害虫と聞くと真っ先に思い浮かべるのはなんでしょうか。
ハチ、ゴキブリ、ムカデなどでしょうか。アリ、ノミ、ダニなどの小さいものまで思い浮かべる方もいらっしゃるかもしれません。
では、名前も知らないような「黒い小さい虫」はどうでしょうか。
部屋でよく見るけど特に被害を受けた覚えはないと思われる方が多いのではないでしょうか。
実はこの黒い小さい虫もれっきとした害虫です。
この黒い小さい虫が大量発生していたら、それはそのまま害虫の大量発生です。これらの虫の正体はいったい何なのでしょうか。
この記事では、そんな黒い小さい虫の正体について書いていきます。
黒い小さい虫が大量発生した!―コバエかも?
まず黒い小さい虫の大量発生で思い当たるのがコバエです。
中でもよく大量発生するのが「チビクロバネキノコバエ」です。
チビクロバネキノコバエは、野菜や花などの植物を食害して枯死させてしまいます。
一年中発生しますが、特に梅雨の時期に大量発生することが多いです。湿気を好み、雨の降った翌日が晴れると大量発生します。
また、光や明るい色のものに集まりやすい性質を持っています。
また、最も大きな特徴が明け方~朝10時ごろだけ出現する点です。
この時間帯さえ注意すればこのチビクロバネキノコバエと遭遇することはありません。
室内に侵入させない対策としては、この時間帯だけ網戸ですら開けておかないようにする、という方法があります。
2ミリメートルにも満たない体長のこのチビクロバネキノコバエは網戸のサッシも簡単に通過してきてしまいます。朝の10時までは窓だけでなく、網戸も開けないようにするだけで、侵入を大きく防ぐことができます。
また、窓やドアなどの隙間がある際は隙間テープなどでしっかり塞いでおきましょう。
他にも、エアコンや換気扇の使用を避けることにより侵入口を大幅にカットすることができます。
また、可能であるならば屋外に扇風機を設置し、窓の横から送風するという方法もあります。飛ぶ力が強くないため、侵入口である窓に扇風機から出る強風が吹き荒れていればこのチビクロバネキノコバエは近寄ることができません。
黒い小さい虫が大量発生した!―シバンムシって?
黒い小さい虫の大量発生ではシバンムシと呼ばれる虫も考えられます。
シバンムシは、赤褐色でぷっくりとした虫です。湿気を好み、梅雨時ごろから発生し始めます。乾燥植物質のものを好み、乾麺、菓子類、穀類、ペットフード、生薬など、幅広く食害します。また、畳床や壁紙にもよく発生し加害します。
齧る力が非常に強く、加工食品の包材に穴をあけて侵入するので、異物混入の原因にもなります。また、畳床に発生するシバンムシの幼虫にはシバンムシアリガタバチが寄生し、これが人を刺すため、シバンムシを見つけたら早期に駆除しましょう。
また、漢字で書くと「死番虫」です。
もともとは西洋で、古い家具を齧る際に出した「カチカチ」という音が死を呼ぶ不吉な音といわれたことから、「デス・ウォッチ・ビートル(死時計虫)」と名付けられました。
これが明治時代に「死の番人」と訳され、「シバンムシ」と呼ばれるようになりました。
対処法としては殺虫剤で撃退することが一番でしょう。
撃退自体は市販の殺虫剤や燻煙剤を散布すれば簡単にできるのですが、食品の包装を食いちぎってその中で発生することも多いため、包装の中にまで煙が届かず、撃退し損ねることも多いです。
シバンムシを撃退する際は発生源をきちんと突き止めることが重要です。
黒い小さい虫が大量発生した!―ゴキブリの幼虫?
害虫といえば避けては通れないのがゴキブリです。黒い小さい虫の大量発生は、ゴキブリの幼虫という可能性もあります。
「クロゴキブリ」はゴキブリの中でも比較的大型で40ミリメートル程度まで大きくなることがあります。
飛ぶことができるのも大きな特徴です。
大量発生している黒い小さい虫はこれの幼虫である可能性があるのです。
唯一の救いとしては、成長速度が他のゴキブリよりも遅いことでしょうか。幼虫のうちに早めに撃退することができます。
市販の殺虫剤やゴキブリキャップの使用、巣そのものの駆除という撃退方法があります。
燻煙剤タイプの殺虫剤の場合、卵には効かないので、期間をおいて何度か炊く必要があります。
また、日ごろからの対策としてお部屋を清潔に保っておくことが重要です。
・水回りを綺麗にする・食べ物は残さない、残しておかない
・髪の毛もしっかり掃除する
などの点を心がけるだけで、発生をかなり抑えることができます。
害虫が発生しにくい環境を整えるには?
上記にもありますが、害虫が発生しにくい環境を整えることで、黒い小さい虫たちの大量発生を抑えることができます。
共通して有効なのは、
清潔を保つことと、湿度を下げること、隙間を塞ぐなど侵入口をなくす、などです。
床に食べカスをはじめホコリや髪の毛も落ちていないようにする、食べ物の容器はきちんと密閉する。早めに食べきってしまう、などの対策で餌を与えないようにすることが大切でしょう。
まとめ
黒い小さい虫の大量発生の謎が解けましたでしょうか。
小さいとはいえ大量発生したら不快ですし、また後に大型の害虫として成長するような種もありました。
日ごろから発生しないように対策を心がけるとともに、発生したら早急に駆除する必要があるでしょう。市販の殺虫剤だけではなかなか完全に駆除しきれないこともあるので、プロの業者に依頼して確実に駆除しきることをおすすめします。
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