ノミの種類と特徴を解説!効果的な駆除方法とペットを守る予防対策法

2021.4.30

ノミの種類と特徴を解説!効果的な駆除方法とペットを守る予防対策法

ペットが無性に体をかいているという場合には、体にノミがついているおそれがあります。ノミは犬や猫などの体に寄生し、皮膚を刺して血を吸ってしまう害虫です。また、ノミはペットだけでなく人間を刺すこともあります。

今回はペットがノミに寄生された場合の対処法について、ご紹介していきます。人間を刺すこともあるおもなノミの種類とその駆除方法、予防方法を解説しますので、ノミの被害を心配している人はぜひ読んでみてください。

おもなノミの種類とその特徴を知ろう

日本には約80種類のノミが生息しているといわれていますが、人間やペットに被害を与えるようなノミは数種に絞られます。代表的なノミの種類とその特徴を確認していきましょう。

ネコノミ

おもなノミの種類とその特徴を知ろう
現在ペットや人間に被害を与えるノミでもっとも多いのはネコノミという種類のノミです。体長約2mm~3mmで、猫を介して犬などのほかのペットにも寄生し、人間も刺されることがあります。

イヌノミ

こちらも犬だけでなく、猫や人間に被害を与えることがあるノミです。体長は約2mm~4mmとネコノミよりも大きめで、やや丸みを帯びているのが特徴です。野良犬が減ったことであまり見かけなくなったといわれています。

そのほかのノミ

そのほか、ヒトノミやスズメトリノミといったノミもいます。ヒトノミはおもに人間に寄生するノミですが、生活環境が衛生的になった現在の日本ではほとんど見られません。スズメトリノミはスズメなどの鳥類の巣に寄生していることが多く、巣から雛がいなくなったあとに人間の家に侵入してくることがあります。

ノミの生態と寄生される原因についてもチェック

ノミの対策をするためには、ノミの発生時期などについても理解しておく必要があるでしょう。また、ノミが発生してしまう原因も知っておくことでペットをノミから守る予防策がわかるかもしれません。

ノミの基本的な生態

1匹のノミの寿命は約3~4週間程度です。卵からかえったノミの幼虫は1~2週間ほどでさなぎへと変化し、その後1週間ほどで成虫になります。

成虫になったノミは宿主をみつけるとすぐにそこで繁殖活動をはじめ、1日に約20~50個の卵を産むのです。1匹のノミが成虫になってから寿命をむかえるまでの2週間ほどの間に、約700個もの卵を産むことになります。

ノミは高温多湿の環境を好み、春から夏にかけて活動が活発になります。もしも4月~8月の4か月間ノミが繁殖し続けたとしたら、数万という数のノミが発生するおそれがあるのです。

ノミに寄生される原因

ノミは発達した後ろ足を使って20cm~30cmもジャンプすることができます。犬や猫なら簡単に飛び乗ることができるジャンプ力をもっているのです。そのため散歩しているときなどにノミがペットに飛びつき、そのまま家までもち帰ってしまうということが多いようです。人間の服などにくっついていることもあります。

また、ノミが寄生しているネズミなどの害獣が家に侵入していることもあるかもしれません。寄生していたネズミが死ぬとノミは別の宿主を求めてペットや人間に乗り移ってくるのです。

ノミによって受けることのある被害2つ

ノミが発生してしまったとき、どのような被害が起こるのでしょうか。ノミがペットや人間にもたらす被害を確認しておきましょう。

かゆみ

ノミによって受けることのある被害2つ
動物や人間がノミに刺されると、アレルギー反応を起こして激しいかゆみを感じます。耐えられずにかいてしまうと傷ができて感染症を起こし、化膿したり水ぶくれができたりすることもあるのです。

