芝生の5月のお手入れ方法を解説!芝生の緑色を楽しむためのコツとは

2021.4.30

芝生の5月のお手入れ方法を解説!芝生の緑色を楽しむためのコツとは

きれいに成長した芝生は、寝転がってしまいたいくらいの気持ちよさを感じてしまいます。実際、お庭に芝生を育てて楽しんでいる人もいるでしょう。実は芝生の5月のお手入れは、注意するべきことが多いことはご存知でしたか。

きれいな芝生を育てるにあたって、5月の時期がとても重要になってくるのです。この記事では、芝生の5月のお手入れ方法について詳しく解説してきます。ぜひ参考にして、美しい芝生を楽しんでみてください。

芝生の5月のお手入れ①水・肥料のやり方

芝生には、暖地型芝と寒地型芝の二種類があり、それぞれ特徴が違います。暖地型芝は、高温や乾燥に強いところが特徴です。30℃以上の高温に耐えられることから、夏芝とも呼ばれています。寒地型芝は、寒さに強いところが特徴です。5℃以下の状況でも枯れることもありません。

このように、二種類の芝生は特徴がことなります。また、種類によってお手入れ方法も変わってくるので、それぞれ詳しく解説していきます。

暖地型芝の場合

芝生の5月のお手入れ①水・肥料のやり方
5月の気温はそこまで高くならないので、頻繁に水やりをおこなう必要がありません。しかし、気温が25℃以上の日が続いてしまったり、雨が降らない日が続いてしまったりすると、芝生は水不足をおこしてしまいます。状況を見ながら、乾燥しすぎない程度に水をあげるようにしてください。

また、5月の芝生は成長が旺盛になり始めるので、適切な配分で肥料を与えることも大事になってきます。5月の時期はリン酸・カリウムが多めの肥料を、1平方メートルあたり20gほど与えてあげましょう。

ほかにも、芝生の目土入れもおこなわなくてはいけません。目土には、発芽や発根を促進する役割があります。目土入れをおこなうことで、根付きや発芽を促進するだけではなく、芝生のデコボコの箇所を修復することができます。

寒地型芝の場合

寒地型芝の場合は、暖地型芝とはやり方がことなってきます。寒地型芝は乾燥に弱い芝生なので、水不足を起こしやすいです。週に3~4回の頻度で水を与えるようにしましょう

肥料の与え方は化学肥料を、1平方メートルあたり30gを目安に与えていきます。ほかにも、鉄や苦土を使った液肥を利用することで光合成が活発になり、葉の色が鮮やかになることが期待できるのです。

また、寒地型芝は暑さに弱いので、夏の時期は気温と日差しの影響で、光合成ができなくなってしまいます。そのため、夏に入る前に芝生に栄養を蓄積させておく必要があるのです。

ケイ酸、カルシウム、カリ、鉄、苦土を適量に混ぜたものを肥料として与えてあげましょう。芝生が蓄積した養分を、エネルギーに変換していきます。

芝生の5月のお手入れ②芝刈り・草取りのやり方

芝生の5月のお手入れでは、芝刈りと草取りも大事になってきますよ。それでは、具体的なやり方について解説していきます。

暖地型芝の場合

この時期の暖地型芝は成長が旺盛なので、週に1回は芝刈りをおこなう必要があるのです。また、芝生は芝刈りによって、成長を止められると生存本能で横に伸びようとします。結果的に芽数が増えて、芝生の密度を高める効果があるのです。そのため、こまめに芝刈りをおこなうことで、美しい芝生を作ることができます。

また、芝生の密度が低い時期は、雑草が生えやすくなっていて、除草をする必要があります。除草剤には成長しきった雑草を枯らすための「茎葉処理剤」と、成長する前にまいて雑草が生えることを防ぐ「土壌処理剤」の二種類が存在します。雑草の状況に合わせて、この二種類を使い分けましょう。

寒地型芝の場合

芝生の5月のお手入れ②芝刈り・草取りのやり方
寒地型芝の場合も、週に1回のペースで芝刈りをおこなってあげる必要があります。この時期は雨が降ることも多いので、晴れている日には積極的に芝刈りをおこなってあげましょう。芝生の葉が伸びすぎてしまうと、横に倒れてしまい見栄えがとても悪くなってしまいます。

芝生の5月のお手入れ③病害虫の対策

芝生の5月のお手入れでは、病害虫の対策も必要になってきます。病害虫は葉を食い荒らし、成長に悪い影響を与えてしまうのです。病害虫の脅威から芝生を守るためにも、具体的な対策について解説していきます。

暖地型芝の場合

5月の時期は、コガネムシ・ヨトウムシ・シバツトガなどの害虫が発生しやすくなっています。この害虫は、葉を食い荒らしてしまう性質をもっているのです。もし芝生に、変色や枯れなどの害虫による被害が表れてきたら、スミチオンと呼ばれる殺虫剤で早めに対処することが必要です

寒地型芝の場合

寒地型芝の場合も同じで、変色したり枯れたりするなどの変化を感じたら、対策を取るようにしましょう。前述したスミチオンと呼ばれる殺虫剤で対策するのもアリですが、食毒性のオルトランという薬剤で予防することも可能です。薬剤に浸透した芝生を害虫が食べることで、効果的に駆除することが可能です。

5月は芝張りや種まきに適した季節でもある

きれいな芝生を育てるうえで5月という時期は、手入れ以外にも芝張りや種まきにも適しているのです。ここでは、簡単に芝の張り方と種のまき方をご紹介していきます。

芝張りのやり方

暖地型芝も寒地型芝も5月から成長が旺盛になるため、芝張りをおこなうのには適しています。育てたいほうの芝を準備し、しっかりと除草作業をおこなったのち、芝張りをしてください。除草作業などの下地作りが不十分になってしまうと、きれいな芝生に仕上げることが難しくなります。手を抜かずに、しっかりと下地作りからおこないましょう。

芝を張ったら目土をまいて、十分に水を与えれば芝張りは完了です。より詳しく芝張りについて知りたい方は、「芝生張り替えの手順!二度と失敗しないための長持ちさせるポイント」を参考にしてみてくたさい。

種まきのやり方

5月は芝張りや種まきに適した季節でもある
芝生を種から育てる場合にも、下地作りはとても重要です。下地によって仕上がりが大きく変わってしまうこともあるので、しっかりと除草作業などをおこなってください。下地ができたら、芝生を育てたい場所に種をまいていきます。種をまいたら芝張りと同じように、目土をおこない十分な水を与えていきます。芝が芽を出して根付くまでは、水切れしないよう注意が必要です。

芝生を張るだけではなく、種をまくことで芝生を一から育てることも可能です。芝張りに比べると、低コストで芝生を育てることができます。より詳しく種のまき方について知りたい方は、「意外と簡単です、芝生の種まき!種まきの仕方と注意点を解説」を参考にしてみてください。

まとめ

芝生の5月のお手入れは、水やりをそこまでおこなう必要がありません。しかし、気温が25℃を超える日が続いたりすると水分不足になることが考えられるので、状況を見て水を与えることが大事です。

この時期は、芝生の成長が旺盛になっているので、適切な配分で肥料を与えることも大事です。とくに寒地型芝の場合は、夏の気温と日差しの影響で光合成ができなくなってしまいます。そのため、芝生に栄養をしっかりと蓄積させるようにしましょう。

このように5月の芝生のお手入れは、色々と手間がかかってしまうのです。もしお手入れが大変に感じるのでしたら、一度業者をご利用してみてはいかがでしょうか。

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