自宅の庭にゴルフ場のようなきれいなグリーンを育てたい。そうすれば優雅にパッティングの練習をすることができ、休日を満喫することができますよね。
ゴルフ場の芝生の大半はベントグラスといわれている種類で、一般家庭でも育てることができます。ゴルフ好きの方や芝生の知識が豊富な方は聞いたことがあるかもしれません。
今回はベントグラスの代表的な種類や庭にグリーンを作る方法、おすすめの品種などについて取り上げてみました。青々としたグリーンを実現させたいと思っている方は最後までご覧になってください。
目次
ベントグラスには主に4種類ある
ベントグラスはゴルフ場のグリーンとしてよく使用されている芝生の1種です。短い刈り込みや頻繁な刈り込みに耐える性質があるため、ゴルフ場のグリーンとして最適なのです。ここではベントグラスの種類として代表的な4つの品種を紹介していきます。
クリーピングベントグラス
クリーピングベントグラスはゴルフ場のグリーンとしてもっとも多く利用されている芝生です。葉はとてもきめ細かくクオリティの高い芝生を形成します。また、芝生を低く刈っても生育が保たれることから、極端に低い約5㎜以下の刈り込みも可能です。
レッドトップ
レッドトップは葉幅が広く、葉の密度が低い芝生です。レッドトップは成長すると40~60㎝ほどの高さになるため、ゴルフ場のグリーンには利用されることはありません。
コロニアルベントグラス
コロニアルベントグラスは成長すると濃い緑色になり、茎が株状になるのが特徴です。またコロニアルベントグラスは水不足への耐性が強く、気温が高い夏場でもあまり枯れることなく育ちます。ただ、現在はほかの品種の改良がすすんでおり、あまり利用されなくなってきています。
ベルベットベントグラス
ベルベットベントグラスは非常にきめ細かい葉を作るのが特徴で、成長すると色鮮やかな芝生になります。しかし、日本では暑さに弱く、芝生のメンテナンスも難しいため、あまり利用されていないようです。
ベントグラスを植えて庭にグリーンを作ろう
ベントグラスを庭に植える際に重要なのは土の状態です。土の状態がよくないと、思ったようにベントグラスが育たないこともあるからです。
ベントグラスはかなり低く刈り込むことが可能です。しかし、その代わり根は健康な状態に保っておかないと、うまく育たなくなってしまうのです。根の状態をよくするためには、土の通気性と排水性などが重要で、庭の状態によっては土から変える必要があります。
ベントグラスを育てるのに向いている土は、ゴルフ場を参考にするとよくわかるかもしれません。ゴルフ場の土は、ベントグラスのために特別な構造になっていることが多いからです。
土の断面図を見てみると、土に砂を混ぜたり、下層に砂利を敷いたりしていることがわかります。また、排水管などを埋めて、さらに排水性を高めていることもあります。まずは砂や砂利を使って、水はけのいい土を作りましょう。ホームセンターなどで売っていることもあるので、一度探してみてください。
土の用意ができたら、ベントグラスを植えます。芝張りマットなどを使うときは、隙間なくならべてください。踏み固めて、砂や水を撒くことも忘れないでください。
庭に植えるなら「ペンクロス」がとくにおすすめ
ペンクロスは、ベントグラスの1種で古くからゴルフ場で多く使用されてきた代表的な芝生です。とくにゴルフ場で使用されているグリーンの約8割以上がペンクロスといわれています。ペンクロスは濃い緑色をしており葉はきめ細かく密度が高いのが特徴です。
ペンクロス以前のベントグラスは、暑さが厳しい地域ではすぐに衰えてしまうなど、芝生の管理がとても難しかったといわれています。そのため、比較的涼しい地域や暖かい時期でしか使用できませんでした。ですが、新しく登場したペンクロスは従来のベントグラスに比べると暑さに強く、病気に感染しにくいといった特徴があります。
また葉の密度が高く生育が非常に盛んなため、根腐れや葉にダメージを受けてもすぐに回復できます。グリーンを作るならペンクロスは非常におすすめです。
ただ、寒い時期になると、変色したり斑点ができてしまったりするという欠点もあります。そのため、ある程度の管理はしておいたほうが、きれいな状態を保てるでしょう。
ペンクロスを管理するときのポイント
濃い緑色をしたグリーンを形成するペンクロスですが、日々のメンテナンスは欠かせません。ここではペンクロスを管理するときのポイントについてご説明していきます。
刈り込み
ベントグラスの1種で寒地型芝であるペンクロスは、おもに3月~11月が芝刈りをするもっとも適した時期になります。基本的にペンクロスの刈り高は4㎜程度と非常に短いため、成長期のシーズンである5月~9月ごろにかけては、ほぼ毎日芝刈りをおこなう必要があります。ゴルフ場のグリーンを再現したいのであれば、毎日の刈り込みは必須といえます。
刈り込みのポイントとしては、一度で芝刈りを終えるのではなく、少しずつ様子を見ながら何度もおこなうことです。また小さい面積の芝や樹木や縁石などの部分は、芝刈り機での刈り込みが難しいため、刈り込みバサミや電動バリカンなどを使用するとよいでしょう。
水やり
基本的に芝生が根付くまでは、表面が乾燥しないように毎日水やりをおこないましょう。水やりの頻度は季節ごとに変え、春や秋の時期は1週間に2~3回、成長期の夏場は1日に1~2回程度を目安におこなうとよいでしょう。
施肥
ペンクロスは寒地型芝なので、基本的には3月から11月くらいを目安に1か月に一度のペースで肥料を与えるとよいでしょう。またペンクロスは葉同士の密度が高く、濃い緑色を形成することから、ほかの品種よりも与える肥料の量が多くなることを押さえておきましょう。
エアレーション
エアレーションとは、芝生に穴を空けて酸素を送り込むことで芝の成長を促進する作業のことをいいます。基本的にエアレーション作業は、春から秋にかけて1年に2~3回ほどおこないましょう。
エアレーション作業で空けた穴には、川砂や洗い砂などを入れ目土をおこないましょう。ゴルフ場のグリーンのように、青々とした美しい芝生を作るにはエアレーションは欠かせない作業です。
まとめ
自宅でゴルフを楽しみたい方はベントグラスの芝生を植えるとよいでしょう。そのなかでもペンクロスは、実際にゴルフ場のグリーンとして多く使用されており、自宅の庭でも育てることができます。
ですが、美しく育てるのは土壌環境を良好にしたり、芝を4㎜程度に刈ったりするなど、さまざまな条件が必要になってきます。そのためきれいなグリーンを実現させたいとお考えの方は業者に依頼してみるとよいでしょう。自宅の庭を見栄えのあるゴルフ場にして、休日にパッティングの練習などを楽しみましょう。
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