病気やアレルギー

寄生している間ノミは栄養分として宿主の血液を吸血し続けます。小さな動物に大量のノミが寄生していた場合は、血液を奪われることで貧血などを起こすこともあるのです。

また、ノミに寄生されたことによって、サナダムシという別の寄生虫に寄生されることもあります。サナダムシの卵を食べたノミの幼虫を動物が食べると、下痢や嘔吐などの症状が起こるのです。

ノミに寄生されている猫などに人間が引っかかれたり咬まれたりすると、「猫ひっかき病」という感染症を起こすことがあります。患部の化膿、発熱、頭痛といった症状が起こります。こうした症状は人間だけのもので、猫などの動物は寄生されていても症状が起こらず、ノミが原因かどうかの判断が難しいので注意が必要です。

ペットや室内にノミがいる場合の駆除方法

ペットがノミに寄生されているとわかった場合には、感染症などの発症やこれ以上の繁殖を防ぐためになるべく早急に駆除する必要があるでしょう。また、室内にノミがいる場合には人間を刺すおそれもあります。ここで、ノミを駆除する方法をご紹介します。

ペットのノミを駆除する方法

ペットに明らかな症状がみられる場合には獣医の診察を受けましょう。ノミが寄生していると診断されれば、塗り薬や飲み薬といったペット用のノミ駆除薬を処方してもらえます。一部の駆除薬は市販もされていますが、下痢などの副作用がでることもあるので、まずは動物病院を受診したほうが安心でしょう。

室内のノミを駆除する方法

室内のノミは、ダニやトコジラミなどに効果がある殺虫剤を使って退治するができます。製品の対象害虫にノミが表示されていることを確認しましょう。殺虫剤にはスプレータイプ、燻煙タイプなどがあります。部分的にノミが集まっている場所にはスプレータイプ、家全体のノミをくまなく退治したい場合には、薬剤が煙で広がる燻煙タイプが効果的でしょう。

駆除をしたあとはノミに寄生されるのを予防しよう

ノミを駆除できたとしても、外へ出た際にはどうしてもノミに寄生されるリスクがあります。ノミの被害を最小限に抑えるために、日ごろから予防対策をしておく必要があるのです。ノミの寄生を予防するためにできる対策法をご紹介します。

駆除薬

駆除をしたあとはノミに寄生されるのを予防しよう
ペットに寄生したノミを駆除する効果のある薬は、予防にも使うことができます。効果は1か月程度持続するものもありますので、定期的に使用することでペットへのノミの寄生を防ぐことができるのです。

散歩をしたあとはペットの体を調べる

ペットの散歩から帰ったときにはノミが付着しているおそれがあります。ノミ取りくしでブラッシングしたり、シャンプーをしたりしてできるだけノミを室内に持ち込まないようにしましょう。

自分が外出するときは虫よけスプレーを使う

虫が嫌う匂いなどを利用した虫よけスプレーをつけておくのも効果的です。人間の衣類などにもノミは付着するため、全身にまんべんなく散布しておきましょう。

まとめ

ペットや人間に被害を与えるノミの種類はおもにネコノミやイヌノミといったものがあります。ノミは繁殖するスピードが非常に早く、寄生されるとすぐに増えてしまいます。ノミに寄生されるとかゆみが起こるだけでなく、アレルギーによって皮膚が化膿したり、感染症によって発熱や頭痛といった症状が現れたりするのです。

寄生されてしまった場合は動物病院を受診して薬を処方してもらうのが安心です。家のなかに住みついてしまったノミは市販の殺虫剤などで退治しましょう。殺虫剤の効果がない場合や、家全体の駆除をするのはとても面倒だという場合は、害虫駆除の業者に依頼するのも効果的な方法です。業者であれば家の隅々までノミを退治してくれることでしょう。

どこの業者に頼めばよいのかわからないというときは、ぜひ生活110番にご相談ください。ノミの駆除に対応しているお近くの業者を無料でご紹介することができます。生活110番に加盟しているいくつもの業者の料金やサービス内容を比較検討して、最適な業者を選ぶことができるのです。

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