コウモリの種類は約1000種類!日本で家に住み着くのはたった1種類!

2021.4.30

コウモリの種類は約1000種類!日本で家に住み着くのはたった1種類!

世界には約1000種類ものコウモリが生息していますが、日本で人に被害をもたらす危険性が高いコウモリは1種類しかいません。それは、アブラコウモリです。

東京都心をはじめとした都市部では、アブラコウモリの活動がとくに活発になっています。住宅の中に巣を作られてしまっては病気や感染症をもたらされる危険性もあります。業者の協力のもと、適切に駆除しましょう。

世界には1000種類近くのコウモリが!中には血を吸うものも

世界に生息しているコウモリの種類数は1000種類近くいます。その種類の多さは、ネズミに次ぐ多さで、ほ乳類全体の種類数の約4分の1を占めています。また、コウモリが生息する範囲も広く、北極・南極、高山などを除いて世界中のほとんどの地域で生息しています。

世界に生息するコウモリの中でも特徴的なのは、南アメリカ大陸北部に生息するナミチスイコウモリのような血を吸うコウモリです。すべてのコウモリが血を吸うわけではありませんが、ナミチスイコウモリは動物に噛みついて血を吸います。ときにはナミチスイコウモリが人間や家畜を噛むこともあり 、噛まれた場合は狂犬病ウイルスやその他の感染症のウイルスに感染し、危険をもたらします。オーストラリアなどでは、コウモリは人獣共通感染症の感染源になりうるとして対策を行っています。

ほかには、翼を広げると2m以上にもなるオオコウモリや魚を食べるウオクイコウモリ、ほとんど飛ばずに地面をはい回るツキボコウモリなど、コウモリと一口に言っても様々な特徴や生態を持つものがいます。
      世界には1000種類近くのコウモリが!中には血を吸うものも

日本に生息し家に侵入するコウモリは基本的に1種類

日本に生息しているコウモリの種類は35種類にも及びます。この種類の多さは日本に生息するネズミの種類数(24種類)よりも多く、日本全体に生息するほ乳類の種類が120 種類程度しかいないことから見てもやはり多いといえるでしょう。

日本に生息するコウモリのほとんどが森林に巣を作りますが、アブラコウモリだけは住宅に巣を作ります。アブラコウモリは吸血しませんが、病気や感染症などの媒介者となる危険性のある動物なので、駆除が必要です。

アブラコウモリの特徴や生態

アブラコウモリは、体毛が黒褐色や暗灰褐色、皮膜が灰褐色または明るい褐色をしていて、前腕の長さが30~35mm、頭胴長が38~60mm、体重が5~11kgのコウモリです。オスの寿命が約3年、メスの寿命が約5年になっており、ほかのコウモリよりは短命になっています。

日本国内での生息地は北海道中部以南の日本全域ですが、最近では北海道全域に まで生息地を伸ばしているそうです。とくに東京都心をはじめとする都市部の市街地にアブラコウモリは多く生息し、夜行性なので夕方から夜の時間帯によく見られます。

また、おおむね11月中ごろから3月中ごろくらいまでは冬眠に入りますが、都市部では冬眠せずに活動するアブラコウモリも現れ始めているといいます。

アブラコウモリは吸血コウモリの種類には含まれておらず、蚊やゴキブリなどの害虫を主に捕食するので、益獣とされることもあります。かつて日本ではコウモリを漢字で書いた際の「蝠」の字が「福」に通ずるとされ、縁起の良い動物と扱われていたこともあるそうです。

しかし、アブラコウモリは、前章で述べたとおり、住宅に巣を作ります。1~2cmほどの隙間があれば住宅内に侵入し、巣を作って糞や尿で住宅内を汚します。アブラコウモリの糞や尿の中には寄生虫や菌がおり、人の健康被害を引き起こすおそれがあります。

古代ローマの博物学者の言葉に「コウモリは翼をもつネズミである」というものがありますが、アブラコウモリの体にも何らかの病気になる原因の病原菌が付着していることがあります。また、アブラコウモリは吸血行動をとらないとはいえ、人に噛みつくことがあります。安易に触れたり近づいたりすることは、大変危険であると言わざるを得ません。
      アブラコウモリの特徴や生態

家に侵入したアブラコウモリを駆除する方法

日本では、コウモリの種類にかかわらず、コウモリを駆除したり捕獲したりするのには、鳥獣保護法による許可が必要になっています。そのため、無断でアブラコウモリの駆除や捕獲を行った場合、鳥獣保護法違反で懲役や罰金などの重い罰 を科されることがあるので注意が必要です。

一般の人が自分でできるコウモリ対策はアブラコウモリが住宅内に巣を作らないように工夫することです。アブラコウモリは強い光や高周波音が苦手なので、巣を作りそうな場所にコウモリ対策として販売されている強い光や高周波音を発する装置を取り付けるのが有効です。また、コウモリが嫌うハッカやトウガラシを忌避剤として置いておくことも効果があるかもしれません。

いずれしても、アブラコウモリが住宅内に巣を作ってしまった場合は、なるべく危険が及ばないうちにコウモリ駆除の専門業者に依頼することをおすすめします。

まとめ

コウモリの種類は多く、その生態や特徴は様々ありますが、基本的に私たちが警戒すべきなのはアブラコウモリだけです。

国外では、コウモリを人獣共通感染症の感染源の原因となる危険生物と認定し、人とコウモリの接触に警戒心を高めている国も少なくありません。日本では、コウモリが狂犬病を引き起こしたなどという報告が多くないため、それほど警戒心は高くありませんが、アブラコウモリも病気や感染症の媒介者となる危険性をはらんでいます。

快適に生活を送るために、アブラコウモリへの対策が必要なことはもちろんのことですが、万が一アブラコウモリの駆除が必要になったときは、業者の協力のもと安全かつ適切に駆除を行いましょう。

コウモリ駆除を依頼できる業者や料金

依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「コウモリ駆除」をご覧ください。

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