来のものよりも超音波の種類が2種類増えたことで、ネズミにとってより居心地の悪い環境を作り出すことができるのです。超音波の有効範囲も約150平方メートルと広いです。

また使用方法も簡単で、コンセントに差し込むだけです。コンパクトなのでどのような場所に置いても目立ちにくく、景観を損ないません。

対策グッズ【3】忌避スプレーや燻煙剤

ネズミ駆除に木酢液は手軽で便利!屋内・屋外に合わせた対策法を解説

ネズミの通り道などを特定できるときは忌避スプレー、特定できないときは燻煙剤を使うというのが一般的です。まずは忌避スプレーから見ていきましょう。

忌避スプレー

忌避スプレーに使われる薬剤には、ネズミが嫌いなハーブなどのにおいがする成分が含まれています。使い方は簡単で、ネズミの通り道と思われる場所に薬剤を吹き付けておくだけです。

忌避スプレーは、ネット通販やホームセンターなどで簡単に手に入ります。価格も約800円~約2,000円と経済的ですし即効性も高いので、すぐに追い出したい方は忌避スプレーを使うとよいでしょう。

燻煙剤

燻煙剤の場合、忌避効果のある成分を含んだ煙を発生させます。その煙を部屋の隅々にまでいき渡らせることで、ネズミを追い出すことができるのです。その使い方は以下通りです。

手順1.煙がかからないように準備する
燻煙剤を使用するときは火災報知器や家電などに煙がかからないように、シートをかぶせましょう。煙がかかると火災報知器が反応して作動しますし、家電が故障するおそれもあります。

また、煙には人体に有害な成分が含まれていることがあるので、食材は冷蔵庫などに収納し、ペットや植物は部屋の外に出しましょう。

手順2.部屋を密閉状態にする
部屋の窓やドアが開いていると、そこから煙が逃げてしまいます。その結果、煙が部屋の隅々まで届かず、ネズミを追い出すことができない可能性があります。燻煙剤を使用するときには部屋の窓やドアを閉めて、薬剤を含んだ煙を部屋にまんべんなくいき渡らせることが大切です。

手順3.燻煙剤を設置し、煙を発生させる
燻煙剤の使い方は製品ごとに異なるので、取扱説明書の手順にしたがって設置しましょう。基本的には次の順に作業します。

1.容器のなかにある薬剤缶を取り出す
2.容器にある目印まで水をいれる
3.薬剤缶を容器のなかにいれる
4.容器を部屋の中央に置く
5.煙が出る前に部屋の外に出て、ドアを閉める
6.部屋を密閉状態のまま2時間ほど待機する

ネズミ駆除用の燻煙剤もネット通販やホームセンターなどで約600円~約800円で簡単に購入できます。燻煙剤も即効性が高いので、居場所を特定できないネズミをすぐに追い出したいときに使用するとよいでしょう。

屋外はモグラにも注意!状況に合わせたネズミ対策の方法

基本的には、屋内でも屋外でもネズミの対策方法は変わりません。ただし、屋外の場合はモグラに注意が必要です。

とくに外で作物などを育てている場所では、モグラが通り道を作っていることがあります。この通り道を使ってネズミは隠れて移動するため、屋外ではモグラ対策も重要になってくるのです。そのため、毒餌や捕獲罠の設置と並行してモグラ対策もおこなっておきましょう。

以下では、モグラ対策の方法とネズミ対策の毒餌・捕獲罠について解説いたします。屋外でのネズミ対策に、ぜひお役立てください。

モグラ対策の方法

モグラのなかには絶滅危惧種・純絶滅危惧種に指定されているものがおり、捕獲には原則として環境省または各自治体の許可が必要です。許可を得るには手間がかかりますし、モグラは嗅覚や聴覚が発達しているため、捕獲は難しいといえます。

手っ取り早くモグラに通り道を作らせないようにするのであれば、モグラ用の忌避剤や超音波で追い払うのがよいでしょう。忌避剤にはスプレータイプ・地面に設置するタイプがあります。超音波はネズミとモグラ両方に効果があるものもありますので、それを使用すれば一石二鳥です。

モグラの通り道を特定できたときは、スプレータイプを通り道に噴射しましょう。特定できないときは、地面に設置するタイプの忌避剤をモグラがいると思われる場所に、約2メートル間隔で設置していくとよいでしょう。

毒餌・捕獲罠でネズミ対策

毒餌や捕獲罠は通常、ネズミの通り道となっている場所に仕掛けます。それぞれの使い方を以下で解説いたします。

〇毒餌

毒入りの餌をネズミに食べさせることで、退治することができます。ただしネズミは警戒心が強いため、毒餌はいかにして食べさせるか工夫が必要です。毒餌を使うときは以下のような工夫をするとよいでしょう。

