芝生を植えた直後はいろいろ注意が必要です!根付くまでの管理とは

2021.4.30

芝生を植えた直後はいろいろ注意が必要です!根付くまでの管理とは

自宅のお庭に芝生を張ると、全体の見た目や雰囲気が明るくなったり、子どもやペットを安心して遊ばせることが可能になったりと、とてもメリットがあります。しかし、芝生は植えた後のお手入れがとても大切であり、しっかりと継続する必要があるということをご存知ですか?

この記事では、芝生を植えた後の正しい管理方法や、気をつけるべきポイントをご紹介していきます。記事を読むことで、植えた芝生をしっかりと根付かせることが可能になるでしょう。

芝生を植えた直後は水切れに注意を!

芝生を植えた後には、水切れに注意をしましょう。芝生にとって、水は光合成の促進や養分の供給などさまざまな形で必要となってくる存在となっています。

そのため、芝生には乾燥させないようにこまめな水やりが必要となるのです。なかでも植えた直後の芝生は、まだまだ根が張っておらず、水分を吸収する力がとても弱いためたっぷりと水を与えましょう。
芝生を植えた直後は水切れに注意を!
水やりは基本的に気温が上昇する前の朝方におこないます。2月、3月、11月の過ごしやすい気候のときには、2~4日に1回ほどを目安にしてください。4月、10月など少しずつ暑さを感じるようになる時期は1~3日を目安に、日差しの強さによって調整しましょう。そして、5~9月は基本的に毎日水を与えてください。さらに、猛暑の時期は朝、夕と2回水をあげることで、芝生の乾燥を防ぐことが可能になります。

芝生を植えた直後に気をつけること

芝生を植えた後にはこまめな水やりだけでなく、ほかにも気をつけるべきポイントがいくつかあります。この章ではそんな気をつけるべきポイントを3点ご紹介します。

芝生の上を歩かない

植えた直後の芝生は、まだ根付いている途中の状態です。その状態で芝生の上を歩いてしまうと芝生の根付きが弱いことから、植えたばかりの芝生が動いてしまうおそれがあります。天然芝は、おもにマット状になったものを育てます。その芝の上を歩いてしまうことでマット全体が動いてしまいなかなか根付かなくなってしまうのです。そのため、芝生が根付くまでは芝生の上を歩いたり、重たいものを置いたりしないように注意しましょう。

水やりはミストで

水やりの際の水圧も強ければ強いほど、植えた直後の芝生にダメージを与えることとなってしまいます。そのため、水やりをするときには芝生を傷めてしまわぬように、水圧の強いシャワーは避けましょう。ミストのような芝生に負担のかからないものの使用がおすすめです。

芝刈りをしない

芝生を植えた直後に芝刈りは不要です。根が張っていない状態の芝生は、まだ、水分や養分を吸収する力が弱いです。そのタイミングで芝刈りをしてしまうと、栄養が行き渡らず、芝生の成長を妨げてしまうおそれがあるので注意しましょう。

肥料を与えない

肥料を与えないと成長してくれないと思ってしまうかもしれませんが、芝生を植えた後は、当分肥料を与える必要はありません。肥料を与えてしまうと、その養分を吸い取って、葉の部分ばかりが伸びてしまい、その葉の成長に根が追い付くことができず、芝生のバランスが崩れて、根にダメージを与えてしまうのです。

そのほかにも、肥料を与えてしまうことにより、その肥料を雑草が吸収してしまうため、雑草の成長が盛んになり、雑草の処理も面倒になってしまうというデメリットもあります。そのため、芝生が根付くまでは、肥料を与えることを控えましょう。

芝生が根付くまでの期間の目安と根付いたか確認する方法

芝生はどれぐらいの期間で根付くのでしょうか。また、どのような状態になったら根付いたというサインなのでしょうか。ここからは、この2つのお悩みを解決していきます。
芝生が根付くまでの期間の目安と根付いたか確認する方法
まずば、芝生が根付くまでの期間ですが、暖かい時期でだいたい2週間ほど、秋などの涼しい時期で1か月程度だといわれています。これぐらいの期間を目安としましょう。その間は、芝生を乾燥させないように気をつけてくださいね。

