芝生張りは簡単にできる!芝生の植え方やコツをわかりやすくご紹介

2022.7.12

芝生張りは簡単にできる!芝生の植え方やコツをわかりやすくご紹介

自宅の庭にきれいな芝生があると、フカフカで気持ちいいだけでなく、見ていてもきれいで美しく素敵な庭になるでしょう。しかし、「芝生張りって結構手間もかかりそうだし難しそう…」と興味があっても中々踏み出せない人もいるのではないでしょうか。

実は芝生張りはそんなに難しくありません。きちんとした知識と植え方、手入れの仕方を理解していれば簡単に植えることができます

そこで今回は、芝生の植え方とその後の手入れの仕方を説明していきます。

芝生張りに適した時期と場所

極端に暑かったり、寒い時期でなかったりすれば芝生張りは1年中可能といわれています。そのなかでも最も適している季節は、3月中旬から5月末くらいまでといわれています。

植え付けたあとに梅雨になることによって、水やりが楽になるだけでなく気温が高くなるため、芝の発育が促進されるのです。
一方秋に植えてしまうと、すぐに冬が来てしまい発育が止まってしまうので芝が根付かないおそれがあります。

必ずしも条件の悪い場所で、芝生は育たないのかといわれると決してそうではないようです。
日当たりが悪い場所でも芝生を元気な状態で育てるためには、日陰でも育ちやすい芝生の品種を選ぶことがポイントの一つです。

元気できれいな芝生を育てるためにも、芝生を植える場所の環境の状態をよく知り、芝生の植え方をしっかり理解しておくことを意識してみましょう。

芝生を植えるのに適した時期と場所

芝生を張るための土づくり

芝生張りには、最適な土壌の準備が大切です。土壌が悪ければ、芝生は病気になり、枯れてしまうこともあるでしょう。芝生は一度張ってしまうと土の入れ替えをするのは難しくなるので、慎重におこなう必要があります。

芝生張りに理想的な土となるのは水はけのいい土です。なかでも、空気の通りがよく乾きやすく、ある程度水分が含まれている「砂壌土」が芝生には適しているといわれています。

新築などで引っ越したばかりの土は、さまざまな砂土が混じっているだけでなく、コンクリートの破片や石なども出てくると思います。そのままの状態で芝生を植えてしまうと、生育スピードが場所によって変わってしまうので、必ず取り除きましょう。

石や雑草による凹凸がある土壌は、通気性が悪く、湿気がこもりやすい状態になってしまいます。水たまりなどができるとその水分によって、芝生の根が腐ってしまい、芝生が枯れることもあります。そのため、芝生張りをする前にしっかり取り除くことが重要です。

また、土壌の酸度も重要です。アルカリ傾向にある土壌は、芝の成長が遅くなるほか、病気にかかるリスクももっています。そのため、土壌は弱酸性にすることをおすすめします。酸性にしすぎても、芝生が育たないことがあります。

土壌改良のなかには、土を一度掘り出して新しい土を購入して入れ替える方法もあります。すでにある土には雑草の種なども混ざっているので、すべてを取り除くのは難しく、新しくきれいな土に入れ替えることで、土も新しくなります。

しかしこの方法だと費用が高くなってしまいます。新しい土の搬入などは、一人でおこなうのは難しいので、知識や経験豊富のある業者さんに依頼するようにしましょう。

芝生を植えるための土づくり

芝生の張り方手順

ではどのように芝生張りをしたら、順調に育つのでしょうか。そこで、ここでは芝生の植え方について、順にご紹介します。

雑草抜き

雑草抜き

芝生を植えたい場所の雑草を取り除いていきます。地下茎で増えていくような植物は、きちんと取り除いておかないとあとで芝生に悪影響を与えてしまうかもしれません。しっかりと除去しましょう。

地面の耕し 

地面の耕し

芝生は水はけのよい土を非常に好みます。深さは大体20~30cmほど耕すのがよいといわれています。このとき出てきた小石のようなものもきちんと取り除きましょう。芝生を植えたい場所の土が粘土質の場合、砂や腐葉土を混ぜることもおすすめです。

