みなさんは蜘蛛を家で見かけたとき、すぐに駆除していますか?見た目は気味が悪く、苦手な人が多いのですぐに駆除している人がほとんどだと思います。しかし、そんな蜘蛛が私たちの家の害虫を駆除してくれる益虫でもあることをご存知でしょうか。蜘蛛の益虫としての働きについては、知らない方もいると思います。
そもそも家でよく見る蜘蛛がどんな種類なのかもご存知ではない方もいるのではないでしょうか。そこで、今回の記事では家でよく見る蜘蛛にはどんな種類があるのかについてご紹介します。
目次
家の中でよく見かける蜘蛛の種類
蜘蛛を家の中で見かけた場合、そのほとんどがアシダカグモとハエトリグモという2種類の蜘蛛です。それぞれどんな特徴をもった蜘蛛なのかみていきましょう。
アシダカグモ
アシダカグモ科に属する蜘蛛の総称です。足まで入れた全長は10~13cmほどと大きさになります。全体的にあまり厚みのない体で、脚が長く、灰褐色の上に黒っぽい斑点があるという見た目です。
原産地はインドと考えられていますが、今では全世界の熱帯・亜熱帯・温帯に広く分布しており、日本の住宅でもよくみる蜘蛛としてよく知られています。
ハエトリグモ
ハエトリグモ科に属する蜘蛛の総称です。大きさは1cmほどで、正面に2個の大きな目がついており、足はアシダカグモに比べて短いです。熱帯に多いのですが、世界中のさまざまな環境に広く分布しており、日本でもよく見かけます。
蜘蛛は家の害虫駆除をしてくれる!?益虫としての側面とは
その見た目から、人に嫌われがちな蜘蛛ですが、家の中では、私たちの生活において役に立つ「益虫」としての一面もあります。いったいどんな活躍をしているのかみていきましょう。
先ほど紹介した家でよくみるアシダカグモとハエトリグモですが、この2種類の蜘蛛は家の害虫を駆除してくれます。
アシダカグモはゴキブリやハエを餌として食べます。そのため、梅雨から夏のおわりのゴキブリが発生しやすい時期には、このアシダカグモをあえて駆除しないことでゴキブリが家の中に発生しなくなることもあります。
ハエトリグモはその名の通りハエを餌として食べるだけでなく、アリやゴキブリの子供などの自分より小さい虫も食べるのです。駆除せずそのままにしておけば、アシダカグモとともにゴキブリ予防において活躍します。
日本にもいる危険な蜘蛛……家の中で見かけたらすぐに駆除を!
私たちの生活において役に立っている蜘蛛を紹介しましたが、蜘蛛の中には毒をもった危険な種類もいます。日本にいる代表的な毒蜘蛛をみていきましょう。
・カバキコマチグモ
体長は1㎝ほどの大きさで、日本全土に分布している蜘蛛です。色は淡いオレンジ色で、一般的な蜘蛛がはるような巣をはらないという特徴を持っています。日本の中で最も強い毒をもった蜘蛛ですが、体が小さいためもっている毒の量も少ないです。噛まれて亡くなったという事例もありませんので、人を殺せるほどではないようです。
・アシナガコマチグモ
体長は1~1.5cmほどです。体長の2倍くらいの前脚をもっています。カバキコマチグモと同じように、一般的な蜘蛛がはるような巣をはらないという特徴があります。
・セアカゴケグモ
体長は0.5~1cmほどです。もともとはオーストラリアのみに生息していたのですが、現在日本全国で見つかっています。黒い体にオレンジ色の模様を持ち、強い毒と過酷な環境でも生きられる生命力を持っています。
このように日本で見かける蜘蛛の中には毒を持ったものもいます。毒蜘蛛を家で見つけたときや、見つけた蜘蛛の種類が分からないときはうかつに手を出さないようにしましょう。害虫駆除のプロに任せるのが安全です。
蜘蛛の駆除にはどんな方法があるの?
益虫としての側面があるものの、気になる人は蜘蛛の駆除を考えると思います。そこで、ここでは蜘蛛が家に発生してしまったときの駆除方法を2つ紹介していきます。
・殺虫剤スプレー
一般的な殺虫スプレーから、蜘蛛専用のスプレーまで様々あります。蜘蛛専用のスプレーには蜘蛛の巣を予防する効果が含まれているものもあるため、よく蜘蛛が巣を張っていて困っている人はこちらがオススメです。
・棒によって蜘蛛と巣を同時に退治する
ほうきの柄などの棒の先に雑巾やいらなくなった布を巻きつけ、テープで固定します。この棒を蜘蛛の巣の外側から絡めとっていき、巣にいる蜘蛛の体に蜘蛛の巣の糸をまきつけていきます。全部巻きつけた後にビニール袋で包んで捨てて完了です。
蜘蛛は自分の糸によって動けなくなるため、殺すことなく駆除できます。殺虫剤の臭いや薬品が気になる人や蜘蛛を殺したくない人はこの方法がオススメです。
蜘蛛が寄り付きにくい家にするためにできることとは
駆除がおわった後に、再度蜘蛛が家に巣を作らないようにする予防方法について3つ紹介していきます。
・蜘蛛専用のスプレー
蜘蛛の駆除方法で紹介した「蜘蛛専用のスプレー」には蜘蛛の忌避効果があるので、蜘蛛が巣をつくりそうな壁や窓にスプレーを吹きかけておくといいでしょう。広い範囲の場合はスプレーではなく液体タイプのものを霧吹きで吹きかけるのが効率的です。
・掃除、整理整頓
蜘蛛は暗くて静かな場所を好む習性をもっているので、部屋が散らかっていると蜘蛛が住み着く原因となるのです。また、散らかっていると蜘蛛の餌になる虫が住み着くため、それにつられて蜘蛛が寄ってきます。日ごろから掃除と整理整頓を心がけましょう。
・湿度を下げる
多くの蜘蛛は湿気を好んでいます。換気や除湿器によって部屋の湿度が高くならないようにすることが大切です。気候だけでなく水道の水漏れなども影響するので、もし水漏れが起きている場合は早めに業者に頼んで修理してもらいましょう。
まとめ
蜘蛛の見た目が好きではない人は多いと思います。しかし蜘蛛には私たちの生活において、益虫として活躍している一面もあることがわかったと思います。
蜘蛛は益虫であるとはいえ、蜘蛛が苦手な人や毒蜘蛛が家で発生してしまったときは蜘蛛を放ってはおけません。殺虫剤スプレーをつかって自分で駆除することができますが、とくに毒蜘蛛がいた場合などは害虫駆除のプロに任せるのが確実で安全なのでオススメです。
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