次に、芝生が根付いたサインについては以下のポイントを確認してみてください。

・葉を手で引っ張っても簡単にはがれない状態である
・全面的に緑色の状態になっている
・長さが5センチメートルをこえている

この3つのポイントをクリアしているようであれば、芝生が根付いた状態であるといえるでしょう。そして、この状態まで成長したら芝刈りをしてもよい時期となります。

芝生が根付かない…その原因と対策とは

芝生を植えた後、残念ながら根付かず枯れてしまった、とお悩みの方もいるかもしれません。どのようなことが原因で芝生が根付かなくなってしまうのかをしっかりと把握することが大切です。ここからは、芝生が根付かない主な原因と対策方法を4つご紹介します。
芝生が根付かない…その原因と対策とは

水が足りていなかった

最初にも記述したとおり、芝生を植えた直後は水やりがとても大切です。もし、この水やりが足りておらず、水のあげ忘れがあったという場合は水不足が根付かないことの原因となってしまっているのでしょう。

もし、この水不足に心当たりがあるようでしたら、毎日天候や日差しの状態、そして、芝生の乾燥具合を確認しながら、常に芝生が潤っている状態を保つことが大切です。

芝生を植えた土に問題がある

つづいて、芝生を植えている土壌自体に問題があるというケースです。芝を植える土は、水はけがよく、地面が平らな状態である必要があります。水はけの悪い土ですと、芝生を植えた後に、なかなか水分を吸収できず、芝生が育ちません。また、地面に石がいくつも転がっている状態ですと、芝生の根本が浮いてしまい、成長を妨げてしまうことになりかねません。

そのため、土壌が問題であるという場合は、水はけの悪い粘土質の土を避けて、水はけのよい砂土を選びましょう。そのほかにも、芝生の成長を妨げないためにも、土に石が混ざってしまっている場合には、ふるいにかけて石を取り除くようにしてください。

最初から芝生が弱っている

水やりも万全におこなっており、土にも問題がないという場合は、植えた芝生そのものに問題があったということも考えられます。残念ながら、芝生が植える前からすでに弱ってしまっていたということもあるのです。

そうなってしまうと、芝生を植えた後に、どれだけ丁寧にお手入れをしても枯れてしまうことになります。そのようなことを防ぐためにも、購入する際には元気な芝生を選ぶことが大切です。

元気な芝生を購入するためにも、購入前に店舗に入荷してからの日数を店員さんに確認する、また、平積みになって重さで傷んでないものかどうかを確認するようにしましょう。

まとめ

芝生を植えた後はそのまま放置していれば勝手に成長してくれるわけではないため、こまめな水やりがとても必要であり、さらに、植える環境も大切であるということがわかりました。

また、芝生の成長を妨げる行為もしっかりと把握して、おこなわないように気をつける必要があるということも知っていただけたでしょうか。ぜひ、この記事を参考に芝生を育ててみてくださいね。

万が一記事のとおりに育てる自信がない、育てるのに失敗してしまいそうという場合は一度業者に相談してみてはいかがですか?業者に依頼することで、植えた後のアフターフォローもおこなってもらうことができ、元気な芝生を育てることが可能になります。


芝張りは下地作りが重要

現地調査、事前見積もり無料!

※対応エリアや加盟店によって変わります

芝張りで重要なのは下地作り。この作業を手抜きしてしまうと、芝がきれいに育ちません。上手くいかないときはプロにお任せするのも1つの手です!

『生活110番』では、
お住いの地域で人気のプロを探せます

芝生を活性化させるエアレーション施工もおこなっています。

芝張り 平米 2,800円~
芝張りのおすすめ業者を見る

関連記事カテゴリ一覧

芝張りの記事アクセスランキング

芝張りの最新記事

カテゴリ別記事⼀覧