ゆるい傾斜をつけて、表面を平らに 

ゆるい傾斜をつけて、表面を平らに

芝に水がたまらないように、向かって外側にゆるい傾斜がつくようにします。その状態のままスコップやレーキを使って土の表面を平らにならしていきます。

水まき 

水まき

土の表面に水を先に撒くことによって芝の根が水を吸収しやすくなるだけでなく、地面にある砂がしまり、表面の凸凹が解消されていきます。

芝生を敷きつめる 

芝生を敷きつめる

自分の好みの植え方で、芝を土の上に敷き詰めます。張った芝生はしっかりと踏み、芝と土を密着させていきます。このとき、踏み過ぎると芝が傷んでしまうこともあるので注意しましょう。

 

芝生の張り方の種類と特徴

芝生の植え方にもいろいろな種類があります。種類と特徴についてみていきましょう。

目地張り

芝のマット同士のすき間を3cmから4cmほどあけて、芝を張る方法になります。植えた直後はすき間が目立ってしまいます。また、すき間が埋まるまでにも時間がかかってしまいますが、ベタ張りに比べると芝の量が2/3ほどで済むので経済的にも楽になります。

ベタ張り

マット状の芝をすき間なく、ぎっしりと並べていく張り方になります。
マットを1列に並べたあと、目地が十字にならないように、次の列は半分ずらして張ります。

すぐに芝生を楽しむことができますが、たくさんの芝が必要になってくるのでコストがかさんでしまうというデメリットがあります。

市松張り

芝のマットを市松模様に目を飛ばして張っていく方法です。イメージとしては、オセロの盤のような感覚で、張る場所と張らない場所を作っていきます。

ベタ張りや目地張りよりさらに空いているスペースが多いので、芝が一面に広がるまでの長い時間、草刈りなどの手間がかかってしまいますが、費用は抑えることができます。

すじ張り

5cmから10cmの幅に切った芝草を5cmから10cmのすき間ができるようあけ、1列に張る方法になります。切り芝を切らずに並べた場合も同じ効果を得ることができます。

芝生を張りたい場所が斜めになっているような傾斜地でも、無理のないよう芝を張ることができるのが最大のメリットです。

市松張りと同じように5割程の切り芝で済むことができますが、全面芝になるまでの時間が目地張りよりかかってしまいます。

芝生の植え方の種類と特徴

芝生を張り終えてからやること

芝生張りのあとは、おもに芝の成長を促進させる必要があります。そのためには、目土をして芝を保護することや適度な水やりが大切です。

目土をする

芝生の張ったあとに、土などをさらにかぶせて隙間にいれていくことを目土といいます。目土をすることで、乾燥から保護し適度な水分量を保つのです。
しかし、多すぎる目土は、芝生の成長を妨げてしまうおそれがあります。そのため、目土の量は芝生が完全に隠れない程度を目安とします。

圧着する

早く芝が根付くように、圧着をしていきます。圧着とは、ローラーなどで敷いた芝生の上から圧力をかけていくことです。こうすることで、根付きを促進させることができるのです。

水を撒く

張ったばかりの芝は乾燥に弱く、芽もあまり育っていないので十分な水分が必要です。そのため、芝生を張り終えたら水を撒きましょう。目安は芝生が水浸しになる程度とされています。この際、凹凸があると水たまりができやすいため、整地の段階で土壌を平らにすることをおすすめします。

芝生のお手入れ方法

芝生の植え方や手入れの基本は、芝刈りや水やり、除草、そして肥料です。
芝生は手入れをおこたってしまうと雑草がすぐに伸び、芝がはげてしまいます
密度のあるきれいで豊かな芝生へと育てていくには、日当たりなどのほかにも常日頃の管理と手入れが重要になってきます。

芝生の手入れはそれほど難しくはなく、家庭で楽しむような芝生は簡単な手入れでも十分にきれいさを保てます
しかし、芝刈り機の購入やコツコツとした水やり、除草などはやり続けなければなりません。

まとめ

きれいな芝生にするためには、必要な環境や条件はいろいろとあります。日当たりが悪い場所などでも日陰でも育ちやすい芝生の品種を選んだりして育てることはできます。

大事になってくるのは、自分が芝生張りをしようとしている場所がどういう環境なのかを理解し、それに対する対処法を見つけることです。

芝生の植え方次第で、芝生の成長が決まってきてしまいます。せっかく芝生を植えてもすぐにダメになってしまうこともあるのです。
そうならないためにも、不安であれば業者に相談してみることをおすすめします。業者に相談することで、いつまでもきれいな芝生を楽しむことができるかもしれません。

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