芝生の殺菌剤は病気に合わせることが大事!散布時の注意事項も紹介

2021.4.30

芝生の殺菌剤は病気に合わせることが大事!散布時の注意事項も紹介

芝生が病気になってしまい困っている方はいませんか?そんな時は、芝生に殺菌剤をまくとよいでしょう。殺菌剤は薬品なので、使うのをためらってしまいがちですが、芝生に適したものを選ぶことで、安全に使用することができます。

今回は、病気にかかってしまっている芝生、もしくは病気対策に殺菌剤をまく方法や注意点についてご説明しています。さらに、芝生の代表的な病気についても書いているので参考にしてみてください。

まずは芝生の病気を特定する

芝生は肥料不足や散水不足、土壌環境の悪化などさまざまな要因が重なると病気が発生するリスクが高くなります。もし病気が確認できたら早急に芝生に殺菌剤を散布して、芝生を守る必要があるのです。ここでは代表的な芝生の病気として4つの例を取り上げて説明していきます。

ラージパッチ病

ラージパッチ病はおもに春先の4月から5月頃や、秋口の9月から10月頃にかけて、比較的暖かい時期に症状が現れることが多いです。パッチとは継ぎ当てを意味しており、ラージパッチ病を発症すると、服にパッチを当てたときのように、芝生が部分的にオレンジや赤などに変色してしまいます。

バッチは円形や楕円形など形はさまざまあり、大きさも小粒程度から10m以上になるものまで、芝生の状態に応じて症状も異なってきます。

さび病

さび病は、葉の表面がさびたように、黄色い斑点ができる病気です。そのまま放置しておくと、ほかの芝にも影響を及ぼしてしまいます。さび病はおもに、春先やから秋口に症状が現れることが多いです。

犬の足跡

犬の足跡病は正式にはカーブラリア葉枯病と呼ばれ、おもに気温が高い場所で6月など雨が多く降る時期に見られる病気です。

症状としては、こぶし程度の範囲が枯れてしまいます。また、枯れた部分が点在して現れるのも特徴です。病気を放置してしまうと範囲が拡大していき、最悪の場合、芝生全体が枯れてしまうこともあるほどです。

犬の足跡病の病原菌は感染力が極めて強いため、病気予防のためにも事前に殺菌剤を散布しておくことが必要となります。

炭疽病

炭疽病は、葉に斑点上の変色を発生させる病気です。斑点は黄色や赤褐色などで、おもに春から秋にかけて、温暖な気候のもとで見られることが多いです。斑点は次第に大きくなり、最終的には枯れることがあります。

炭疽病の病原菌は、水不足や肥料不足などストレスを抱えた芝生を好む性質があります。そのため日頃から、適切な芝生の手入れをおこなっておくことが重要です。

まずは芝生の病気を特定する

殺菌剤を散布する道具

芝生に殺菌剤を散布する作業はかなりの労力を要します。また、殺菌剤を散布する際はさまざまな道具が必要になってきます。ここでは、芝生へ散布するときに必要となる道具についてご紹介していきます。

散布に使う道具

芝生に殺菌剤をまくときは、基本的にはじょうろを使用するとよいでしょう。しかし、庭の面積が広い場合は、タンクを使うと便利です。タンクを使うことで、多量の水で広範囲にまくことが可能になります。具体的には、水がたまったタンクにホースを入れ、ホースの先にノズルを取りけることで、水をまくことができます。

計量に使う道具

粉状の殺菌剤を水に溶かすときには、家庭用のはかりや計量カップを使いましょう。決められた使用濃度を守って正確に希釈して使用することが大切です。

間違った用量で希釈してしまうと、芝生の病気が悪化する原因になりかねないため、はかりや計量カップを正しく使用することが重要です。そして、必要な殺菌剤を水に溶かした後はじょうろに入れてさらに薄めましょう。

殺菌剤を散布する道具

かき混ぜるために使う道具

計量カップに入れた殺菌剤や、じょうろに入れた殺菌剤を混ぜるときには、攪拌棒と呼ばれる道具を使用します。攪拌棒はガラス製やステンレス製のものなどさまざまな種類があるため、使いやすいものを選ぶとよいでしょう。

芝生に殺菌剤を使用するときの注意点

芝生に殺菌剤をまくときは、じょうろや計量カップ、攪拌棒などを使用して、病気に合わせて正しく作業をおこなうことが重要です。ここでは、殺菌剤を散布する際の注意点を5つご紹介していきます。

用法用量を確実に守る

殺菌剤をまくときは、用法容量をきちんと守って使用することが重要です。誤って多めに水と混ぜあわせたり、少ない量で使用したりするのは避けましょう。

なぜなら、水と殺菌剤を適切な割合で混ぜ合わせないと、殺菌剤が効かない免疫がある病原菌が発生するなど、芝生へ悪影響を与えてしまうおそれがあるからです。そのため目分量で判断せず、計量カップやはかりを使用して正確に散布する量を調整するようにしましょう。

均一にまく

殺菌剤を散布するときは、できる限りまんべんなくまくことが大切です。まくときのポイントは、病気にかかっている箇所だけでなく芝生全体に散布することです。特定の箇所に集中してまいてしまうと、芝生にストレスがかかってしまい、悪化する原因になるので注意が必要です。

風のある日は避ける

風があると殺菌剤が正しく散布されず、水が目に入ったりするおそれがあるため、落ち着いた天候を見計らっておこないましょう。また、殺菌剤をまいた翌日に雨が降ると殺菌の効果が薄れるため、事前に天気予報をきちんと確認しておきましょう。

肌などに触れないようにする

芝生に殺菌剤をまくときは、薬剤が直接肌に触れないように注意する必要があります。そのため散布するときは、マスクやゴム手袋を着用しましょう。そして服装は長袖、長ズボンがよいでしょう。また、殺菌剤が目に入らないようにメガネも着用しておくとより安心です。

芝生に殺菌剤を使用するときの注意点

殺菌剤の説明書をよく読む

安全に殺菌剤の散布をおこなうためには、説明書に従って適切な手順で実行することが大切です。とくに殺菌剤の混ぜ方や薄め方、散布後の処理や保存方法などは正しい手順でおこなわないと芝生の病気がかえって悪化してしまうことになりかねません。

まとめ

芝生に殺菌剤を散布するときは、それぞれの病気に適した殺菌剤を選びましょう。そのためには、芝生に現れた初期症状を把握して何の病気にかかっているのか特定しなければなりません。また、殺菌剤の散布にはじょうろや計量カップ、攪拌棒などさまざまな道具を準備する必要があります。

「芝生に病気を発見したので殺菌剤をまいてみたけれど、きちんと効いているのかわからない。」こう感じた場合は、一度業者に相談してみましょう。業者に任せることで、芝生の病気予防や病気を特定することができ、病気を治す方法を知ることができるはずです。きれいな芝生を維持させるためにも、芝に適した殺菌剤を散布することはとても重要です。

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