ダニの卵はどこにある?正しい駆除方法と産ませないためにできること

2023.3.8

ダニの卵はどこにある?正しい駆除方法と産ませないためにできること

ダニは、生涯のうちに100匹近くもの卵を産み、次々に繁殖していくとされています。また、人間に噛みつくほか、かゆみやアレルギーなどの被害を及ぼすため、早めの駆除が必要です。

しかし、ダニの卵は市販のスプレーでは駆除することが難しく、熱や吸引などの方法でないときちんと対策できない場合があります。今回は、ダニだけでなく卵までしっかり駆除し繁殖を防ぐためにも、どのような方法が効果的なのかご紹介していきます。

ダニの卵も駆除する方法:高温にする

布団やベットなどの寝具に多く生息するダニは、60℃を超える熱を与えることで死滅させることができるとされています。また、ダニの卵も同様に、布団乾燥機や衣類の高温乾燥機を使って60℃の熱を1分ほど与えることで、駆除効果を期待することができます。どのような仕組みでダニの卵を駆除できるのか詳しくみてみましょう。

布団乾燥機

布団の湿気をとるのに効果的な布団乾燥機は、高温の風を送ることができるためダニの卵を駆除することができるとされています。また、製品によっては、ダニの駆除モードが備わっているものもあり、より高温な乾燥をおこなうことでスピーディーな対策が可能です。

しかし、1度ですべてのダニや卵を駆除できるわけではないため、定期的に布団乾燥機で対策をおこなう必要があります。そして、ダニの卵を死滅させる効果をきちんと得るためにも、2時間以上熱を与え続けることが重要です。

衣類乾燥機

布団乾燥機のほかにも、衣類乾燥機などもダニの卵を駆除するのに効果的です。製品によって異なりますが、60℃以上の乾燥が可能なものであれば家庭用の衣類乾燥機でも駆除が可能です。
ダニの卵も駆除する方法:高温にする
ダニの駆除効果を得るためには、高温乾燥が可能なヒータータイプがおすすめですが、電気代が気になる場合は、60℃以上対応のヒートポンプタイプでもよいでしょう。また、コインランドリーなどの衣類乾燥機にも高温乾燥の機能がついているものも存在するため、活用してみるのもおすすめです。

注意点としては、布団の素材によって高温乾燥をおこなうとダメージを与えてしまう場合があります。そのため、きちんと布団が乾燥機に対応しているかを確認しておきましょう。

ダニに卵を産ませないためにできること

布団乾燥機や衣類乾燥機を使って熱を与えることで、ダニの卵を死滅させることが期待できますが、すべて駆除することは難しいとされています。繁殖を防ぐためにもまずは、掃除機や丸洗いをおこないダニのエサを減らして、卵を産ませない環境を作ることが大切です。

 

ダニに卵を産ませないためにできること
ダニは、食べかすや頭皮のフケなどをエサにしています。布団にはこのようなエサが豊富なため、多くのダニが住みついています。こういった場所に卵を産ませないためにも、こまめに掃除機での吸引や布団の丸洗いをおこなうことで、エサを減らし抑制することが可能です。

また、布団乾燥機などで死滅させた際に、アレルギーの原因となる死骸や排泄物が布団に残る場合があります。こういった死骸や排泄物をそのままにしておくと、アレルギーの症状が悪化してしまうため、入念に布団を掃除機で吸引や丸洗いをおこない除去しておくことが大切です。

ダニの卵の駆除に効果が期待できないこと

ダニの卵を駆除するには、ダニ駆除スプレーや天日干しなどの対策では駆除の効果が期待できないとされています。間違った駆除をおこなわないためにも、どのような方法がダニの卵には効果が期待できないのかみていきましょう。

ダニ駆除用スプレー

市販されているダニ駆除用のスプレーは、散布するだけで手軽にダニの駆除効果を得られるとされています。しかし、ダニの卵は殻に覆われており、なかにまで薬剤を散布することが難しいため、効果が期待できません。そのため、あくまでもダニの駆除用スプレーは、卵からふ化した成虫でないと効果がないとされています。

布団叩き

ダニや卵を駆除するために布団叩きをおこなうのは、効果が得られないだけでなく、死骸や排泄物が舞ってしまいアレルギーの症状がひどくなってしまう可能性があります。また、強く布団を叩くことで繊維が傷ついてしまうため、おすすめできません。

天日干し

ダニの駆除と言えば天日干しが効果的と思うかたも多いのではないでしょうか。しかし、ダニや卵は日の光では死滅させることができません。また、天日干しをおこなっても表側の温度しか上昇しないため、ダニは熱の少ない裏側へと逃げていってしまいます。
ダニの卵の駆除に効果が期待できないこと

ダニの産卵について

ダニは一般的に、2~3ヶ月程度が寿命とされています。しかし、生きている間に、およそ100個近くの卵を産卵するため、おそろしい繁殖力をもっています。ダニが増殖するのに注意するためにも、いつの時期にどのような場所に産卵をおこなうのかみていきましょう。

一生で100個近く卵を産むことも

ダニはおもに、6~8月ごろに産卵をおこない繁殖するとされています。また、産卵の頻度としては、1日に最低でも1~2個ほど産むとされています。そのため、ダニは寿命を迎えるまでの間に、100個以上も卵を産む可能性があるのです。

すでに生息するダニが産卵を繰り返すことで、あっという間に増殖していくので被害を抑えるためにも早めの駆除が大切になります。そんなダニは、どのような場所に産卵をするのか、きちんと対策するためにも次の項にて詳しくみていきましょう。

畳や布団の中で産卵する

ダニは湿度が高く、熱がこもりやすい場所を好みます。そのなかでも、畳や布団は、ダニにとって快適な住みかとなっており、このような場所に産卵をおこないます。また、布団には、ダニのエサとなる人間のフケや皮脂などが豊富なため、繁殖するのに最適な環境です。

ダニや卵の繁殖を防ぐためにも、布団などは、こまめに掃除機をかけ、丸洗いや乾燥機で熱を与えて対策しておくことが大切です。しかし、畳などは掃除機での吸引はできるものの、なかなか洗うのが難しく、成虫の駆除が困難です。その場合は、業者に駆除を依頼することをおすすめします。
ダニの産卵について

まとめ

ダニは湿度や熱が多くこもる布団などの環境に卵を産卵し、繁殖を続けます。そのままにしておくと、噛みつくことやアレルギー症状の悪化などにつながるため、早めに駆除対策が必要になります。

ダニの卵は、成虫と同様に60℃以上の熱で死滅することが期待できるので、布団乾燥機や衣類乾燥機を定期的に使うことが大切です。また、繁殖を防ぐためにも、こまめに掃除や洗濯をおこないダニのエサを極力なくすようにすることが重要になります。

しかし、個人での対策では、増え続けるダニをすべて駆除するのが難しいとされています。そのため、発生源からきちんとダニや卵の駆除をおこなうためにも、きちんと業者に依頼するようにしましょう。

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