梅雨の時期になると、湿度も上がって過ごしにくくなります。そんな湿気が多い時期に気になるのは、ダニの存在です。ダニは、高温多湿な環境を好みます。梅雨にダニが発生しやすいのをご存じの方は多いかもしれません。
ところが、ダニは梅雨の時期だけではなく、じつは快適な環境が揃いさえすればいつでも発生するものなのです。ここでは、ダニの発生時期や季節ごとの対策をまとめています。発生時期や対策を知り、ダニから家を守りましょう。
目次
ダニ対策は一年を通して必要になる
ダニは、気温が20℃以上、湿度が60%以上になると活発になり、増殖する傾向があります。季節を問わずに、その条件が揃えばダニは発生してしまうので注意が必要です。
ダニにとって快適な時期は梅雨から夏ごろ
梅雨から夏ごろの湿気の増える時期は、ダニの増殖が非常に多いといわれています。高温多湿の梅雨は、ダニにとって非常に快適な季節なのです。
条件が揃えば冬でもダニは繁殖する
梅雨の時期に、増殖するイメージが強いダニですが、ダニは時期など関係なく増殖してしまう可能性があります。冬でも暖房や加湿器の使用によって、ダニが快適に過ごせる環境が揃ってしまえば増殖してしまうのです。
そのため、冬だからといって安心はできません。例え冷え込みの厳しい季節でも、ダニの発生を抑えることを考えるのであれば、定期的な換気や掃除などでダニの繁殖を防ぐことが大切です。
ダニの時期ごとの対策①5月~6月はダニの予防
5月~6月の時期は、ダニ対策をする季節のなかで最も大事な時期です。ダニが過ごしやすい高温多湿の時期に入ってくるので、早めの予防をすることが大切になってきます。
5月~6月はダニが繁殖を始める時期
5月~6月は、梅雨に入ることもあり、高温多湿になりやすい時期です。湿気の多い梅雨の時期はダニにとって過ごしやすい環境となるので、対策が必要となってきます。湿気のたまりやすい布製品や布団などは、ダニが増殖しやすいので注意しましょう。
5月~6月はダニの予防をする
5月~6月は、家の中に湿気がたまってしまわないように、換気を心がけましょう。高温多湿を好むダニは、乾燥している環境が苦手です。ダニが苦手な環境をつくることで、大量発生を防ぐことができるでしょう。ダニは梅雨時期に増殖するので、この時期の対策がとても重要になります。
換気以外にも、エアコンの除湿機能を使用することも効果的です。通気性の悪いところには除湿剤を設置したり、すのこを使用したりすると湿気がこもりにくくなります。ダニが発生しやすい寝具や畳などは、こまめに掃除をして清潔さを保つとよいです。
ダニの時期ごとの対策②7月~8月はダニの駆除
7月~8月ごろは、梅雨の時期に増殖したダニが活発に行動する時期です。蚊に刺されたと思っていたら、ダニだったという場合も多くあります。
7月~8月はダニの被害に遭いやすい時期
湿気の多い梅雨の時期に、ダニの被害が多いと思われがちですが、増殖する時期と被害に遭う時期は異なっています。
家に生息するダニのなかには、大量に増殖したほかの種類のダニを食べて、増殖するダニも存在します。ツメダニという種類のダニで、人を刺す場合もあります。ほかの種類のダニを食べて増殖するため、ほかのダニとは少し遅れて増殖しているのです。
そのため、7月~8月に刺されるなどの被害が多いとされています。ほかのダニが増殖すると、必然的にツメダニも増殖してしまいます。種類によって、ダニの発生時期が異なっているのです。
7月~8月は増えたダニの駆除をする
7月~8月の暑い時期になってくると、梅雨時期に繁殖したダニの糞などが増加してきます。ダニの糞や死骸はアレルギー症状の原因となるので、取り除かなければなりません。糞や死骸といったアレルギー物質を取り除く方法として、布団は天気のよい日に天日干ししたあと、掃除機をかけましょう。そうすることで、布団に付着しているアレルギー物質の半分ほどは駆除できるといわれています。
天日干しは、布団を乾燥させ、さらなるダニの増殖を防ぐ効果が望めます。しかし、それだけではアレルギー物質を取り除くことは難しいので、しっかり掃除機をかけて吸い取ることが大切です。
生きたダニの駆除には、乾燥機の使用が効果的といわれています。ダニは高温にさらされることにより死滅するので、布団をはじめとする布製品は、こまめに乾燥機にかけるとよいでしょう。
