「観葉植物になんか白い虫が付いている」「うわっ、アブラムシだ」このように観葉植物には虫が寄生することがあります。寄生生物に寄生された観葉植物を放っておいてしまうと観葉植物は弱り、最悪の場合、枯れてしまうことも考えられます。ここでは観葉植物に寄生する可能性のある虫についてと対処法についてみていきましょう。
観葉植物に虫が発生する理由って?
せっかく買った観葉植物に虫が発生したらどうでしょうか?リラックス効果を求めて買った観葉植物があなたにストレスを与えてしまうことになるかもしれません。なぜ観葉植物に虫が発生するのでしょうか?
●虫が発生する理由
観葉植物を宿主とするのはそこが虫にとって生活しやすい場所だからです。観葉植物の葉などに付着するほこり、鉢に溜まった水は虫にとってよい環境です。また観葉植物に与える土や肥料も種類によっては虫が発生する原因となるので注意しましょう。
●虫を発生させにくくするには
寄生虫の発生を予防するためには虫が出にくい環境を作る必要があります。そのためにはまず、観葉植物の置き場所をジメジメした場所を避け、風通しを良くするようにしましょう。時々日光を当てたり、剪定をしたりすることも効果的です。蒸れることを避けるために水をやりすぎないようにも注意しましょう。
また、清潔な環境で生育させるために枯葉やホコリはこまめに取り除き、鉢土もきれいな状態を保つようにしましょう。
虫がつくことで起こる被害とは?
観葉植物に虫が付いていても、放っておけばいいと考えてはいませんか?もし何もせずに放っておいてしまうと、様々な悪影響があるため、対策をしなければなりません。
例えば、ハダニの場合、葉の裏側にくっつき葉から汁を吸います。これをそのままにしておくと、葉が枯れてしまいます。またアブラムシやカイガラムシが発生し、対策をしないでおくと観葉植物自体が枯れてしまう可能性があります。せっかく買った観葉植物を枯らさないように、付着している虫を発見したらすぐに駆除することが推奨されています。
観葉植物に発生する虫一覧
ここでは観葉植物に発生する虫の一覧をご紹介していきます。もし実際に被害を受けているのであれば、正体を知って正しく対処することが重要です。
●アブラムシ
アブラムシは新芽や茎にたくさん発生し、樹液を吸います。そのため、観葉植物をどんどん弱らせてしまいます。またアブラムシの排泄物はアリなどの害虫を発生させるため、被害はさらに大きくなってしまいます。
アブラムシはほとんどの植物に発生しますが、中でもキク科・バラ科・アオイ科・カエデ類の植物の被害が多いです。
●カイガラムシ
カイガラムシは観葉植物の葉や茎にくっつきます。そして樹液を吸うため、観葉植物を弱らせてしまいます。また排泄物はアリなどをおびき寄せるため、被害の拡大を招きます。特徴はアブラムシに少し似ているかもしれませんね。
カイガラムシもほとんどの植物に発生します。特に多いのがカキ・ボタン・バラ・ナシ・マサキ・ツバキ科・ツツジ科・室内植物などです。
●コナカイガラムシ
コナカイガラムシはカイガラムシの仲間です。見た目はまるで粉のようであるため、発見するのが難しいといわれています。そのため気づかない間に繁殖してしまい、植物を弱らせることもあるそうです。
発生する植物、被害はカイガラムシによく似ています。
●ナメクジ
ナメクジは葉、茎を食べて観葉植物を弱らせます。苗の場合は枯死することもあります。春に卵から孵化し、梅雨時などの湿度が高いときに活動が活発になります。塩や、ナメクジ駆除用の薬剤で駆除をします。
植物全般が被害に遭いますが特にナス科・アブラナ科・ランの花などが多いため注意が必要です。
●センチュウ
