一体どうして!?蚊が冬に現れる理由!対策方法もご紹介します!

2021.4.30

一体どうして!?蚊が冬に現れる理由!対策方法もご紹介します!

夏の風物詩といっても過言ではないほどに、蚊は夏によく出現します。蚊は人の血を食糧とし、蚊に刺された人は刺された部分がかゆくなり、赤くはれてしまいます。
そんな害虫蚊ですが、実は冬にも蚊が出てくるのはご存知でしょうか?

冬なのに耳元で「ブーン」と音がしたと思ったら、だんだんとかゆくなって腫れ始める……。「明らかに蚊に刺された痕だ!かゆい!」と気が付いたときには姿が見えなくなっていたり。そんな悪の昆虫は何故夏だけではなく冬にも出現するのでしょうか?
この記事では蚊は冬に現れる理由などをご紹介します。

冬に蚊が発生する理由

蚊は冬ではなく、夏によく出現する昆虫として多くの人に知られてきています。蚊は人間の血を吸い、吸った人間にかゆみをもたらせることから、肌のかゆみとはれに襲われるイライラした経験をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

蚊が夏に多く発生する理由として、日本に住む蚊は低気温で生きられる種類が少ないことが挙げられます。
越冬できる日本の蚊は主に2種類で、夏と比べてしまうと冬の出現率は少ないです。
      冬に蚊が発生する理由

越冬する蚊はこの2種類

夏よりではありませんが、蚊は冬にも出現します。その理由としては蚊の中にも越冬できる種類がおり、冬でも夏と同じように人間に被害を及ぼすことができます。
そんな越冬できる蚊の種類をご紹介します。

アカイエカ

日本全国に幅広く分布している、日本の中では代表的な蚊です。温かい屋内を好む赤褐色の夜行性の蚊で、よく夜中に、耳にダイレクトに聞こえてくる煩わしい羽音の正体がこのアカイエカのせいであることが多いです。
逃げ方も人間に捕まり難いように不規則な動きで逃げたり、物陰に隠れてやり過ごすなどで人間を錯乱させます。

チカイエカ

北海道~九州地方に分布されているといわれ、ビルの地下水槽などの暗くて湿気が多い場所を好む蚊です。家の中というよりは都市部や都市化が進んだ地域に多い蚊で、都市害虫として挙げられています。
ほかの蚊とは違い、吸血で栄養を取らなくても産卵することができる点ではとても厄介な蚊です。

番外編:ヒトスジシマカ

胸部の背面に白い筋模様がある夏によく出現する蚊です。ほかの蚊より特徴的な姿をしているので夏によく目にする方もいらっしゃるのではないでしょうか?姿を見れば見たことがあるとうなずく方も多くいらっしゃるはずです。

この夏になじみ深いヒトスジシマカは冬に出現しない蚊ですが、決して冬を越していないわけではありません。成虫として越冬することは少ないですが、産卵した卵が越冬し、夏に大出現する可能性があります。厄介ではない冬の内に家の周りの水たまりを排除しましょう。
      越冬する蚊はこの2種類

どうやって?蚊の越冬について

蚊は冬を越せます。多くの蚊は気温が下がりすぎると死んでしまいますが、先ほどご紹介した、アカイエカやチカイエカは人間の生活環境に順応した体つくりや住処を工夫しつつあります。
しかし、夏に死んでしまう蚊はどうやってまた夏に出現するのでしょうか。冬の蚊だけではなく、夏の蚊の越冬も合わせてご紹介します。

成虫で越冬できる

越冬できる蚊でアカイエカ、チカイエカの2種類をご紹介しました。この2種類の越冬に共通することは「成虫のまま」越冬できることです。
越冬だけでなく、冬の間に産卵することもできるので、一年中種を絶やさず人に害という影響を与えることができる昆虫という意味では迷惑極まりないです。

夏に活発になる蚊は卵で越冬

多くの蚊は冬の低気温で越冬することができません。その理由は多くの蚊には「寒さへの耐性」が備わっていないのが理由として挙げられます。これらの夏に活発になる蚊は成虫で越冬することはしません。
寒さで死んでしまう前に、その前に蚊は多くの卵を産卵し、寿命を終えます。