好物に混ぜる

ネズミ駆除に木酢液は手軽で便利!屋内・屋外に合わせた対策法を解説

パンやチーズなどの好物に混ぜることで、ネズミが毒餌に食いつきやすくします。さらに食いつきやすくするためにも、ネズミが食べそうな生ごみなどはきちんと片づけて、毒餌に集中させるようにしましょう。

餌場に置いて、1週間以上待つ
ネズミは警戒心が強いので、安全な場所だとわかるまで餌を食べない傾向があります。毒餌を置いても食べるまでに時間がかかります。そのため、毒餌は餌場となっている台所などに置き、1週間以上動かさず様子を見るようにしましょう。

〇捕獲罠

捕獲罠として一般的なのは「かご式罠」「粘着シート」です。かご式罠はかごの中にエサをセットし、ネズミの通り道に設置します。ネズミがエサに食いつくとかごの扉が閉まり、捕獲できるという仕組みです。

粘着シートとは、シートを通ったネズミを粘着剤で動けなくするという捕獲罠です。粘着シートはネズミの通り道にすき間なく敷き詰めましょう。ネズミは粘着シートをジャンプして避けることがあるからです。このような捕獲罠を設置する場合も、ネズミが警戒心を解くまでしばらく待つ必要があります。

毒餌や捕獲罠を使う場合、生きたままのネズミや死骸を処分する必要があります。ネズミの姿を見たくない方や、死骸の処分に抵抗がある方は忌避剤などで追い出す方法を選択したほうがよいでしょう。

追い払ったネズミの「侵入」を阻止しよう!【対策グッズ紹介】

せっかくネズミを追い払っても、再び侵入を許してしまってはまた同じ被害が出ます。そのため、ネズミの侵入を防ぐための対策が必要です。

しかし、対策をより効果的にするためには、まずネズミが侵入しやすい場所について理解しておかなければなりません。闇雲に対策しても時間と費用を無駄にしてしまいます。ネズミが侵入しやすいのは外と部屋が直接つながっている以下のような場所です。

  • 壁や配管のすき間
  • 床下の通風口
  • 排水パイプ
  • エアコンの室外機
  • 玄関
  • 換気扇

など

ここでは、このような場所を塞ぐ侵入防止対策グッズをご紹介いたします。

オススメの侵入防止対策グッズをご紹介

ネズミの侵入防止にオススメのグッズは以下になります。

忌避剤入りのパテ

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このグッズには、ネズミが苦手な唐辛子の辛味成分であるカプサイシンがパテに混ぜてあります。このパテでネズミの通り道となっている壁や配管のすき間を塞げば、かじるのを嫌がって侵入されることもなくなるでしょう。

防鼠金網

防鼠金網は金属製なので、ネズミがかじってもほとんど破れません。ネズミが侵入しやすい床下の通風口や換気扇などに設置します。柔らかいタイプもあり、丸めて排水パイプなどの狭いすき間につっこむことで侵入を防ぐことも可能です。

ネズミの発生をすぐに止めたい……そんなときは

ネズミ算という言葉があるくらい、ネズミの繁殖力は高いです。そのため完全な忌避や駆除に失敗することもあるでしょう。ネズミ被害をなんとか抑えたい、自分でネズミの処分ができないといった場合は、プロのネズミ駆除業者に相談するのもひとつの手段です。

業者は豊富な知識や経験を活かして、効果的にネズミを駆除することができます。侵入経路を塞ぐ対策もしてくれますし、駆除したネズミの処分もひきうけてくれるのです。

ではどのようにしてネズミ駆除業者を選べばよいか見ていきましょう。

ネズミ駆除業者の選び方

ネズミ駆除業者を選ぶときは、相見積りをおすすめします。相見積りとは、複数の業者から見積りをとり、価格やサービス内容などを比較することです。相見積りをすることで相場がわかるようになり、納得した金額で依頼できるというメリットがあります。

さらに保証期間、資格などホームページで確認するとよいでしょう。ネズミ駆除をしたとしても、再発する可能性があります。再発が保証期間内であれば、一般的に無料で施工してもらえるので、経済的なメリットがあるといえます。

また「防除作業監督者」などの資格があれば、ネズミ駆除に関する知識が豊富である可能性が高いと判断することができ、信頼して依頼することができるでしょう。

しかし、保証期間や資格などを自分で確認して業者を探すのは、非常に手間と時間がかかります。そのような手間と時間を省きたいのであれば、ぜひ弊社にご相談ください。

弊社ではプロのネズミ駆除業者をご紹介するサービスをしております。ご相談していただければ、お客様のご要望にあう業者をすぐにご紹介いたしますので、まずは一度ご連絡ください。


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ねずみとの接触は健康被害などのリスクがあります。ねずみを見かけたらすぐにプロへ相談しましょう!また、ねずみは被害の再発が多い為、徹底的な駆除と対策をする必要があります。

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