寒さに強いケンタッキーブルーグラスの育て方と夏季の手入れを紹介！

ケンタッキーブルーグラスは、海外から輸入された西洋芝（洋芝）の一種です。芝草としてだけでなく牧草などにも使用されており、日本でも庭の芝生として人気です。また、基本的に日本芝は暑さに強いという特徴がありますが、西洋芝であるケンタッキーブルーグラスは寒さに強いという特徴があります。

この記事では、「庭に緑を取り入れたい」「芝生を検討している」という方に向けて、ケンタッキーブルーグラスの育て方や育てる際の注意点などについてご紹介します。ぜひ、参考にしてみてください。

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ケンタッキーブルーグラスの育て方

ケンタッキーブルーグラスの育て方には、「種まきから始める方法」と「切り芝を植え付ける方法」の2種類があります。

種まきから始める方法の場合、ケンタッキーブルーグラスがしっかりと芝草になるまで、育てる必要があります。種から育てていくため、ケンタッキーブルーグラスが育つ過程を楽しむことができるのが魅力です。

芝生を植え付ける方法の場合、ホームセンターや通販などで購入したケンタッキーブルーグラスの切り芝を自分で庭に植える必要があります。植え付けの場合、種まきと違ってケンタッキーブルーグラスが芝草になるまで、育てる必要はありません。そのため、種まきよりも手軽に育てることが可能です。

どちらの方法も一長一短なので、自分に合ったケンタッキーブルーグラスの育て方を選ぶようにしましょう。

ケンタッキーブルーグラスは夏に注意が必要

ケンタッキーブルーグラスのような西洋芝は、基本的に「寒さに強く、暑さに弱い」という特徴があります。温暖地に限らず寒冷地であっても、夏は注意して育てる必要があります。

とくに、30度を超える気温の場合、ケンタッキーブルーグラスの育て方によっては、暑さで夏枯れを起こしてしまうおそれがあるのです。そのため、ケンタッキーブルーグラスを夏に育てる場合は、芝の温度を下げるためにできるだけ毎日水やりをおこなうようにしてあげましょう。

もし、ケンタッキーブルーグラスが夏枯れを起こしてしまった場合は、新たに種をまいて芝を生やす「追いまき」という方法で対処することもおすすめです。追いまきは、芝を生やしたい場所に種をまくだけなので、手間もほとんどかかりません。

ケンタッキーブルーグラスが好む環境

ケンタッキーブルーグラスの育て方において、ケンタッキーブルーグラスが好む環境を用意してあげるということが大切です。好む環境で育ててあげることで、健康的で美しいケンタッキーブルーグラスに仕上げることができます。

寒さに強く暑さに弱いという特徴があるケンタッキーブルーグラスは、15度～20度前後が育てるのに適した気温となっています。また、暑さには弱いですが日光がよく当たる場所を好んでいるため、できるだけ日陰のない場所で育ててあげるのがおすすめです。

ほかにも、水はけのよい場所で育ててあげることで、根腐れを起こさず健康に育てることができます。

ケンタッキーブルーグラスの植え方

ケンタッキーブルーグラスの植え方には、種を植える方法と切り芝を植える方法があります。

前述したケンタッキーブルーグラスの育て方でご紹介したように、種まきから始める方法と切り芝を植え付ける方法のどちらを選んだかによって、植え方も異なるのです。

以下に、ケンタッキーブルーグラスの植え方について、それぞれの方法についてご紹介します。

種を植える方法

ケンタッキーブルーグラスの種を植える場合、寒冷地では6月～8月、温暖地では9月～10月が種を植えるのに適した時期となっています。ただし、地域によっては9月になっても気温が30度以上になっているかもしれません。そのようなときは最高気温が27度を下回るようになった頃に、種を植えるとよいでしょう。

種を植える方法については、種を植える前に床土が平坦になるように熊手を使って整地しておきましょう。床土を整地しておくことで、均一でキレイに種を植えることができます。このとき、床土に少しだけ傾斜をつけて、水はけをよくしておくのがおすすめです。

ケンタッキーブルーグラスの種は、整地した床土の上に1平米あたり15g程度を目安に均一に植えるとよいでしょう。種を植え終わったら、種を軽く覆うように目土をまいて上から踏み固めて、種植えが完了となります。目土とは、種の上にまく水はけのよい土のことです。目土をまくことで、種の発芽を促進させることができます。目土は、ホームセンターや通販などで購入することが可能です。

種を植え終わったら、種が流れない量でたっぷりと水やりをおこなうことで、3週間程度で発芽させることができるでしょう。

切り芝を植える方法

ケンタッキーブルーグラスの切り芝を植える方法の場合、寒冷地・温暖地ともに春か秋が植え付けに適した時期となっています。夏と冬に切り芝を植え付けることも可能ですが、夏の暑さで弱ってしまったり、極端に寒い冬には生長が止まったりするおそれがあるためです。

切り芝を植える方法については、種をまく方法と同じく、まずは芝生の土台となる土（床土）を熊手で整地してから植えるようにしましょう。床土の整地が終わったら、床土の端から切り芝を植えていきます。

すべての切り芝を植え終わったら、切り芝の上に芝生がうっすら見える程度に目土をまいて、上から踏み固めて切り芝の植え付けが完了となります。

どちらの方法でも、植え付ける範囲が広い場合は重労働となります。ひとりで作業するのが大変だと思った場合は、業者に依頼するのがおすすめです。また、業者であれば、床土の整地や植え付けをキレイにおこなってもらうことができます。

まとめ

ケンタッキーブルーグラスの育て方には、種まきから始める方法と切り芝を植える方法があります。どちらの方法でもケンタッキーブルーグラスを育てることができるので、自分に合った方法を選びましょう。

また、どちらの方法でも、ケンタッキーブルーグラスは「寒さに強く暑さに弱い」という特徴がある西洋芝の一種なので、適した環境で育てていくことが大切です。ケンタッキーブルーグラスの場合は、水はけがよく日当たりのよい場所が最適です。30度を超えるような夏の時期は、定期的に水やりをおこないましょう。

植え方については、種まきから始める方法と切り芝を植える方法で異なっていますが、整えた床土の上から種か切り芝を植えていくので、おおまかな手順は似ています。しかし、植え付ける範囲が広い場合は、重労働でキレイに植え付けることが困難な場合もあります。

そういったときは、業者に相談するのがおすすめです。業者であれば、ケンタッキーブルーグラスを健康的でキレイに植え付けてもらうことができるでしょう。