芝刈りの長さは芝生の種類で変わる!正しい刈り方で芝生を健康に!

2021.4.30

芝刈りの長さは芝生の種類で変わる!正しい刈り方で芝生を健康に!

一般家庭で育てられている芝生は20~30mm程度の長さで整えることが多いようです。しかし、芝生の種類や刈り込みをする回数によっては、刈りこむ長さが変わってきます。芝刈りの長さを失敗してしまうと芝生が弱る原因になってしまうことがあります。

そのため、刈り込む適切な長さを確認しておきましょう。また、芝刈りをする場合、道具を選び方も重要です。道具選びに失敗してしまうと、思うように芝を刈ることができません。

この記事では芝刈りで失敗しないために、適切な芝刈りの長さとやり方、注意点をご紹介していきます。

芝刈りの長さを決めるのは「芝生の種類」

芝刈りの長さを決めるのは芝生の種類です。芝刈りの種類によって刈る適切な長さが違ってきますので確認しておくとよいでしょう。芝生の種類は大まかに日本芝と西洋芝にわけることができます。

日本芝は日本にもともと自生していた芝生です。高温多湿に強く、乾燥に耐えるため日本で最も使われている芝生になります。

西洋芝はさらに暖地型と寒地型にわけることができます。暖地型は日本芝に近い種類で、暑さに強い芝生です。寒地型は暑さに弱く寒さに強い芝生になります。

庭に生えている芝生がどの種類のものなのか確認をして芝生を刈っていきましょう。それでは、芝生の種類によって変わる芝刈りの長さをみていきましょう。

日本芝や暖地型西洋芝の場合

日本芝や暖地型西洋芝の場合は刈り込む回数によって芝刈りの長さが変わります。芝生の刈り込みをこまめにやることができるなら10~20mmの長さにするのが適切です。刈り込む時間があまりとれない方は、30~50mmが向いています。この長さにする理由に関しては後述します。

刈り込みをしたあとに、倍の長さに伸びたら再び芝刈りを繰り返していきましょう。生長期の7月~8月は週1回の芝刈りをする必要があります。

寒地型西洋芝の場合

寒地型西洋芝の場合は20~30mmの長さを目安に芝刈りをしていきましょう。日本芝や暖地型西洋芝よりも日光に弱いため、少しでも地面に直接日が当たらないよう芝刈りの長さは少し長めを意識してください。

7~8月など暑い夏場は、生長スピードが遅くなるので2週間に1回程度でおこなってください。

芝刈りの長さは芝生の種類で変わる!正しい刈り方で芝生を健康に!

芝生の長さと管理の難しさの関係

芝刈りの長さで気をつけておきたいことがあります。それは芝生の生長点より短く刈ってしまわないようにすることです。芝生には葉や茎が増える軸となるポイントがあります。そこが生長点です。

生長点を刈ってしまうと芝生が弱り枯れてしまいます。そのため、長くなった芝生をむやみに短くしてしまうと生長点を刈ってしまうおそれがあるのです。

このようなことから、芝生は定期的に刈らないと生長点がどんどん上に上がってくるため、理想の長さを保つことができません。芝生を刈るときは生長点より上を刈るようにしましょう。

目安は芝生の1/3の長さを刈り込むことです。なぜならそのあたりに生長点があるからです。そのため、20mmの長さで芝生を管理したいなら30mmに伸びたら刈り込む必要があります。芝生を理想の長さで保つためには、頻繁に刈り込みが必要なため管理が難しいのです。

芝生を刈る長さについてわかったら、実際に刈っていきましょう。芝刈り道具の選び方がわからないという方でも安心してください。芝刈りに必要な道具と選び方を次にご紹介していきます。

芝刈りに使うおもな道具とその選び方

芝刈りをするときに使う道具といえばはじめに芝刈り機を思い浮かべるのではないでしょうか。芝刈り機にも種類があり用途によって選ぶものが変わります。それでは、詳しくみていきましょう。

一般的な「手動芝刈り機」

手動芝刈り機は手で押すことで芝を刈るタイプのものになります。芝の敷地が30坪以内であれば手動芝刈り機で十分でしょう。軽くて小さいため、小回りが利く芝刈り機です。

広い場所を刈るなら「電動芝刈り機」

電動芝刈り機はエンジンの力で刃を回転させて芝を刈るタイプのものになります。そのため、芝の敷地が30坪以上の広い場所向けです。手動芝刈り機より早く作業を終えることができますので、効率的に作業できます。

狭い場所を刈るなら「バリカン」

花壇やウッドデッキなど障害物の多い場所や芝の敷地が狭い場合はバリカンを使うのが向いているでしょう。バリカンは芝刈り機では刈ることが難しい場所を刈ることができますので、細かいところもキレイに仕上げたい方におすすめです。

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芝生の端を刈るなら「ハサミ」

塀や壁などの芝生の際(きわ)を刈るならハサミが向いています。バリカンで刈り残した部分などがあれば、ハサミで刈り込みましょう。ハサミを使うことで芝生を生やしたくない通路もキレイに整えることができます。ハサミのほかに体重をかけて芝生の根を切るターフカッターもおすすめです。

芝刈りの道具は用途に合わせて選びましょう。芝刈りをする道具をそろえたら、実際に芝刈りをしていきます。芝刈りの道具は刃物ですから、安全に気をつけておこないましょう。芝刈りをするときのポイントを次で詳しく解説していきます。

芝刈りをするときのポイント3つ

芝刈りをするときのポイントは3つあります。3つのポイントを抑えることで、安全でキレイな芝刈りを実現することができるでしょう。

一度に刈りすぎない(軸刈りに気をつける)

芝生が伸びすぎてしまい、長さを1/3以上も芝を刈るようなことはやめましょう。一度に刈りすぎてしまうと、生長点より下で刈ってしまうことになります。生長点より下で刈ることを軸刈りといい、軸刈りをしてしまうと芝が弱ってしまうのです。最悪の場合、枯れてしまうこともあります。

刈り幅を重ねる

たとえば、刈り幅が60cmの芝刈り機を使うのであれば、20cmほどは一度刈った場所に重ねて使いましょう。このように刈り幅を重ねることで、刈り残しを防ぐことができます。基本的には、刈った場所の1/3が重なるように新しい場所を刈っていくとよいでしょう。

刈り残しができると、問題は見栄えが悪くなるだけではありません。成長点がその部分だけ上に上がってきてしまうので、そのあとのお手入れが大変になってしまいます。

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刈る方向を変える

刈る方向を変えながらおこなうことで、芝の長さがキレイにそろうようになります。縦・横・斜めなどさまざまな方向から刈り込むのがコツです。また1週間ごとに芝を刈る方向を変えるなど計画的におこなってみてもいいかもしれません。

まとめ

芝刈りの長さは、芝生の種類や頻度によって調節する必要があります。日本芝や暖地型西洋芝は10~20mm程度、寒地型西洋芝は20~30mm程度の長さを保つのが適切です。芝刈りをするときは刈りすぎないように気をつけましょう。

軸刈りをしてしまうと、枯れてしまうことがあります。そのため、芝を刈る長さは1/3程度におさめるのがよいです。また、キレイな芝生の仕上がりにするためにお庭に合った道具選びや、草刈り方法でおこないましょう。

もし、芝刈りで失敗をしそうで怖い、確実にキレイに仕上げたい方は業者に依頼するのもひとつの手ですよ。業者によっては定期的なお手入れを引き受けてくれるところもあります。そのため、草刈りをする時間をとれない方も専門の業者に相談してみてはいかがでしょうか。

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