線虫(センチュウ)と言えば糞線虫(フンセンチュウ)などが有名ですが、植物寄生性のものもいます。センチュウは体長1㎜以下の細長いミミズのような虫です。ものすごく小さいうえに体の色も無色透明に近いため、目視で発見するのが困難な寄生虫です。植物の根にこぶを作ったり根を腐らせたりして株を衰えさせます。予防策として対抗植物であるマリーゴールドを栽培するのがよいとされています。
植物全般に発生し、マツなど深刻な被害を受ける樹種もあります。
観葉植物についた虫を退治する方法
●アブラムシの駆除
アブラムシの駆除方法は単純です。観葉植物についてしまったら勢いよく水をかけて洗い流してください。また、セロハンテープで茎や葉に付着したアブラムシにくっつけることで取り除く方法も有効です。殺虫剤を使うこともできますが、効果が少ないことがあるため、セロハンテープで直接取り除くのが1番確実だそうです。またハダニが発生したときもこの方法が有効です。
反射光を嫌う性質があるので観葉植物の根元にアルミ箔を敷いておくと予防になります。
●カイガラムシの駆除
カイガラムシはピンセットを使って1匹ずつ駆除していく方法が効果的といわれています。しかし、小さいカイガラムシを1匹ずつ駆除していくのはとても根気のいる作業です。そのため、必要のない枝にカイガラムシが発生しているときは、その枝自体を切り落としてしまうこともできます。他にも歯ブラシで直接擦って落とす、高水圧のジェットホースで水をかけるといった駆除方法もあります。
また大量のカイガラムシが発生しているときは、歯ブラシなどで死骸を除去しておきましょう。カイガラムシのメスの死骸からは幼虫が産まれてくる可能性があるからです。
コナカイガラムシもカイガラムシと同様の方法で駆除することができます。
●ナメクジの駆除
ナメクジは塩をかけたり、専用の薬剤を使用したりすることで駆除できます。他にもビールを入れた容器をナメクジが発生しそうな場所に置くと匂いにつられてやってきたナメクジを溺れさせることもできます。
●コバエの駆除
コバエはショウジョウバエ、ノミバエ、キノコバエの総称です。コバエは卵を土に産みつける傾向があります。卵は1週間ほどで成虫になってしまうため、もしコバエが発生していたら、表面から1~2cmほどの土は処分しましょう。またもうすでに飛んでいるコバエは掃除機などで吸いこんでしまうか、ハエ用の除去剤を置きましょう。
まとめ
観葉植物につく虫は見た目の気持ち悪さだけでなく、植物にとっても様々なデメリットを生み出します。気づいても対策をしないでいるといつのまにか大量に虫が増えている可能性もあります。害虫対策は早めの対応をすることがポイントです。
観葉植物はリラックス効果や空気清浄効果など様々なメリットがあります。しかし、虫などが多く発生してしまえば、せっかくのリラックス効果が台無しですよね。いつものお手入れに少しだけ手を加えて人間にも観葉植物にも快適な空間にしましょう。虫対策をしっかりして、観葉植物の効果を最大限に体感してください!
\ 完全無料 /
厳選した全国のダニ・ノミ・トコジラミ駆除業者を探せます!
×
関連記事カテゴリ一覧
ダニ・ノミ・トコジラミ駆除の記事アクセスランキング
ダニ・ノミ・トコジラミ駆除の最新記事
カテゴリ別記事⼀覧
- お庭の手入れ
- 害虫駆除
- 害獣駆除
- 電気工事
- 鍵開け・交換・修理
- 窓ガラス修理・ドアノブ修理
- 家の修理
- バッテリー上がり
- ハウスクリーニング
- ペット火葬・葬儀
- 家電修理
- パソコン修理・ネット回線
- 家具・雑貨の修理
- 外壁・屋根工事
- リフォーム
- 防犯カメラ設置
- 盗聴器・その他調査診断
- 便利屋・代行サービス
- 引越し・配送サービス
- オフィス・店舗向けサービス
- その他