エアコンは花粉症の原因?その真相と花粉対策の方法を知る

2022.1.18

エアコンは花粉症の原因?その真相と花粉対策の方法を知る

マスクや眼鏡でガードしていていも、どんどんつらくなってくるのが花粉症。せめて、家の中ではマスクも眼鏡もはずして花粉から解放されたいですよね。

そこで今回は、「エアコンで花粉対策ができる」方法について調べました。
あまり知られていないことですが、エアコンを効果的に使えばかなりしっかりした花粉対策になるんですよ。

どこのお家にもあるエアコンだからこそ、辛い花粉症対策にかしこく利用できるようにしたいものですね。
少しでも「花粉症の症状を楽に!」という人はぜひ参考にしてみてください!

エアコンで花粉対策

花粉症で悩まれているみなさんは、外出時にマスクや眼鏡でしっかりガードして出かけられていることと思います。
花粉症対策が難しいのは、じつは家の中に入るときです。
外出時にいくら有効な花粉症対策ができていても、人の服や体に付着して室内に入ってしまいます。これでは家の中でくつろげませんね。

また、洗濯物や換気も室内に花粉を持ち込んでしまうきっかけとなってしまいます。
そのため、室外、室内の両方で花粉症対策をする必要があります。

そこで室内の花粉症対策として有効なのが、エアコンを使いこなすことにあるのです。

エアコン使用が花粉症対策になる理由

「なぜエアコンを使うことが花粉症対策になるのか」というと、その理由はエアコン稼働の仕組みにあります。
エアコンは、室内機で部屋の空気を吸い込み、その空気中の熱を熱交換器によって冷たく、もしくは暖かくして室内に放出しています。

この部屋の空気を吸い込む際に、空気中にある花粉やホコリも同時に吸ってフィルターに引っかかるため、室内から花粉を除去できるのです。
ちなみに、エアコンは外気を取り込む構造にはなっていないので、エアコンを稼動させても外の花粉を室内に取り込む心配はありません。

(ただし、ごく一部のエアコンには外気を取り込む仕組みになっているものもあります。わからない場合はエアコンのプロにお電話ください)

ですから、部屋の中での花粉対策にエアコンを使いたいなら、まずはコンディションをチェックすることが大切となります。

エアコンが稼働する仕組み

エアコンのフィルター掃除は忘れずに

エアコンで花粉やホコリを吸い取って花粉症対策をするためには、エアコンの中にあるフィルターがきれいな状態でなくてはいけません。

掃除しないまま長い期間フィルターを放置しておくと、フィルターに花粉やホコリがびっしりと張り付いた状態になってしまいます。すると、エアコンをつける度に花粉やホコリを室内にばら撒いてしまう原因になってしまうのです。

つまり、エアコンを花粉症対策に利用するのであれば、2週間に1度を目安として定期的にフィルターを掃除することが必要となってきます。

エアコンを花粉対策に使うためには、エアコンの機能をフルに発揮させられるメンテナンスをしましょう。

エアコン掃除のプロは、業者専用の薬剤を使用したり、エアコンを細部まで分解して隅々まで洗浄します。花粉を室内に取り込まないために、こうしたプロのエアコン掃除を利用していただきたいものです。

しかし、日常のこまめなフィルターの清掃も花粉症対策には大切なことです。
以下の手順を参考に、フィルター掃除を行ってみましょう。

フィルター掃除の手順

①エアコン前面のフタを開けてフィルターを取り外し、花粉やホコリが散らないようにビニール袋で包みます。

②フィルターを屋外に持って行き、掃除機を使って丁寧に吸い取り掃除をします。

③そのあとシャワーで洗い流します。洗い流すときには柔らかなブラシ(使わない歯ブラシなどで可)を使って、丁寧に汚れを落とすようにしてください。

④もし汚れが落ちなければ、台所用の中性洗剤を使用して汚れを落とします。このときに研磨材(歯磨き粉などに使われるもの)や漂白剤は絶対に使わないようにしてください。

エアコンのフィルター掃除は花粉やホコリ対策以外にも、エアコンの稼働効率を上げ、電気代を減らす効果があります。最近電気代が高いと感じている人は、エアコンを掃除することで解消できるかもしれません。

「買ってから1回もエアコンフィルターの掃除なんてしてないよ!」という方も、ご安心ください。エアコン掃除のプロには、豊富な経験があります。
プロのお掃除技術で、エアコンの機能をよみがえらせましょう。

フィルターのさらに内側へも対策が必要!

エアコンのフィルター掃除によって、エアコン内の花粉やホコリをほとんど除去することができます。

しかし、フィルターよりもさらに内側に花粉やホコリが溜まっている場合は、フィルター掃除だけでは不十分。
花粉症対策にエアコンを取り入れれば、逆効果となってしまうでしょう。

エアコン内の花粉やホコリが気になる方は、フィルターの内側の掃除をしなくてはいけませんが、これは素人の方にはおすすめできません。

フィルター以外のエアコンのお掃除は、エアコンクリーニングのプロに依頼するのがいいでしょう。

エアコンから花粉とホコリをきれいに除去します。
エアコン内側のクリーニングの頻度は、「新品は買ってから3年」「それ以降は2年に1度」が適切です。

フィルターのお掃除と一緒に、エアコン内部の掃除も依頼してしまうと楽ですよ。

エアコンのフィルター掃除は忘れずに

花粉対策:室外編

エアコンでの花粉対策についてご紹介してきましたが、そのほかの花粉対策方法についてもご紹介していきます。
まずは室外編です。

・服装に気をつける
マスクやメガネ、帽子によって花粉を体内に取り込まないようにするのはもちろんのこと、服の素材は触り心地がツルツルとした、ポリエステル・ナイロン・レザーなどを選ぶようにします。
ツルツルしていた方が、花粉が付着しにくいためオススメです。

