
人工芝は枯れることがなくメンテナンスも少なく済むため、庭に手をかけたくない方にはおすすめです。また、芝張りも自分でおこなうことができます。
しかし、正しい張り方をしなければ、仕上がりがデコボコするなど見栄えが悪くなってしまいます。人工芝のDIYは、下地をしっかり整えて丁寧に施工することが大切なのです。
この記事では、人工芝のDIYで失敗しない方法をご紹介します。よくある失敗やその対策方法がわかれば、失敗なくきれいな人工芝を張ることができるでしょう。

目次
設置前してからでは遅い?人工芝のデメリット
人工芝を張る前にはメリットだけでなく、デメリットも知っておくことで「人工芝にしなければよかった」といった根本的な人工芝のDIYでの失敗を防ぐことができます。
人工芝を張るには、天然芝より初期費用がかかります。費用の相場はおよそ1平方メートルあたり4,000~6,000円ほどですが、デザインや素材などにこだわればもっと高額になることもあります。しかし、天然芝は肥料などの管理費用や水やりなどの手間がかかる半面、人工芝はほとんど費用をかけることはなく、メンテナンスも掃除する程度でかまいません。
また、人工芝の最大の特徴である枯れないという点では、秋になるとほかの植木などとのアンバランスさを感じるかもしれません。季節感は感じられませんが、1年中緑を楽しむことができるのはメリットといえます。
デメリットとしては、人工芝は火に弱いものがほとんどで夏のバーベキューや花火は難しくなってしまいます。そのような場合は防炎加工の人工芝を選んで対策をしておくのもひとつの手です。
このように、人工芝はメリットもデメリットもありますが、1年中緑の庭を楽しみたい方や庭に手間をかけたくない方などは人工芝がおすすめです。庭の用途や管理なども考えて、生活スタイルにあった素材を選びましょう。
人工芝をDIYで設置するときに起こる失敗例とその原因
人工芝のおもな失敗例は、人工芝が波打っている、雑草が生えてくる、見た目が均一ではないという3つでしょう。これらの失敗には、必ず原因があります。それぞれの失敗例とその原因について見ていきましょう。
人工芝が波打っている
人工芝が波打っている原因は、整地不足が考えられます。芝生を張る前の下地がデコボコした状態になっていてそのまま芝張りをすれば、下地と同じように波打った芝生になってしまいます。また、下地がデコボコした状態で張った人工芝の上を歩けば、ずれなどが生じて見栄えも悪くなってしまうのです。
雑草が生えてきてしまう
雑草が生えてくる原因も、芝生を張る前の下地に原因があります。人工芝を張る前の整地作業として、雑草を取り除く作業をしなくてはなりません。雑草を残したまま張ってしまうと前述と同じように、デコボコな人工芝になってしまいます。
地面の上の葉や茎だけ取り除いて根をそのままにすれば、雑草が生えてきてしまうこともあります。このように雑草の除草不足も、人工芝をDIYでする失敗の原因になるのです。
見た目が均一でない
いざ人工芝を敷き終わって起こる失敗は、見た目にムラができてしまうことです。同じ芝生を張ったのに、見た目の色が違って見えるには芝生の向きが関係しています。
人工芝の1本1本をよく見てみると、同じ方向に向かって流れています。そのため、見る方向によって色の見え方が変わってしまうのです。何も考えずバラバラな向きで張ってしまうとまばらな色に見えてしまうことになるでしょう。
さらに、芝生の境目が盛り上がり、不均一に見えてしまうのは芝生同士のジョイントが原因です。人工芝同士をぴったりくっつけてしまうと芝生の葉の部分がぶつかり合って山のようになってしまいます。とくに、芝生の密度が高いものを選ぶとこのような失敗が起こるようです。
人工芝の設置で失敗しないためのコツ
人工芝のDIYで失敗しないためには、失敗する原因を把握して対策するとよいでしょう。前章でご紹介した失敗をもとに、それぞれの対策を見てみましょう。DIYでも失敗しないコツをつかめば、費用を抑えて人工芝を張ることがきるかもしれません。
整地をしっかりおこなう
人工芝をキレイに張るコツは、下地の整地をきちんとおこなうことにあります。いくら人工芝を張ったところで、しっかり整地していなければよい仕上がりは期待できません。
整地をおこなう際は10~15cmほど掘り返し、デコボコがないように平らにしていきましょう。平らに整えた下地は、水はけがよくなるようになだらかな勾配をつくっておくと水たまりなどができる心配もありません。
平らになった下地は、ローラーや転圧機などを使って押し固めます。このように整地作業を丁寧におこなうことで、人工芝が波打つ失敗もなくなるはずです。
事前の雑草処理と防草シートで雑草を予防
整地するときに雑草なども石と一緒に取り除いておくと雑草予防になります。とくに根が残っていると雑草が再発してしまうので、土を掘り返すついでに取り除いておくとよいでしょう。
その上から防草シートを敷くと、より防草効果が高まります。防草シートもよれることのないようにきっちり敷き詰めてUピンなどで固定しましょう。雑草対策も万全におこなうことで、人工芝をDIYで起こるときの失敗を防いでくれます。
人工芝のレイアウトの計画を立てる
人工芝をDIYでおこなうときは、事前にどのように張り合わせていくか計画を立てておくとよいでしょう。人工芝はロール状になったものを張り合わせたり、カットしたりして施行していきます。
そのため、芝生の向きを確認して先にレイアウトを考えておくこととスムーズに作業することができ、失敗も少なくなるはずです。また、ジョイント部分が盛り上がってしまうことのないように2~3mmほど間をあけることを前提としてレイアウトを考えましょう。
人工芝での失敗をより起こりにくくするには
人工芝のDIYで失敗しないためには万全の準備をおこない、整地から芝張りまで丁寧な作業をすることが大切です。また、DIYで起こりやすい失敗やその対策方法を知っておくことで注意しながら作業することができます。
しかし、慣れない作業はどんなに注意していても気づかないうちに失敗してしまうこともあるでしょう。また、庭の形にはさまざまであり、複雑な形の庭は人工芝の施工がより難しくなります。
なにより人工芝をDIYでおこなうといくらきれいに仕上がっても、数年したら見た目が悪くなってしまうこともあるのです。仕上がりもきれいで長く人工芝を楽しむためには、プロに依頼するのがおすすめです。
費用はかかりますが、人工芝の芝張りにも慣れているため、きれいな仕上がりを期待できます。さらに、依頼者の要望もプロの技術によって叶えてくれることもあるため、理想の庭に近づくでしょう。
生活110番では、人工芝の芝張り技術に優れた業者がたくさん加盟しています。人工芝をきれいに張りたい方や理想の庭に仕上げたい方は、ぜひご相談ください。
まとめ
人工芝は初期費用が高く四季の変化を感じることはできませんが、手間がかからず1年中青々とした緑を維持することができます。人工芝にはメリットもデメリットもあるので、芝張りをおこなう前に確認しておきましょう。
人工芝は自分でも張ることができますが、デコボコに仕上がったり雑草が生えてきてしまったりする失敗も起こります。人工芝のDIYで失敗しないためには、整地をきちんとおこない、計画を立ててからおこなうことが大切です。
失敗が不安な方や長くきれいな人工芝を楽しみたい方は、業者依頼も視野に入れてみるとよいかもしれません。業者によって張られた芝生は、仕上がりもきれいで長持ちしてくれるでしょう。
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