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草刈り不要に!防草シートを選ぶポイントと施工のコツ

生い茂る雑草は何度抜いても生えてきますし、根も地中深くまで張るので、除去をするのが大変ですね。雨の日に草むしりはしたくないですし、かといって天気のよい日は熱中症対策もしながらの作業になります。ちょうどよい気候の時は、虫刺されがひどくて嫌なものです。草むしりを減らすには防草シートがおすすめかもしれません。防草シートはどのようなものなのか、またどのように使用するのがいいのか知って役立ててくださいね。

防草(除草)シートの効果とは

防草シートとは、雑草を生やさないように土に被せて使用するシートのことです。植物が育つために必要な日光を遮断します。上からシートをかぶせるので、土の上に種子が落ちるのを防いでくれますし、小さな芽が万が一シートの下から生えようとしても貫通できない抵抗力を備えています。

防草シートを選ぶときはここをチェック!

▼遮光性がしっかりしているか
防草シートにとって、最も優れていなければならない要素だといえます。植物が成長しないようにするためには光合成をできないようにしなくてはなりません。太陽光を遮断する能力を数値化したものが遮光性となりますので、遮光性に信頼がおけないようなシートを選んではいけません。

▼貫通抵抗力が強いものか
遮光を完璧に行って光合成を防いだとしても、シートを貫通されてしまうとその上で育ってしまいます。地下茎を持つ植物は、地中で広くつながるように根を張っているため、別の場所で光合成ができて根が生きていると、防草シートを突き破って生えてきてしまいます。このような地下茎を持っている植物が生えてこないように貫通抵抗力が強いシートを選ぶことが大切です。

▼透水性があるか
透水性がないシートを使ってしまうと、雨が降った時に水たまりがシートの上にできてしまうので大変です。水たまりはやがて泥になってしまい、その泥に雑草の種子が付着すれば、成長してしまいます。また、透水性が無いシートを斜面に敷いてしまうと、その上を雨水がつたって思いもよらない場所へ排水されてしまう恐れがあります。土砂崩れの原因や、近隣トラブルに繋がらないようにするためにも、透水性のあるシートを選ぶようにしましょう。

▼耐久性はどうか
せっかく防草シートを敷いて、雑草を管理しようというのですから長く使用できるものであることが大切です。それだけのコストに見合う、耐久性があるのかどうかを選ぶ基準にするとよいでしょう。

▼施工しやすいものか
防草シートの重量についてもある程度考えておきましょう。重いものは施工するのが大変です。特に斜面に使う場合は、重さが施工の問題とならないか十分に検討しましょう。

日光

防草シートのメリット・デメリット

メリット

●費用の安さ
長期の効果が期待でき費用を抑えることができます。ホームセンターなどでも購入が可能です。ただし、値段を意識しすぎて性能の低いものを選んでしまうこともありますので、ご自宅の施工場所にあったものを選ぶようにしましょう。
●水を通しながらも、しっかりと防草してくれる
防草をしながら水を通すので水が溜まってしまうことを防ぐことができます。ただし、もともと水はけが悪い場所に防草シートを敷いたからといって透水性が改善されるわけではありません。
●薬剤を扱わないので、ペットや環境にやさしい
薬剤を使わないので、どこのご家庭でも問題なく使用できると言えます。とくにペットを飼っているご家庭では、除草剤を使うことをためらわれる方も多いようです。

デメリット

●景観が損なわれる
一般的な防草シートは、黒い色をしているものが多いのでそのまま空き地に轢いたりする場合には目立つことが多いようです。しかし防草シートに注目が集まっている昨今では、メーカーから茶色や緑色の防草シートも販売されています。景観を意識したいのであれば、色味にもこだわってみましょう。

●経年劣化がある
防草シートは長く使用できるものではありますが、やはり少しずつ劣化をしていくものです。ものによって劣化の速度は異なりますが、紫外線、風、雨やその上を歩く場合には摩擦によって劣化していきます。

●最終処分の方法
ほとんどの防草シートは産業廃棄物として、各自治体に問い合わせて適切な処分を確認して捨てるようにしなくてはいけないようです。購入するときに処分方法がどのようになるのかお店に聞き、処分しやすい防草シートを選ぶという方法もあります。

はてな

防草シートを長持ちさせるために

防草シートを長持ちさせるためには、施工する前の下準備が大切です。防草シートを敷く前に、草を刈るだけではなく根元から除去するようにしましょう。生命力の強い雑草は、根が生きていると、そこから再生して防草シートを突き破ってしまう可能性が高いです。突き破るまで行かなくても、シートと土の間に隙間ができると劣化につながってしまいます。根っこをしっかりと除去するためには、除草剤を併用するのがいいかもしれません。

シートを貼る場所は平らに慣らしておくことも防草シートを長持ちさせる工夫になります。広さによっては業者に依頼してしっかりと平らにしてもらうのがいいでしょう。
凹凸があることによって、風が吹き込んでしまい、シートが擦れて破れにつながることがあります。ピッタリと地面に張り付くような施工がベストだといえます。

風でめくれないように、しっかりと固定をすることも大切です。固定ピンの数は減らさないようにしましょう。

防草シートでも防げない?強害雑草の「スギナ」とは?

スギナは、シダ植物の仲間で多年草です。そのため冬になっても枯れません。スギナは種子ではなく胞子によって繁殖します。胞子を飛ばすのが、地上茎の部分で春先に出てくる「ツクシ」です。ツクシとスギナは同じ植物であるということです。スギナの根は地上茎に対し、地下茎とよばれるもので地中深く繋がっています。

そのため地表でスギナやツクシが大量にみられる場合は、地中にはびっしりと根が張っていることになります。一本を抜いたところでダメージは少なく、一部に防草シートを覆っただけでは、覆われていない部分のスギナが光合成を補うため、防草シートの下から再生してシートを突き破ってしまうのです。
このような地下茎をもつ雑草を防除するためには、根から除去を行った後、シートを被せる必要があります。

つくし

まとめ

植物の成長にとって欠かすことのできない光合成を防ぐことで、雑草を生やさなくしてくれる防草シートは便利です。水を通しながらも、防草できるところがただのビニールを使うのとは違うところだといえます。
景観を意識した防草シートも販売され始めているので、選んで使うといいですね。
防草シートを長持ちさせるためには、摩擦を少なくすることが大切なので地面を平らに慣らしてからしっかりと固定することが大切といえます。
長持ちして効果の高い防草シート選び、それに合った施工についてお考えなら業者に相談するのもいいと思います。

防草シートの相談や施工を依頼したいなら

依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「草刈り」をご覧ください。

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