ねずみって飼育できるの?野生のねずみの飼育方法と飼う際の注意点

2021.4.30

ねずみって飼育できるの?野生のねずみの飼育方法と飼う際の注意点


ねずみといえば、人間に様々な被害をもたらす害獣というイメージを持つ方も多いと思います。しかし、その小さな体と可愛らしい見た目からペットとして飼ってみたいという方がいるのも事実です。実際、ペット用としてペットショップで販売されているねずみもたくさんいます。ただ、野生のねずみを保護して飼育するとなると話は変わってきます。
今回は、ペットショップで販売されているねずみにはどのようなものがいるのか、野生のねずみを飼育することは可能なのかを紹介します。

ペットショップでも売られているねずみ

ねずみを飼育するにあたってペットショップで販売されているねずみの種類をいくつか紹介します。

ハツカネズミ
ハツカネズミは家ネズミの代表的な種類ですが、ペット用も存在します。ペット用のハツカネズミはアルビノ個体が多く、白い体色に赤い目が特徴的です。繁殖が容易で雄と雌を同居させて飼育するとどんどん子供を産みます。小さいながらも学習能力が高く、飼育しやすい種類です。

オオミユビトビネズミ
長い足と尻尾、大きな目と耳が特徴です。とてもおっとりとした性格で警戒心や攻撃性は弱いです。無理に触るとストレスを溜めてしまうので、落ち着いた環境での飼育に向いています。

アフリカンピグミーマウス
アフリカンピグミーマウスは世界最小のねずみです。その大きさは10円玉にも収まってしまう程ですが、とても高いジャンプ力があります。臆病な性格でスキンシップを取るというよりは観賞向きのねずみです。

カイロトゲマウス
カイロトゲマウスは背中の毛がハリネズミのように剛毛になっているねずみです。しかし、ハリネズミのトゲと違って動かすことはできず、実を守ったり攻撃したりするためのものではありません。ずんぐりした体つきが可愛らしく、大きな眼と耳が特徴的です。

パンダマウス
パンダマウスはその名の通り白黒のバイカラーでパンダのような見た目になっているのが特徴です。穏やかな性格で好奇心が強く、飼育しやすいです。ハツカネズミが大元になっているのでハツカネズミと同様に繁殖が容易です。

もしもねずみを保護したら…

怪我をしたり弱ったりしている野生のねずみを見つけ、そのまま見捨てるわけにもいかず、保護しようとすることがあるかもしれません。しかし、そのように野生のねずみを保護した場合、注意点があります。

まず、ねずみに限らず野生の動物は体に様々な病原菌や寄生虫を付着させています。特に野生のねずみは人間にとってとても危険な病気を媒介することがあります。そのため、ゴム手袋を着用するなどして絶対に素手では触らないようにしましょう。

その後、病院やお住まいの地域の市役所や区役所に相談しましょう。

ねずみを飼育する場合はどうするべきか

保護したねずみを飼育することは危険が伴うため、おすすめはしませんが、どうしても飼いたいという方もいるかと思います。保護したねずみの飼育方法は基本的にはラットやマウスの飼い方と同じです。元々ラットはドブネズミを改良させたもので、マウスはハツカネズミを改良させたものです。

準備するもの

準備するものはケージ・給水器・トイレ・寝床・床材・餌です。
ケージはハムスター用や小鳥用を流用しましょう。
トイレはハムスターよりも大きいため、ウサギ用やフェレット用を選ぶとよいです。
床材は定期的に交換が必要なため、新聞紙を使用することをおすすめします。その他ウサギ用の床材やペットシートでも代用可能です。
餌はハムスター用のげっ歯類用固形フードをあげましょう。この餌と水さえあれば、飼育できます。他に何かあげる場合はニンジン、リンゴ、サツマイモなどを細かく切ったものやヒマワリの種を上げると喜びます。逆に長ねぎや玉ねぎ、ニンニクなどは中毒を引き起こすことがあるので与えないようにしましょう。

準備するもの

ペット用との飼育方法の違い

ペット用のねずみとの飼育方法の大きな違いは触ることができないという点です。
例えばペット用のねずみの場合、部屋の中を散歩させたり、ケージから出して触れ合ったりすることができるかと思いますが、野生のねずみの場合、ケージから出した途端に逃げ出すでしょう。もし人間に慣れたとしても、体に付いた病原菌・寄生虫を部屋にまき散らすことになります。そのため、ケージの中にいるねずみを毎日観察することになります。

ペット用との飼育方法の違い

ケージの掃除

ペット用のねずみであればケージを掃除している間、部屋を散歩させたり肩の上に乗せておいたりすることができますが、野生のねずみの場合、ケージから出すのさえ大変です。ケージを掃除する際には巣になるものにねずみを入れ、その巣ごと別の容器に移し、ケージを掃除してください。もちろんこの一連の作業を行う際には手袋などをして絶対に素手で触らないようにしましょう。

まとめ

捕まえたねずみを保護し、飼育するのは不可能ではないですが、衛生面で問題があるのと攻撃的な性格であるため、おすすめはしません。
ねずみを飼育したいという方はペットショップで購入したものを飼育した方が良いでしょう。

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