この際、一般家庭に置いてある乾燥機よりもコインランドリーにある大型のもののほうが効率よく熱を加えられます。より確実にダニを駆除するためにも、コインランドリーの乾燥機の使用を検討してみてください。なお、熱による駆除をおこなったあとはそのまま使用するのではなく、しっかりと掃除機をかけ、アレルギー物質を取り除くことを忘れないようにしてください
ダニの時期ごとの対策③9月~11月はアレルゲンの除去
秋ごろになると、気温が下がりダニが生きるには困難な季節になります。そのため、寝具やソファーなどの布製品には死骸や糞が蓄積されているのです。これらが体内に入り込むと、アレルギー症状があらわれることがあります。
9月~11月はダニアレルギーを起こしやすい時期
気温や湿度が下がってくる秋ごろは、生きられなくなったダニの死骸が大量に発生する時期です。ダニのアレルギーは、死骸や糞を接触・吸入したことが原因で起きているといわれているので、この時期にアレルギーの症状があらわれる人が多いといえます。
9月~11月はアレルゲンの除去をする
ダニの死骸などが原因となっているアレルギーは、原因の元になっているダニの除去によって症状が軽減できるでしょう。
布団の場合は、丸洗いや掃除機をかけることによってダニを取り除くことができます。ダニは時期ごとに対策の仕方が異なっているのです。対策をしても、痒みや被害が軽減できないときは、ダニ駆除に詳しい業者に相談してみるのもよいかもしれません。
ダニの時期ごとの対策④12月~4月は高温多湿になる場所に注意
冒頭でご紹介した通り、冬の寒い時期でも住んでいる家の温度や湿度によっては、ダニの被害がでてくる場合があります。ダニの発生時期は決して梅雨だけではないので、冬でも対策をして、ダニの増殖を防ぎましょう。
12月~4月はダニを見逃しやすい時期
12月ごろからは、冷え込み、空気が乾燥しはじめることから、ダニの生きられる環境ではなくなります。しかし、室内を快適な環境にするための暖房や加湿器を使用すると、ダニにとっても快適な環境をつくってしまっている場合があります。
12月~4月は高温多湿になる場所に注意する
冬の寒い時期は、暖房や加湿器の使い方に気をつけましょう。温度、湿度を上げすぎないことで、ダニの大量発生を防ぐことにつながります。また、冬の外気は乾燥しているので、定期的な換気をするだけでも効果が望めます。冬場の空気はお昼の12時から夕方にかけてがとくに乾燥しているといわれているので、この時間帯に換気をおこなうとより効果的かもしれません。
また、髪の毛やフケ、乾燥などで剥がれた皮膚は、ダニのエサになりやすいです。さらに、布団や枕などは、人の体温で湿気が保たれやすくなります。そのため、肌に頻繁に触れるものは、こまめに掃除や洗濯をして、清潔さを保ちましょう。
まとめ
ダニは時期など関係なく、気温が20℃以上、湿度が60%を越えていれば、冬でも大量発生する可能性は十分にあります。ダニの大量発生を防ぐには、日々の掃除や換気が大切です。冬の時期の暖房や加湿器の設定も、注意してみましょう。
ダニのアレルギーの原因は、ダニの死骸やフンなどの吸入や接触です。布団や枕は肌に触れている時間も長いので、こまめに洗濯・掃除をおこない、清潔な状態を保ちましょう。そうすることで、アレルギーの症状が軽減できるかもしれません。
ダニを家から完全に除去するのは困難ですが、対策をすることでダニの被害から家を守ることができるでしょう。ダニの対策やダニに関してお困りの場合は、業者に相談してみるのもよいかもしれません。
\ 完全無料 /
厳選した全国のダニ・ノミ・トコジラミ駆除業者を探せます!
×
関連記事カテゴリ一覧
ダニ・ノミ・トコジラミ駆除の記事アクセスランキング
ダニ・ノミ・トコジラミ駆除の最新記事
カテゴリ別記事⼀覧
- お庭の手入れ
- 害虫駆除
- 害獣駆除
- 電気工事
- 鍵開け・交換・修理
- 窓ガラス修理・ドアノブ修理
- 家の修理
- バッテリー上がり
- ハウスクリーニング
- ペット火葬・葬儀
- 家電修理
- パソコン修理・ネット回線
- 家具・雑貨の修理
- 外壁・屋根工事
- リフォーム
- 防犯カメラ設置
- 盗聴器・その他調査診断
- 便利屋・代行サービス
- 引越し・配送サービス
- オフィス・店舗向けサービス
- その他