芝刈り機は、芝のお手入れをするうえで欠かせないアイテムです。しかし、芝刈り機にはさまざまな種類があるため、「どれを選んだらよいかわからない」という方も少なくないでしょう。
芝刈り機はリール式芝刈り機やロータリー式芝刈り機といった刃のタイプと手動式や電動式など動力で選ぶ方法があります。そこでこの記事では、それぞれのタイプの得意分野について紹介していきます。
目次
リール式芝刈り機とロータリー式芝刈り機では得意分野が違う
まずはリール式芝刈り機とロータリー式芝刈り機の違いについて見ていきましょう。ご自身に合った芝刈り機を見つけるためにも、ぜひ参考にしてみてください。
リール式ならきれいに芝を刈れる
リール式芝刈り機は、らせん状の刃がついている筒のような部分と、固定された「ベットナイフ」という部分がすり合わせながら芝を切っていく芝刈り機です。
リール式の一番の特徴は、仕上がりがよいことです。切れ味がよいので、芝のダメージが少なくきれいに仕上げることができるのです。また、低い位置で草刈りをおこないたい場合でも、刈ることができます。
ただ、リール式では長い雑草を刈ることはできないので、芝刈りをこまめにおこなうのが難しい方は、この後ご紹介するロータリー式を選ぶとよいかもしれません。リール式は、「手間がかかってもキレイな芝にしたい」という方によいでしょう。
ロータリー式なら長い芝でも刈れる
ロータリー式芝刈り機のメリットは、長い芝を刈ることができる点です。「芝刈りが面倒で放置したら芝が伸びすぎてしまった……」という場合でも、ロータリー式なら刈ることができます。
また、ロータリー式は刃を高速回転させる仕組みのため、刈るスピードが速いです。そのため、刈り込みもより効率的におこなうことが可能です。さらに、お手入れも刃を交換するだけで手軽におこなえます。
ただ、ロータリー式は切り口が粗いので、芝が変色してしまうこともあります。そのため、「仕上がりよりも手間の少なさを重視したい」という方におすすめです。
バリカン式の芝刈り機もある
芝刈り機には、リール式やロータリー式のほかに、バリカン式のものもあります。バリカン式は金属製の刃がついていて、ハンディタイプとスティックタイプに分けられます。ハンディタイプはアイロンのように滑らせるようにして、スティックタイプは立った状態で押し進めることで芝刈りをおこないます。
バリカン式は比較的コンパクトなことがメリットです。「家の庭にはリール式やロータリー式芝刈り機では大きすぎて作業しにくい」といったときでも、バリカン式なら芝刈りをおこなうことができます。
芝刈り機の得意分野は動力でも変わってくる
芝刈り機は、リール式芝刈り機やロータリー式芝刈り機のように刃の種類で選ぶ方法もありますが、「手動式」「電動式」「エンジン式」といった動力で選ぶ方法もあります。それぞれの特徴について見ていきましょう。
手動式は30坪以下の芝生向け
手動式は、人が芝刈り機を手押しすることで草を刈っていく方法です。手動式のメリットは、安価なことです。商品にもよりますが、数千円程度で手に入るものもあり、ほかの芝刈り機に比べて手頃に手に入れることができます。
しかし、手動式は手押しする必要があるので、身体的な負担がかかります。そのため、広い範囲の芝刈りを手動式でおこなうのは大変なので、芝刈りをおこないたい部分の面積が30坪以下の場合に使うのがよいでしょう。
電動式は30坪~100坪の芝生向け
芝を刈る範囲が30坪~100坪のときは、電動式を使うのがおすすめです。電動式は、電力を使って芝を刈る方法で、手動式に比べて効率的に芝を刈ることができます。
電動式は充電式とコード式に分けられます。近くにコンセントがあるならコード式、ないなら充電式を使うとよいでしょう。
エンジン式は100坪以上の芝生向け
芝を刈る範囲が100坪を超える場合は、エンジン式がおすすめです。エンジン式は、ガソリンによってエンジンを動かし、草を刈る方法です。パワーがあり、刈り込み幅も広いものが多いので、手動式や電動式よりも効率よく作業をおこなうことができます。
ただ、エンジン音が大きいので、近隣の方に配慮しておこなう必要があります。また、費用も手動式や電動式と比較すると高額で、約3万円~20万円が相場だそうです。
そのため、「エンジン音を静かにしたい」「安価に抑えたい」という方は、ほかの芝刈り機を選ぶことをおすすめします。
芝刈り機を選ぶときは刈り込みできる幅や高さもチェックしよう
芝刈り機を選ぶときは、リール式・ロータリー式芝刈り機といった刃のタイプと、動力を考慮して選びましょう。そのうえで、刈り込みできる幅や高さもチェックしておいてください。刈り込みできる幅が広いほうが、一度に広範囲の芝を刈れるので効率よく刈ることができます。
ただし、幅の広いものは小回りが利きにくいので操作しにくいかもしれません。そのため、効率性を重視するなら幅が広いものを、操作性を重視するなら幅の狭いものを選ぶのがよいでしょう。
また、ご家庭の芝に合った高さの芝生にできる芝刈り機を選ぶことも重要です。芝生は、短く切りすぎると枯れてしまうからです。
植物には「生長点」という、細胞分裂をおこなって植物を生長させるためのポイントがあります。つまり、生長点を切ると、植物は枯れてしまうのです。
芝生はだいたい頂点から3分の1程度刈れば生長点まで刈り込むことがなく、枯れないといわれています。ご家庭の芝生の長さを考慮し、刈りすぎない高さに設定できる芝刈り機を選びましょう。
もし、「ご家庭の芝生に合った芝刈り機がわからない」「芝生を刈りすぎて枯らしてしまわないか不安」という方は、業者に芝刈りを依頼することがおすすめです。
業者に依頼することで、知識や経験のあるスタッフが作業に来てくれるので、失敗して枯らしてしまう心配もありません。また、適切な芝刈り機を選ぶうえでのアドバイスをもらうこともできるでしょう。そのため、自分で芝刈りをおこなうのに自信がない方は、業者への依頼も検討してみてください。
まとめ
芝刈り機は、「リール式芝刈り機」「ロータリー式芝刈り機」に分けられます。リール式はきれいに仕上げることができ、ロータリー式は効率よく作業をおこなうことができます。そのため、仕上がりを重視したいならリール式、作業効率を重視したいならロータリー式を選ぶとよいでしょう。
さらに、芝刈り機はリール式・ロータリー式のように刃のタイプと、「手動式」「電動式」「エンジン式」のように動力で区別することができます。それぞれ、芝生を刈る範囲を考慮して選ぶとよいでしょう。
また、刃のタイプや動力を選んだら、刈り込みできる幅や高さも確認し、ご自身に合った芝刈り機を選びましょう。
もし、「自分に合った芝刈り機がわからない」「自分で芝刈りをおこなうのが難しい」という方がいれば、業者に芝刈りを依頼するのも手段のひとつです。業者に依頼することで、手間をかけずにキレイな仕上がりにすることができます。
さらに、業者作業をおこなうことで、「芝を刈りすぎて枯れてしまった」という事態も防ぐことができます。自分で芝刈りするのが難しいなら、ぜひ業者への依頼も検討してみてください。
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