芝生にわかめが生えた!?水はけの改善でわかめの駆除と予防をしよう

2021.4.30

芝生にわかめが生えた!?水はけの改善でわかめの駆除と予防をしよう

芝生にブヨブヨとしたわかめのようなものが発生した場合、それは藻の仲間であるイシクラゲである可能性があります。このイシクラゲは、芝生に直接影響を与えることはありません。しかし、見た目が悪いためせっかくの芝の外観を損ねるだけでなく、放置すると増える可能性があります。

そんな芝生のわかめと呼ばれるイシクラゲは、どのようなものなのか詳しくみていきましょう。また、駆除方法や発生を防ぐための対策についても、ご紹介していきます。正しい方法で、芝生に発生するわかめのようなイシクラゲを取り除き、美しい芝生を取り戻しましょう。

芝生に生えるわかめの正体はイシクラゲという藻

芝生に生えるわかめの正体はイシクラゲという藻

庭の芝生にわかめのようなものが生えてきた場合、それは雨水の排水不良などによって発生する、イシクラゲという藻である可能性があります。このイシクラゲは、陸に生える藻の一種で、乾燥時はパリパリとした状態になりますが、水分を含むとヌメリを発生させブヨブヨとしたわかめそっくりな見た目になります。

おもに土の水はけが悪く湿気が溜まりやすい芝生に、イシクラゲが発生するとされています。また、種類が雑草ではなく藻であるため、根や茎はもっていません。光合成をする細菌が集まることによって形成されています。

さらに、このわかめによく似たイシクラゲは、かつて中国や沖縄などでは食用とされていました。しかし、現在では食用として食べることはあまりないようです。

そして、イシクラゲは黒くヌメヌメとしているため、芝にあると外観を損ねるだけでなく、悪臭や生育が悪くなる原因となってしまいます。そして、放っておくことで次々に増えるおそれがあるようです。正しく除去するためにも、次の章にて駆除方法についてみていきましょう。

芝生のわかめの駆除方法

芝生にわかめのようなイシクラゲが発生した場合は、放置しておくと大量発生する可能性があるため、早めの駆除が重要となります。しかし、雑草を枯らすのに活用される除草剤などは、藻には効果がほとんどないため注意が必要です。

わかめに似たイシクラゲには、グレープフルーツ種子抽出物などを含む、専用の駆除剤の活用が効果的です。この駆除剤をイシクラゲに散布することで、光合成をおこなうための機能を低下させ駆除することができます。

さらに、このグレープフルーツ種子抽出物などを含む専用の駆除剤は、除草剤とは異なり、化学成分が含まれていません。そのため、芝生や土に影響を与えることなく、安心して使うことができるようです。

また、このイシクラゲが乾燥した休眠状態の場合、駆除剤をうまく吸収せず除去することが難しいです。そのため、きちんと駆除効果を得るためにも、イシクラゲが濡れてブヨブヨとした状態、もしくは一度水をかけて濡らしてから駆除剤を散布するようにしてください。

芝生のわかめを生えにくくするには

芝生のわかめを生えにくくするには

芝生のわかめとされるイシクラゲは、うまく駆除できたとしても、土の排水性が悪いと再び発生する可能性があります。また、土が踏み固まった場所に多く発生する傾向もあるため、芝生に再びイシクラゲを生えないよう、土壌の水はけを改善してあげることが大切です。

芝生の土質が固く雨水の水はけが悪い場合は、エアレーションと呼ばれる土に穴をあけてほぐす作業が効果的です。この作業をすることで、水はけが改善しイシクラゲを生えにくくすることができます。

このエアレーション作業をおこなうには、まず土に穴をあけるためのローンスパイクと呼ばれる道具が必要となります。このローンスパイクを足で踏み込み、5cmを目安に等間隔で芝生に穴あけをおこないましょう。そうすることで、土がほぐれ水はけや通気性のよい性質に改善することができます。

しかし、芝生の土壌はしばらくすると再度踏み固まり水はけが悪くなってしまうと、イシクラゲが発生しやすくなってしまうおそれがあるため、注意が必要です。できるだけ芝生にわかめが生えるのを防ぐためにも、定期的にこのエアレーション作業をおこなうことが大切となります。

除草剤をまくと藻が増える?

除草剤をまくと藻が増える?

芝生の排水性が悪いことで発生することの多いイシクラゲは、藻であるため除草剤は効果がありません。さらに、芝生に生える雑草を枯らすために除草剤を使った場合、かえってイシクラゲの生長を助け増加しやすくなる可能性があるとされています。

芝生に生える雑草が除草剤によって除去されると、地面に日光が当たりやすくなります。そうなることにより、イシクラゲはこれまで以上に生長や繁殖が可能となります。そのため、除草剤によってイシクラゲが生長するわけではなく、繁殖しやすい環境作りを助長する結果となってしまうのです。

また、この芝生のわかめと呼ばれるイシクラゲは、生命力が非常に強いうえ、日当たりのよい湿った環境であれば発生しやすくなります。発見したときには、少しでも早く駆除剤で除去することが大切です。もし自分で駆除をおこなうのが不安な場合は、業者に依頼するのもひとつの方法です。

まとめ

芝生の土が固く雨水などの水はけが悪いと、イシクラゲと呼ばれるわかめによく似た藻が発生しやすくなります。また、通常の雑草のように除草剤を使って除去することができないうえに、非常に生命力が高いため、放っておくと増殖するおそれがあります。

そんな芝生のわかめであるイシクラゲには、グレープフルーツ種子抽出物などを含む専用の駆除剤を活用することで、除去することが可能です。しかし、イシクラゲは数が多いと除去が大変なうえにヌメリがあるため、触れるのに躊躇する方も多いのではないでしょうか。もし、自分での駆除が不安な場合は、業者に依頼して除去してもらうのがおすすめです。

芝張りは下地作りが重要

現地調査、事前見積もり無料!

※対応エリアや加盟店によって変わります

芝張りで重要なのは下地作り。この作業を手抜きしてしまうと、芝がきれいに育ちません。上手くいかないときはプロにお任せするのも1つの手です!

『生活110番』では、
お住いの地域で人気のプロを探せます

芝生を活性化させるエアレーション施工もおこなっています。

芝張り 平米 2,800円~
芝張りのおすすめ業者を見る

関連記事カテゴリ一覧

芝張りの記事アクセスランキング

芝張りの最新記事

カテゴリ別記事⼀覧