・家に入る前に服をはらう
室内に花粉を持ち込まないために、家に入る前に服を払って花粉を落とす習慣をつけるのも立派な対策となります。
花粉を落とすときは、「叩く」というイメージよりも「はらう」というイメージで行うのが適切なもようです。
ブラシやクリーナーなどの花粉症対策グッズを利用すれば、花粉をはらう効率を上げられるはずですよ。

花粉払い用洋服ブラシ

・帰宅後の手洗いうがい
手洗いうがいは、風邪予防だけに効果があるのではありません。
手や爪、口に付着している花粉も、手洗いとうがいで除去することができます。
なお、顔にも花粉がついているので、洗顔も一緒に行うと効果的です。

花粉対策:室内編

エアコン以外の花粉対策として、次は室内編のご紹介です。

空気清浄機

室内の空気中に浮遊している花粉を吸い取ることができます。
空気清浄機の設置場所についてですが、空気清浄機の吸い込み口や吹き出し口の妨げになるものがなく、エアコンと対角線上の床に設置するようにしましょう。

この場所に設置してエアコンと同時に運転させることによって、部屋の上と部屋の下の両方で風が発生します。
この2つの風によって空気の循環がよくなり、花粉やホコリを効率よく除去することができるので試してみてください。
空気清浄機でもフィルターの掃除は必要です。フィルターの種類によって適切な掃除頻度は異なります。

・集塵フィルター:1週間に1回
・プレフィルター:2週間に1回
・加湿フィルター:1か月に1回
・脱臭フィルター:1か月に1回

空気洗浄機のフィルターのお掃除も、プロに依頼できる場合があります。
花粉症対策になる可能性があるなら、なんでも試してみる価値あり。

買い替えるか、メンテナンスでしのぐか、まずはお掃除メンテナンスにどれぐらいかかるのか電話で確認してからでも遅くはないでしょう。

換気は控えめに

窓を開けて換気をしてしまうと、花粉が直接部屋に入ってきてしまいます。
花粉の飛散量が多い日は、窓をなるべく開けないことがオススメです。

だからこそ、エアコンを使った空気の入れ替えをして、快適な室内環境を守ることが必要だといえます。
花粉症対策のためにエアコンを使うなら、エアコン内部のお掃除が大切です。
エアコンクリーニングのプロにお任せください。

洗濯物の部屋干し

洗濯物を外で干すと花粉がついてしまうので、洗濯物はできるだけ部屋干しするようにしましょう。

どうしても外で干したい方は、花粉の飛散量が少ない日や、花粉の飛散が比較的少ない午前10時までに干すようにします。
さらに干したあと、花粉をはらってから取り込むことを心がけましょう。

定期的な部屋の掃除

部屋の掃除を定期的に(可能なら毎日)おこなうことで、床やカーペット、ソファなどについた花粉を除去できます。
床の掃除では、掃除機よりも濡れた雑巾で水拭きすることで花粉が舞うことを抑えることができます。

また、掃除する際は少なからず花粉やホコリが舞ってしまうので、空気清浄機やエアコンを稼働しながら掃除するのがオススメです。

また、部屋の掃除もプロのハウスクリーニング業者に代行してもらい、花粉をとにかく取り除くという方法もあります。

意外と忘れがちな網戸の花粉対策

花粉の飛散量が少ない日に換気したにもかかわらず、家の中で花粉症の症状が発生する場合、網戸に張り付いている花粉が原因となっているかもしれません。

網戸の掃除には「アミライト」など、網戸専用の洗浄剤を使うといいでしょう。
アミライトの場合はスプレーになっているのでこれを吹きかけ、泡が消えたあとに水で流すか水拭きするだけで掃除完了です。

アミライト

花粉対策は1年中必要?

関東地方の代表的な花粉の飛散時期だけを取り上げても、下のようになります。

代表的な花粉と主な飛散時期

・スギ:1~7月、9~12月(主に2~4月)
・ヒノキ科:1~7月(主に3~4月)
・ハンノキ属:1月~5月
・イネ科:2~12月(主に5~6月)
・ヨモギ属:7~12月
・ブタクサ属:7~12月
・カナムグラ:8~11月

このように花粉症の原因となる花粉は1年中飛散しているのです。
設定温度ひとつで、暖かくも涼しくもできるエアコンを効果的に利用して辛い花粉症を軽減させたいものです。

日本は四季が豊かな分、1年中何かしらの花粉が飛んでいるのが実情といえるでしょう。

文明の利器、エアコンを賢く使いこなし、少しでもお役立てください。
エアコンは、室内機で部屋の空気を吸い込み、その空気中の熱を熱交換器によって冷たく、もしくは暖かくして室内に放出します。
空気中にある花粉やホコリも同時に吸ってフィルターに引っかけるため、室内から花粉を除去できるのです。

この、エアコンの機能をフルに活用するには、メンテナンスが欠かせません。
花粉症対策にエアコンを使う場合こそ、プロのエアコンクリーニングの出番だと言えるでしょう。

家庭でできる花粉対策

まとめ

花粉はどれだけ対策していても家の中に入ってしまいます。
そのため、室内にある花粉を除去する必要があるのです。
この除去する方法としてはエアコンを利用しない手はありません。
空気の循環によって、室内の空気中の花粉を除去してくれるからです。

しかし、エアコンで吸い取った花粉はフィルターやその内部に溜まり、放置しておくと花粉を部屋にまき散らす原因になってしまいます。
フィルターは定期的な掃除によって花粉がたまらないようにする必要があります。

内部の掃除は素人の方にはできないものです。プロのエアコンクリーニング業者に依頼して花粉対策をしてください。

花粉症の記事まとめ


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