震度6だとどれくらい揺れて被害がでるの? 対策も紹介します!

2021.4.30

震度6だとどれくらい揺れて被害がでるの? 対策も紹介します!

地震は大きさによって震度が決められており、数字が大きくなれば地震も大きくなることはわかりますよね。しかし、同じ震度でも震度6弱と震度6強ではなにが異なるのでしょうか。

この記事では震度6だとどれくらい揺れるのか、どれくらいの被害があるのかを紹介します。地震の大きさについて知っておけば、想定や対策がしやすくなるため押さえておくことが大切です。

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震度6弱と震度6強はどれくらい揺れるのか

実際に震度6弱や震度6強ではどれくらい揺れるのでしょうか。そもそも震度というものは、日本独自の指標となっており、気象庁が定めたもので地震の大きさが10段階に分けられています。一番小さい震度は震度0で人が揺れを感じないぐらいの大きさです。

震度5弱や5強の地震だと人は歩いていることが難しくなり、固定されているものにつかまりたいと感じる程度です。家具への影響は保管している食器や本が落ちてくるほどの大きさです。

震度6弱の地震は上から3番目の大きさで、人が立っていることが難しくなるくらいの揺れになります。地震がおきたときには、急いで机やテーブルの下に入り頭や身体を保護しましょう。ただし、震度6弱にもなると固定されていない家具が移動するため、テーブルの柱を持って動かないようにします。

外出先に震度6弱の地震に襲われると、ビルの窓ガラスが割れて落ちてきたり、自動販売機が転倒したりすることがおきるのです。ビルの近くにいると非常に危険が多いため、できる限りビルから離れて避難をしましょう。

自動車に乗っていても揺れを感じるだけでなく、運転できなくなるほどの大きさです。運転ができない場合には急ブレーキをかけるのではなく、ゆっくりと停車して揺れが収まるのを車内で待つことが大切です。

震度6強になると、立っていることができなくなってしまうのです。その場に留まることで精一杯であったりします。固定されていない家具が地震の揺れによって倒れてきたり飛んできたりしてけがをするおそれもあるでしょう。

震度6弱と震度6強はどれくらい揺れるのか

震度6弱と震度6強ではどれくらいの被害が想定されているのか

大きな地震になればなるほど、立っていられないほどの大きな揺れであることがわかりましたが、震度6だとどれくらいの被害が発生するのでしょうか。

住宅の構造や耐震性によっても異なりますが震度6弱の場合、木造住宅の耐震性が低いと壁にひび割れがおきたり、瓦が落下したりします。建物によっては損壊するものや倒壊するものがでてくるといわれています。

震度6強になると震度6弱のものより倒壊するおそれが大きくなります。倒壊する建物の内部にいると、下敷きになる可能性があるため、注意しておきましょう。

地震の被害は住宅だけではなくライフラインやインフラまで及ぼします。震度5弱の地震で火災を防ぐためにガスの供給が停止します。水道が止まるだけでなく、停電も震度5弱の地震からおきるのです。また、震度6強以上の地震だと安全のため、広い範囲でライフラインの供給が止まります。

震度6弱の大きさになるとスマートフォンや携帯電話の電波が繋がりにくくなるだけでなく、災害用伝言ダイヤルや伝言板が設置されるものです。伝言ダイヤルでは安否確認することができるものになります。どのライフラインやインフラでも震度が大きくなるにつれて、復旧までに時間がかかるでしょう。

震度6弱や震度6強の地震が発生したときの行動について

震度6弱や震度6強ではどれくらいの被害がでるのかを押さえたところで、発生したときにすべき行動を紹介します。地震が発生したときに適切な行動を取ることができれば、自分の身を守るだけでなく、被害を減らすことができるかもしれません。

地震が発生したときに室内にいるときは出口を確保しましょう。大きな地震が発生すると、揺れによってドアが変形するおそれがあるのです。ドアが変形してしまうと開けることができなくなってしまいます。変形をしたドアを開けるには、100kgや200kgといった非常に強い力で押す必要があるのです。

ドアが開かなくなったら、窓ガラスを割って外に脱出することになるでしょう。窓ガラスを割るにはバールように硬いものが必要になります。そのため、脱出経路を確保するためにも地震が発生したらすぐにドアを開けることが大切です。

ドアを開けることができたら自分の身を守れるように机やテーブルの下にもぐります。震度6にもなると机が移動する可能性が高いので、柱を支えて固定します。できるだけ早く外に脱出したほうがよいのではと考えるかもしれませんが、急に飛び出すと割れたガラスが降ってきたり、転んでけがをするおそれがあるからです。

地震の揺れが収まったら火の元の確認をして元栓を閉じておくとよいでしょう。震度6弱や震度6強にもなる地震だとガスが漏れているおそれがあります。さらに、元栓だけでなくブレーカーも落とすことをおすすめします。停電から戻ったときにブレーカーの内部がショートして火災するかもしれません。

ここまでできたら最寄りの避難所まで避難します。避難をするときは塀やガラスが割れている危険があるため、裸足やスリッパではなく、厚底の靴で向かうとよいでしょう。

震度6弱や震度6強の地震が発生したときの行動について

震度6弱や震度6強の地震が発生する前にやっておくべきこと

震度6弱や震度6強の地震はいつおきてもおかしくなく、できる限り対策をすることが被害を抑えるうえで大切になります。地震が発生する前にやっておくべきこととして、非常食を備えたり、耐震工事をしたりしておくとよいかもしれません。

震度6弱や震度6強だとどれくらいの非常食を備えたらよいでしょうか。一般的に地震が発生してから3日分の飲料水や食料を備えておくことが求められています。しかし、ライフラインやインフラに大きな被害があると復旧までに時間がかかることから7日分あると、食料がない不安を減らすことができます。

震度6以上の大きな地震になると、被害の多くが建物の倒壊によって閉じ込められたり下敷きになったりすることです。このため、建物が大きな地震に耐えられるように耐震性を高めておくことが大切になります。築年数が経過している建物は耐震診断を受けてどれくらいの耐震性があるか把握するとよいでしょう。

耐震診断ではどこを補強工事したらすべきかに加え、工事費用の目安も教えてもらえるのです。耐震診断をもとにして耐震工事を業者に依頼することをおすすめします。自治体によっては耐震診断や耐震工事の補助金を出しているため、ホームページや問い合わせて確認するとお得に利用できるかもしれません。

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まとめ

震度6弱と震度6強ではどれくらい揺れの状況や想定される被害を紹介しました。震度6弱の地震だと、難しくなるほどの揺れで家具が移動したり転倒したりします。震度6強にもなると、立っていられず床をはって移動することになるでしょう。

大きな地震がおきると、被害も大きくなりやすいですがあらかじめ対策をしておくことが大切です。非常食を備えたり、建物の耐震性を高めるといったことになります。耐震性を高めるには耐震診断を受けて、業者に耐震工事の依頼をすることがおすすめです。

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依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「耐震工事」をご覧ください。

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