アカイエカは室内で、チカイエカは低温でも越冬できる

蚊は寒さに耐性が備わっていません。それは越冬する蚊アカイエカも例外ではありません。アカイエカの越冬場所は人間の生活圏内に入り、室内の物陰や外よりも気温が高い場所に住み、冬を越します。知らないうちに蚊が何日も家に滞在していた……。そんなケースもなくはありません。

また、チカイエカはほかの蚊とは違いある程度低温の場所でも越冬することができます。チカイエカは地下水槽などの冬でも寒い場所で冬を越すことが多いので、ほかの蚊と比べると生態が少し特殊であるといえます。
      どうやって?蚊の越冬について

発生源を特定して早めの対策を

蚊の中に冬を越せる種類についてご紹介してきました。夏ではないから油断しがちな蚊対策と警戒ですが、冬にも蚊は出現するということなので、冬の蚊にもきちんと対策をしましょう。

夏の蚊と同じ!発生源を断とう

冬の蚊に刺されないように対策をするためには蚊の発生源を断つことが大切です。蚊はベランダの植木鉢などの水がたまりやすい場所に産卵する傾向があります。
産卵した卵が家の目の前で孵化し、家の中に蚊が入ってくる恐れがあるので、汚い水がたまっていそうな入れ物はこまめに水を出したり、家の周りを清潔に保つようにするなどの蚊対策をおこないましょう。

対策グッズも併せて使おう

上記のような対策をしても、どうしても蚊が入ってきてしまうこともあります。そのため、併せて夏も使うような蚊の対策グッズを使用するといいでしょう。対策グッズにもいろいろな種類がありますので、その中からオススメの5つをご紹介します。

蚊がいなくなるスプレー

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広さにもよりますが、部屋の中で1プッシュするだけで蚊対策のできるスプレーです。壁などにスプレーの成分が付着し、そこにとまった蚊を駆除するという仕組みとなっています。


虫きちゃダメ シールタイプ

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さまざまな場所に貼ることのできる、虫よけのシールです。シールに含まれる天然成分が蒸発し、虫よけ効果が発揮されるという仕組みになっています。


カモ井の吊るすだけ!

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壁などにとまるという蚊やハエの習性を利用し、粘着シートで捕獲するグッズです。リボンを引いて吊るすだけで、簡単に設置することができます。


どこでもベープ

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薬剤を加熱し、蒸発させて効果を発揮する蚊取り器です。こちらは電池式なので、コンセントが必要ありません。また、壁にかけることもできるため、さまざまな場所で使用できます。


アース渦巻香 アロマセレクション

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3種類の香りつき蚊取り線香がセットになったものです。通常の蚊取り線香の香りが苦手という方におすすめです。また、3種類の香りがセットになっているため、その日の気分で香りを変えられます。

まとめ

蚊は冬に現れることについてご紹介してきましたがいかがでしょうか。
冬に出現する蚊は夏よりも種類が少ない分、あまり見かける機会も少ない方もいらっしゃるので、冬に蚊が出るというイメージはマイナーです。
しかし、冬にも自分たちの血を吸う蚊は出現することをこの記事を見て知っていただけたついでに、蚊対策に役立ててくだされば幸いです。冬でも蚊は出現するので、夏と同じように蚊の対策を怠らないようにしていただけるとよいでしょう。
また、蚊が冬でも多く、被害に悩まれる場合は、冬でも遠慮せずにできれば、害虫駆除業者を頼ってください。

この記事の監修者 ナカザワ氏について

この記事の監修者
ナカザワ氏 NPC 総合害虫駆除
監修ジャンル:害獣 害虫
神奈川県・東京都を中心とした総合害虫駆除サービスを運営。防除作業監督者(防第14721号)の国家資格を有し、アリ、ゴキブリ、ダニ、ハエ、トコジラミ、ハチやコウモリなど幅広い害虫や害獣にも対応。

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